胃がん克服
胃がん治療
がん細胞消滅の映像を無料配布
がん手術後の再発防止、転移予防、残存がんの治療のために知っておきましょう
がん患者、その家族が知っておくべきこととは?
がん患者の苦しみやその家族の悩み、そんながんに悩んでいる方たちが知っておくべきこととは?

胃がん 自覚 症状

胃がん自覚症状

喉頭がん、下咽頭がんなどで手術により喉頭を摘出すると、声を出すことができなくなります。このような場合、電気喉頭や食道発声で音声を代用することになります。しかし、電気喉頭による発声は手技は容易ですが音声が機械的であり、一方、食道発声では音声は肉声ですがその技術の習得が困難という問題があります。そこで耳鼻咽喉科では、喉頭を摘出された患者様に対して、残った気管と食道の間にシャントと呼ばれる小さな穴をあけてそこに細いチューブを留置し、肺・気管からの吐く息を食道に導いて発声するシャント発声という方法も行っています。シャント発声ではチューブを定期的に交換する必要がありますが、容易に肉声で話すことが可能となります。
患者様のがんの状態によっては、手術や通常の放射線治療を行うよりも特殊な放射線である粒子線治療を行う方が望ましい場合もあります。このような場合は線医療センターや医科学センター病院にご紹介しています。また、良性の腫瘍についてはいたずらに手術を行うのではなく、適応を厳格にして必要なものに対してのみ手術を行っています。
がんの治療においては先ずがんを根治することが大前提ですが、耳鼻咽喉科ではこのように治療により生活の質が低下することを出来るだけ抑えるよう努めています。
甲状腺がんについて
舌がんや喉頭がん、咽頭がんに代表される頭頸部がんは、その殆どが病理組織学的には扁平上皮がんと呼ばれるものですが、甲状腺がんは病理組織学的に乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんに分類されます。日本における甲状腺がんの90%は乳頭がんであり、更にその90%は適切な治療を受ければ生命を脅かすことのない予後良好ながんです。甲状腺がんは基本的に手術により治療されます。肺や骨などへの遠隔転移に対しては、放射性ヨードを用いた特殊な放射線治療が行われます。
甲状腺がんの症状のひとつとして、また甲状腺がん手術の後遺症のひとつとして声嗄れがあります。これは声帯を動かす反回神経にがんが浸潤したために、あるいは手術で反回神経を犠牲にするために生じます。こうした場合でも耳鼻咽喉科では、音声改善手術をすることにより声嗄れを大きく改善することが可能です。また、甲状腺の進行がんでは喉頭摘出や気管を切除することが必要な場合もありますが、こうした手術や術後の管理は私どもが専門とするところです。
また、甲状腺がんではありませんが、甲状腺機能亢進症では眼球が突出して視力障害を生じることがあります。こした場合も鼻からの内視鏡手術により、顔面の皮膚を切開することなく症状を改善することが可能です。
頭頸部がんの患者様へ
耳鼻咽喉科ではそれぞれの患者様に適した最善の治療を提供させて頂くよう努めています。頭頸部がんでお悩みの方、頭頸部がんをご心配されている方は、お気軽にご来院下さい。紹介状は必ずしも必要ありませんが、今まで診療を受けられた医師からの紹介状があれば、それだけ早めに治療を開始することができます。また、紹介先の病院・医院から当科の診察の予約を取って頂くことが可能です。
研究:腫瘍グループ
医療をより発展させて、がん患者様により良い診断方法、より良い治療方法を提供することは大阪大学の責務です。そこで私ども耳鼻咽喉科では、臨床応用を目指して現在は下記のような研究を進めています。研究成果はなどの一流専門誌に発表されています。
3
による甲状腺良・悪性腫瘍の鑑別診断
3
