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胃がん 腹水

胃がん腹水

副作用が起こるのか?抗がん剤(とくに化学療法に用いられる薬剤)は、どんどん分裂して増殖しているがん細胞に作用する薬です。正常な細胞でも、分裂速度の速い血液細胞や口腔(こうくう)粘膜、胃腸粘膜、毛根の細胞などは、抗がん剤の作用の影響を受けやすく、感染しやすくなったり(白血球減少による)、貧血・出血・吐き気・口内炎・下痢・味覚の変化・脱毛・皮膚の障害・爪の変化などの症状が副作用として現れます。また、心臓、腎臓、膀胱(ぼうこう)、肺や神経組織の細胞が影響を受けることや、生殖機能に影響がおよぶこともあります。 これらの副作用のうち、最も頻繁に現れる副作用は、(1)吐き気、(2)脱毛、(3)白血球減少の3つですが、副作用の起こりやすさは抗がん剤の種類によっても違いますし、また個人差もかなりあります。 抗がん剤治療においては、体のことや薬の副作用を患者さん自身がよく知り、私たちと一緒に治療し、つらい副作用を防いだり、少なくしたりして、安心できる日常生活を送ることが最も大切です。安心してがん治療を続ける方法を、私たちと一緒に見つけていきましょう。 ここでは、「がん」と「抗がん剤治療」がどのようなものかということや、代表的な「抗がん剤の副作用」とその具体的な「対策」について紹介します。 また、「日常生活における注意点」も参考にして、より安全に、安心して抗がん剤治療を受けることに役立てていただければ幸いです。 内容は簡単にまとめてあるため、ここに書かれていないこともあります。 疑問や質問がありましたら、どうぞ遠慮なく医師や看護師、薬剤師などの医療スタッフにお尋ねください。副作用には自覚症状の無いものもあります。抗がん剤治療を行っている間は、尿や血液などの定期検査抗癌剤の効果初期の乳がんの場合は西洋抗癌剤の効果が期待できる癌です。生存率10年生存したら、15年まで生存できる可能性が高いがんです。化学療法は、現段階では補助的な治療法と考えられており、とくに手術の出来ないW期などの進行例や再発例に対して延命を期待して行われます。  放射線治療 放射線治療は、いずれかのがんに対しても行われます。とくに子宮頸がんの大部分を占める扁平上皮がんには放射線が良く効きます。その治療成績は手術療法と大差ないので初回治療を放射線療法単独で行うこともあります。しかし、一般に腺がんでは放射線の効果が劣るので、ほとんどが腺がんである子宮体がんでは手術療法が優先されます。   子宮体がんの5年生存率は、1期も2期も95%、3期で65%、4期で35%といわれています。   あります。   脳腫瘍は細胞の起源により大きく分類を示されます(図2)。脳が形成される過程の非常に早い時期に存在する神経上皮細胞から分類に示す様々な細胞が分化します。   グリオーマと髄芽腫は、いずれも神経上皮系腫瘍に分類されますが、髄芽腫はより未熟な細胞に由来します。分類2以下の腫瘍も様々な種類の腫瘍に細分類されることから、脳腫瘍の組織分類は膨大なものになるため、ここにはその一部を示すにとどめます。    こどもに多い脳腫瘍   小児脳腫瘍の種類と発生頻度は、グリオーマの中の星細胞系腫瘍の頻度が最も高く、髄芽腫、胚細胞腫がそれに続きます(図3)。この3種類の腫瘍は、小児期に頻度が高い腫瘍であるということに加えて、外科的治療以外に化学療法や放射線治療など、複数の専門家による集学的治療が必要であるという特徴を有します。     5. 脳腫瘍の症状 脳腫瘍の症状は3つに大別されます。 (1) 頭蓋内圧亢進症状:脳腫瘍が大きくなったり水頭症を来したために、脳圧が上昇することによって生じる、頭痛、嘔吐、意識障害などの症状を、頭蓋内圧亢進症状といいます。頭蓋内に腫瘍が発育するにつれて、脳にかかる圧は上昇していきますが、頭蓋内圧上昇は一様ではありません。腫瘍が小さいうちは圧の変化が小さく、ある一定の大きさを越えると急速に圧上昇を来して症状が現れます(図4右)。この傾向は頭蓋骨縫合が癒合していない乳幼児で特に顕著であり、頭が大きくなることにより圧を緩衝するため、腫瘍が非常に大きくなるまで発見されにくいことがあります(図4左)。    (2)局所神経症状:運動麻痺や脳神経麻痺のように脳の一部分の障害による症状を局所神経症状といいます