は分子量 31kDaのβ-ガラクトース特異的レクチンであり、相補的糖タンパクと結合することにより様々な生理作用に関与することが知られています。我々を含めた国内外のグループからの報告により、細胞質3が甲状腺乳頭がんの腫瘍マーカーとなることが確立されました。更に我々はlinked (ELISA)による3定量キットを開発し、甲状腺腫瘤の穿刺吸引細胞診検体における3を定量することにより甲状腺乳頭がんの確定診断が可能であることを確立しました。これは高濃度のgalectin-3を証明するだけで、細胞形態に頼
ることなく甲状腺乳頭がんの診断が可能であることを示すものです。従って、優れた病理診断医が不在でも容易に甲状腺乳頭がんの診断が可能となります。
甲状腺においては悪性の濾胞がんと良性の濾胞腺腫を術前に鑑別することは、明らかな転移巣がない限り不可能です。濾胞がんと濾胞腺腫は、被膜あるいは脈管浸潤の有無により規定されるため、術前の細胞診ではこうした所
見を特定できないからです。しかも、手術摘出した標本を用いた病理診断でも、被膜あるいは脈管浸潤が顕著でない場合は、良・悪性の鑑別に悩むことが少なくありません。3がこうしたジレンマを解決する分子となることが期待されています。我々が開発したELISAが有効利用される日が近いかもしれません。
2. p53
遺伝子変異に基づく頭頸部進行がんに対する化学放射線同時併用療法の効果予測
頭頸部進行がんに対して化学放射線同時併用療法は非常に有効な治療法ですが、決して万能ではありません。治療後もがんが消えない方、治療によりが
んが一旦消えても早期に再発してくる方がおられます。こうした方には最初から手術治療を行う方が望ましいと思われます。そのためには化学放射線同時併用療法の治療効果の予測をする指標が必要であり、その指標に基づき手術あるいは化学放射線同時併用療法を選択するいわゆるオーダーメイド医療が可能となります。我々はがん抑制遺伝子であるp53の変異の有無を分子生物学的に解析していますが、下咽頭がんでp53遺伝子変異があると化学放射線同時併用療法後にがんが遺残あるいは再発しやすい可能性が明らかとなってきました。
3.
頭頸部がんにおけるパピローマウイルスの感染
パピローマウイルスは子宮頸がんの原因として知られていますが、我々がと呼ばれる新しい方法により解析したところ、頭頸部がんの一部、特に中咽頭がんの約4割にパピローマウイルスの感染が認められました。頭頸部がんの原因は主に喫煙・飲酒ですが、パピローマウイルスはに関係なく頭頸部がんの成因となると考えられます。一方、パピローマウイルスに感染している頭頸部がんは予後が良好な可能性があり、現在も解析を続けています。
4.
による頭頸部進行がんに対する化学放射線同時併用療法の効果判定
一定以上の頸部リンパ節転移を認める場合には、化学放射線同時併用療法後に頸部リンパ節の治療効果の如何にかかわらず、頸部リンパ節の処理を行う、即ち頸部郭清術を行うという考え方があります。しかし、頸部郭清術を行うと、頸部の鈍痛やこわばりといった後遺症を生じるために、頸部郭清術
はいたずらに全員に行うのではなく、本当にリンパ節にがんが残っている方、あるいは将来リンパ節にがんが再発してくる方に絞って行いたいところです。そこで我々は、化学放射線同時併用療法の前後に行うFDG-PETおよびCTにより、こうした方を特定することができないか検討を続けています。耳鼻咽喉科で扱う癌【がん】は頭頸部がんと呼ばれます。頭頸部は脳より下方で鎖骨より上方の領域で、口腔、咽頭、喉頭、鼻腔、副鼻腔、唾液腺、甲状腺などが含まれます。つまり耳鼻咽喉科で扱うがんは、口(舌がん、歯肉がん、口腔底がんなど)、のど(上・中・下咽頭がん、喉頭がんなど)、はな(鼻・副鼻腔がん)や唾液腺(耳下腺がん、顎下腺がんなど)、甲状腺に発生するものです。このうち舌がんに代表される口腔に発生するがんは、歯科医師である口腔外科医も治療を行っていますが、実は耳鼻咽喉科が扱う主要ながんのひとつです。頭頸部領域は、咀嚼・嚥下という摂食に関する機能、構音・発声という音声言語に関する機能に密接に関与しています。従って、頭頸部がんの治療においては、食事を摂る、会話をするという生きていく上で必要不可欠な機能をできる限り温存すること、即ち臓器をできる限り温存することが重要となります。
がんの治療には手術、放射線、抗癌剤が3本の柱として用いられますが、患者様の状態やがんの進行度に合わせて、これらの治療法を単独であるいは組み合わせて行います。がんはその進行度に応じて第I期から第IV期まで4段階の病期に分けられます。第III期がいわゆる早期がん、期が進行がんに相当します。頭頸部がんの場合、一般に早期がんは手術あるいは放射線で、進行がんは手術と放射線を組み合わせて治療が行われます。抗癌剤は補助的に用いられます。近年は進行がんの治療として、抗癌剤治療と放射線治療を同時に行う化学放射線同時併用療法が手術に替わる治療法として脚光を浴びています。
頭頸部がん治療の成績
耳鼻咽喉科では年間約100例の新たな頭頸部がんの患者様の治療を行っています。頭頸部がんで最も予後が不良ながんは下咽頭がんですが、最も進行した病期である第IV期の下咽頭がんに対して手術を主体とした治療を行った場合、5年生存率(全体の何%の方が治療後5年間生存しているかを評価するもので、一最近、前立腺癌患者の来院が多くなっている。重粒子線治療の成績が良い方に評価され始めたことにも起因するが、発生頻度が急激に増加していることも確かである。
昭和35年度と平成11年度の全国の部位別癌死亡統計と比較すると、男女とも胃癌は大幅に減少、女性では子宮癌も減少、男女とも肺癌が増加、全体として男性は増加しているが、女性は減少。前立腺癌は4倍弱の増加であり、結腸癌の4倍強に次ぐものである。
国際的な発生頻度は欧米に比べると日本はまだ低い。アメリカの黒人と比べると10%程度(1985)であるが、しかし近年は食・生活環境の欧米化に伴い、ハワイ在住の日本人(40%)並みには増加しているのではないかと考えられる。年齢的には50歳代までは少ないが、加齢に伴った男性ホルモン分泌減少により、60歳以降は急激に多くなっている。これは癌が臨床的に確認されるのがこの年代から多くなるということで、それ以前の症状のない時期(いわゆるラテント癌)は約10年間で、癌細胞の発育は非常にゆっくりしたものと考えられている。
現在、早期診断には血液検査での前立腺腫瘍マーカーPSAの測定が有効である。排尿異常などの症状がなくても、特異的に癌を推定することが可能である。
長い経過をもつ癌であるが、治療せずに放置しておけば、癌細胞は前立腺の被膜外まで浸潤発育し、骨盤内・傍大動脈リンパ節や骨への転移を起こすので、全ての癌の場合と同様に、早期発見・早期治療の基本概念は一番大切にしなければならないことである。
治療法には、内分泌(ホルモン)療法、手術切除、放射線照射、化学療法などがあるが、癌の進展状況(臨床病期)によって適応方針は異なっている。例えば、早期癌のA1(偶然発見された、片葉に少量だけ限局している高分化腺癌)では、そのまま定期観察を続けて、もし進行するようならその時に局所的治療を加えればよく、A2(中・低分化腺癌)では、手術や照射の単独治療、B1(片葉に限局)も同様、局所進展癌のB2(両葉に限局)C(被膜外浸潤)では、所属リンパ節への転移の可能性が多くなるので、ホルモン併用の手術か照射、進行癌でリンパ節や骨への転移の明らかなD期では、ホルモン療法が中心となる。
ホルモン療法は男性ホルモン(テストステロン)を制御することで、癌病巣を退縮させる。除睾術(外科的去勢)LH-RHアゴニスト注射、エストロゲン内服(内科的去勢)などが行われている。この療法の問題点は、治療開始後34年で再燃現象(ホルモンに耐性の癌細胞が新たに出現する)40%程に出現すること、また、身体のホルモンのバランスが崩れることで、更年期障害様の
体調不良(汗かき、筋力低下など)が生ずること、である。 放射線治療では、腺癌細胞に対する高線量の照射が必要なので、周辺臓器の直腸や膀胱に余計な線量を照射しない、限局線量分布の照射方法が行われている。以前から高エネルギーX線によるBox型照射が行われてきたが、最近は3次元原体照射、小線源照射などが盛んになってきた。線量分布に優れた特徴をもつ陽子線や重粒子線は最先端の治療方法であるが、いまだ限られた施設のみしか可能でない。
現在の重粒子線治療プロトコールでは、患者を病期・PAS値・病理組織分化度(グリアソン値)によって、低リスク・高リスクの2群に分類し、前者は重粒子単独、後者はホルモン併用の治療方針で、より患者の状態に合わせた臨床試行を行っている。
放射線治療の5年生存率は、A期で90%以上、B期で80%前後、C期で60%前後、D期で30%前後が標準的値といえる。B2期・C期ではホルモン併用の有無での成績の差は明らかで、併用の方が40%以上も良好な生存率が発表されている。
前立腺癌は臨床経過が長く、予後の比較的良好な疾患であるが、その経過中の症状・体調の変化にはかなりきついものがあり、家庭や社会の中心で働いている人の病気ということを考えると、単に患者自身の問題では済まなく、家族・職場を含めた精神面・経済面などのサポート体制をしっかりと築くことが大切と考える。脳腫瘍という病気は、様々な種類の腫瘍の集まりであり、その種類によって治療法や予後が異なることから、理解の難しい腫瘍といえます。脳という精緻な臓器に発生するために、発生場所のわずかな違いにより全く異なった症状を呈することも理解を一層困難にしています。脳腫瘍についての全般的な知識を述べるとともに、今回のシンポジウムがどのように構成されているかの全体像を示し、「こどもの脳腫瘍」に関する理解を深めていただきます。
2.
 脳腫瘍の頻度と治療上の特徴 白血病による小児死亡が1970年代半ばから急速に減少しているのに比べて、脳腫瘍による死亡は1980年代からほとんど変化していません。CTスキャンやMRIにより脳腫瘍の診断精度が向上して、診断される数が増えたということも一つの要素ではあります。個々の腫瘍では治療成績が向上しているものが確かにあるにもかかわらず、脳腫瘍全体としてみれば小児死亡原因の構造を変えるほどの十分な治療効果が得られていないのが現実です。小児死亡の原因となる腫瘍は、後にも述べますように、悪性脳腫瘍に分類される一群の腫瘍であり、今回のシンポジウムはこのような腫瘍に対する治療が主たるテーマになっています。
脳腫瘍の治療が、白血病のような血液腫瘍に比べて困難であるのはなぜでしょうか? 理由はいくつか考えられます。
白血病のような血液がんは血液中に存在し、固まりを作らず、細胞も均一な性質を有しています。一方、脳腫瘍は固まりを作る実質性腫瘍であり、内部組織が均一ではありません。また、脳腫瘍という一つの腫瘍があるわけではなく、極めて多くの種類の腫瘍からなっており、それぞれの性質が異なります。
血液から脳への薬物移行を制限する血液・脳関門という特殊な性質があるために、血液中に投与した薬が脳腫瘍に十分に行き渡りません。
脳腫瘍の細胞自体が薬剤に抵抗性を有しています。
発達期にある脳が、治療手段である放射線や薬剤によって障害されやすいために、治療に制限があります。また、脳の解剖学的構造は複雑であり、外科的治療が困難です。
3.
 発達期の脳の特徴 脳腫瘍の治療を理解する上で、発達期の脳の特徴を理解することが重要です。こどもの脳は急速に発達しています。発達が著しいことは、頭の大きさを示す頭囲曲線の推移を見れば一目瞭然です(図1)。この間に、神経細胞は軸索を伸ばしたり、他の神経細胞との間にシナプスを形成したりして大きくなります。また、神経細胞から出る電線に相当する軸索の周囲を、ミエリンという物質が何重にも取り囲む、髄鞘化という過程が進行します。このような時期に放射線照射が行われると、将来様々な脳障害を生じる可能性が高くなることが知られています。一方、可塑性(脳障害からの回復力)が大きいという利点もあり、しばしば驚異的な神経機能の回復・発達を示します。
4.
 脳腫瘍の種類 脳腫瘍とは脳に出来た腫瘍の総称であり、一つの腫瘍を示すものではなく、脳に存在する様々な細胞から腫瘍が発生します。脳の中には、まず、神経細胞がありますが、分裂能を持たない細胞のため腫瘍が生じることは稀です。一方、神経細胞と神経細胞の間に膠(にかわ)のように存在する、神経膠細胞(しんけいこうさいぼう)は、様々な刺激によって分裂する能力を持つこと、また数が多いことから、高頻度に腫瘍を形成します。神経膠細胞から生じる一群の腫瘍を神経膠腫(グリオーマ)と呼びます。グリオーマには、星状神経膠細胞、乏突起神経膠細胞などの種類があり、それぞれ異なった性質の腫瘍が発生します。また、それぞれのグリオーマの悪性度によってもグレード1から4まで(高いほど悪性)分類されるため、グリオーマ一つをとっても、実に様々な病理診断が下されることになります。病理診断は手術によって摘出した腫瘍組織を薄い切片にして、様々な染色法を加えて病理専門医が決定します。治療はこの病理診断に基づいて成されるため極めて重要です。
小脳には胎生期の未分化な神経上皮細胞、すなわち神経細胞と神経膠細胞に分かれる前の細胞が存在し、その細胞からは髄芽腫(ずいがしゅ)が発生します。一方、松果体部や神経-下垂体部には、非常に未熟な胚細胞(はいさいぼう)が存在し、それから胚細胞腫が発生します。胚細胞腫には様々な種類の腫瘍が含まれており治療に対する反応も異なります。下垂体の周囲には、下垂体腺腫や頭蓋咽頭腫(ずがいいんとうしゅ)というような腫瘍も発生します。グリオーマ、髄芽腫、胚細胞腫に関してはそれぞれ先生、先生、先生からお話があります。
脳腫瘍は細胞の起源により大きく分類を示されます(図2)。脳が形成される過程の非常に早い時期に存在する神経上皮細胞から分類に示す様々な細胞が分化します。
グリオーマと髄芽腫は、いずれも神経上皮系腫瘍に分類されますが、髄芽腫はより未熟な細胞に由来します。分類2以下の腫瘍も様々な種類の腫瘍に細分類されることから、脳腫瘍の組織分類は膨大なものになるため、ここにはその一部を示すにとどめます。
小児脳腫瘍の種類と発生頻度は、グリオーマの中の星細胞系腫瘍の頻度が最も高く、髄芽腫、胚細胞腫がそれに続きます(図3)。この3種類の腫瘍は、小児期に頻度が高い腫瘍であるということに加えて、外科的治療以外に化学療法や放射線治療など、複数の専門家による集学的治療が必要であるという特徴を有します。
5.
脳腫瘍の症状 脳腫瘍の症状は3つに大別されます。
(1) 頭蓋内圧亢進症状:脳腫瘍が大きくなったり水頭症を来したために、脳圧が上昇することによって生じる、頭痛、嘔吐、意識障害などの症状を、頭蓋内圧亢進症状といいます。頭蓋内に腫瘍が発育するにつれて、脳にかかる圧は上昇していきますが、頭蓋内圧上昇は一様ではありません。腫瘍が小さいうちは圧の変化が小さく、ある一定の大きさを越えると急速に圧上昇を来して症状が現れます(図4右)。この傾向は頭蓋骨縫合が癒合していない乳幼児で特に顕著であり、頭が大きくなることにより圧を緩衝するため、腫瘍が非常に大きくなるまで発見されにくいことがあります(図4左)。
(2)局所神経症状:運動麻痺や脳神経麻痺のように脳の一部分の障害による症状を局所神経症状といいます(図5)。痙攣もしばしば認められます。脳の際だった特徴として、運動や言語、視覚などの機能が特定の場所に局在しているため、脳腫瘍はその発生部位により実に様々な症状を示します。言語、感情、記憶、人格などの高次脳機能は人として最も大切な機能であり、脳腫瘍の恐ろしさはこのような機能にまで障害が及びうるところにあります。
(3)内分泌症状:脳には下垂体という内分泌器官が付属しているために、その機能不全あるいは機能過剰から生じる末端肥大、クッシング症候群などの症状を内分泌症状といいます(図6)。胚細胞腫の中にはでは思春期早発が見られることがあります。小児ではホルモンを産生する下垂体腺腫は稀であり、むしろ下垂体機能が障害されることによる症状を呈することが主となります。下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンが障害されると、大量の尿が出る尿崩症(にょうほうしょう)になります。尿崩症で発症する腫瘍も稀ではありません(胚細胞腫)。下垂体前葉から分泌される甲状腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモン、成長ホルモンの分泌障害も成長期には大きな問題となりますが、これらのホルモンは幸い薬によって補充することが出来ます。
頭蓋内圧が亢進するもう一つの大きな要素として水頭症があります。小児の脳腫瘍は正中部あるいは小脳や脳幹に発生しやすいことから、高率に水頭症を伴います。例えば小脳正中部に発生した腫瘍のために髄液の流れが妨げられることにより、脳室が拡大します(図7)。症状は頭蓋内圧亢進症状を呈します。
脳は髄液に浮かぶように存在します。脳の中には髄液に満たされた複雑な形をした脳室が存在します。脳室系は側脳室、第3脳室、第4脳室の異なった部屋に別れており、側脳室内に存在する脈絡叢という組織で作られた髄液はモンロー孔という狭い穴を通って第3脳室に移行し、次に中脳水道という最も狭い管状の構造を経て第4脳室に移行した後、脳室から出て脳表のくも膜下腔で吸収されます(図8)。成人では脳室内の髄液量は150ml、1日の産生量500ml 近くになるとされます。モンロー孔や中脳水道などの狭い部位の近くに腫瘍が発生すると、容易に髄液の流れがせき止められて、上流に髄液が貯溜するため水頭症が発生します。
水頭症の治療は、髄液の流れを止めている腫瘍を取り除く手術、貯まった髄液をお腹の中に導いて吸収させる脳室?腹腔短絡術(のうしつーふくくうたんらくじゅつ、シャント手術)、あるいは、第3脳室の底に内視鏡で穴を空けて髄液が脳表に直接流れるようにする手術があります。それぞれに一長一短があり、個々の条件に最も適した方法を選択します。
6.
 脳腫瘍の診断法 診断には症状から診断する臨床診断、様々な機器を用いる画像診断、腫瘍組織による病理診断という段階があります。画像診断で最も重要なものはMRICTスキャンです。MRIの最大の利点は、脳を切る断面を自由に選べること、また、撮影条件を変えることにより、腫瘍の性質や脳との関係を明らかにすることが出来る点にあります(図9)。また、MR血管撮影を行うことにより、苦痛を伴う脳血管撮影を減らすことが可能になりました。しかし、撮影に時間がかかることから、小児ではかなり強い鎮静が必要であるという問題があります。
脳血管撮影は、腫瘍を栄養する血管を明らかにすることにより、手術を行う上での重要な情報を得ることが出来ます(図10)。腫瘍の種類によっては必要となります。私どもの施設では、観血的検査である脳血管撮影は必要な場合のみに全身麻酔下で行なっています。
病理診断は、専門家以外の目に触れることはほとんどありませんが、脳腫瘍の治療において極めて重要な位置を占めます(図11)。手術中に採取した組織を凍らせて診断する、術中迅速診断と、永久標本を作製した後に、時間をかけて診断する方法の2種類有ります。外科医は、術中迅速診断に基づいて腫瘍の摘出範囲を決定しますし、最終診断を待って化学療法や放射線照射の要否を決定します。病理専門医は、集学的治療チームの中で極めて重要
な地位を占めています。 病理診断に必要な組織は、主として開頭による腫瘍摘出で得られますが、時に開頭手術が困難な部位に腫瘍が存在する場合があります。このような場合には、定位脳手術(ていいのうしゅじゅつ、図12)や内視鏡により腫瘍の一部を採取する生検(せいけん、バイオプシー)が行われます。前立腺がん (前立腺癌)の治療を行いながらQOL(生活の質)を維持・向上しつつ延命そして治癒を目指していくためには、患者さん及びご家族の方々も前立腺がん (前立腺癌)についての情報を正しく知っておく必要があります。 前立腺がん (前立腺癌)の治療に不安や限界を感じていらっしゃる方は、西洋医学との併用あるいは西洋医学以外のアプローチ方法もございますので前立腺がん (前立腺癌)治療の無料相談よりお問い合わせ下さい。 前立腺がん (前立腺癌)の治療をはじめるにあたり前立腺がん (前立腺癌)の治療は、医師の協力の下で治療方針、治療期間、メリット・デメリットなどの説明を十分にうけ、患者さんが自分の価値観などを考慮し 最終的な治療方法を患者さんが主体となって決定する時代になりつつあります。 前立腺がん (前立腺癌)の治療をはじめるにあたりがん()治療の注意をまとめましたので参考にしてください。 また医療の進歩とともに治療方法も多様化してきており、 医師によって治療方法が異なることは珍しくなく、主治医以外の医師の意見を聞くセカンド・オピニオンを求めることが必要な時代になってきました。 詳しくは「インフォームド・コンセント」と「セカンド・オピニオン」についてをご覧下さい。 前立腺がん(前立腺癌)の治療−外科療法がんが前立腺内にとどまっており(つまり転移が無い)、10年以上の期待余命が期待される場合には最も生存率を高く保障できる治療法と認識されています。前立腺および精巣を摘出するとともに周囲のリンパ節の切除も行い、その後膀胱と尿道をつなぎ合わせます。 この方法は目に見えるがんを全て切除する方法ですが、前立腺内に限局している場合しか対象にはならず、目に見えない小さな浸潤や転移が取り残される可能性があります。 浸潤や転移の可能性がある場合にはホルモン療法や放射線療法が術後に行われることがあります。 ホルモン療法が長期にわたると効果がなくなってくるため、早期がんであれば切除することが多くなります。 しかし、手術の後遺症として尿失禁とED(性機能不全)が起こる可能性があります。 前立腺がん(前立腺癌)の治療−放射線療法放射線療法は高エネルギーの放射線を使ってがん細胞を殺す治療方法です。放射線をあてる方法には身体の外から放射線を照射する外部照射法と、密封小線源療法(組織内照射)があります。 放射線療法には、早期の前立腺がんに対して手術療法と同様の治療効果を目指した治療と、骨転移などによる痛みの軽減などを目的とした治療とがあります。 外部照射法転移のない前立腺がんに対して、身体の外から患部である前立腺に放射線を照射する治療法です。 前立腺がんでは照射した放射線の総量が多くなればなるほど治療効果が高いことが知られています。現在では治療範囲をコンピュータで制御することで、副作用をできる限り抑えつつ、照射線量を多くすることができるようになってきたため治療成績も良くなってきています。 治療中の副作用としては、前立腺のすぐ後ろに直腸があるため、頻便や排便痛、出血、また膀胱への刺激により頻尿や排尿痛などが挙げられ、照射方法によっては放射線皮膚炎や下痢が生ずることがあります。 密封小線源療法(組織内照射)小さな粒状の容器に放射線を放出する物質を密封し、これを複数前立腺へ埋め込み治療する方法で、正常組織への放射線の影響を最小限に抑えることができ、がんに対しては常時高濃度の放射線を照射することが可能です。埋め込まれた放射性物質は半年くらいで効力を失い、取り出す必要はありません。 前立腺がん(前立腺癌)の治療−内分泌療法(ホルモン療法)
胃がん自覚症状

前立腺癌の成長には男性ホルモンが関与しています。そのため男性ホルモンの作用を抑えてがんの勢いを弱めようという治療が内分泌療法になります。 内分泌療法はがんが限局していなくても行うことができるためどの病期でも治療が行えます。これは転移していても、転移したがん細胞は前立腺がんの性格をもっているため、転移した部位にも作用してくれるからです。
胃がん自覚症状

患者さんの希望により外科療法や放射線療法が実施されなかった場合や、それらの治療後に再発時にも内分泌療法は用いられます。 以前は精巣摘出術といって男性ホルモンを分泌する精巣を切除する方法が取られていましたが、 最近は、LHRHアゴニストという注射を使うことで精巣を切除するのと同等の効果が得られるため精巣切除は減ってきています。 胃がん自覚症状

脳の下垂体はLHRHというホルモンの刺激を受けて精巣や副腎から男性ホルモンを分泌させるホルモンをだします。 LHRHアゴニストを注射しはじめると最初は急激に男性ホルモンが分泌されますが、 やがて下垂体が反応しなくなり男性ホルモンの分泌が低下します。この皮下注射を1ヶ月〜3ヶ月に一度行います。 胃がん自覚症状

このLH-RHアゴニストに加えて男性ホルモンの分泌を抑える女性ホルモン薬を使うか、 男性ホルモンが前立腺に働きかけるのを防ぐ抗男性ホルモン薬を内服で使います。 内分泌療法の問題点は長く治療を続けていると、いずれは効かなくなり、病状がぶり返すことです。この状態を「再燃」と呼んでいます。内分泌療法は前立腺がんに対して有効な治療法ですが、この治療のみで完治することは

胃がん自覚症状

まれであると考えられています。 前立腺がん(前立腺癌)の治療−化学療法(抗がん剤)
胃がん自覚症状

ホルモン治療が有効でない症例や、ホルモン治療の効果がなくなったときに行う治療です。しかしながら、前立腺癌に対して化学療法はそれほど効果が認められていないため行われないことも珍しくありません。 強力な化学療法(抗がん剤)/放射線療法の副作用対策
胃がん自覚症状

強力な化学療法や放射線療法を行えば当然副作用も強く、白血球の減少による感染症、血小板の減少による出血などがおこりやすくなります。白血球や赤血球、血小板などが低下することを骨髄毒性(骨髄抑制)といいます。 骨髄抑制により身の回りを清潔に保ちウイルスや細菌などの感染を予防する必要があります。また免疫の低下により帯状疱疹もできやすく、しかも悪化しやすくなります。
胃がん自覚症状

治療中は規則正しい生活を送り、免疫力を維持すること、および骨髄抑制からできるだけ早く回復するよう心がけが必要となります。 抗がん剤治療の副作用を軽減し、QOL(生活の質)を維持・向上することを目指した治療について関心がある方は前立腺がん (前立腺癌)治療の無料相談


フコダインの無料資料
がんの専門医も注目したフコイダン、フコイダン効果とがんとの関係はこちら
フコイダンならこのページ
まだ、低分子フコイダンの嘘にまどわされていませんか?高分子フコイダンは効果がはっきりわかります
がん細胞消滅の映像を無料配布
がん手術後の再発防止、転移予防、残存がんの治療のために知っておきましょう
がん患者、その家族が知っておくべきこととは?
がん患者の苦しみやその家族の悩み、そんながんに悩んでいる方たちが知っておくべきこととは?

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。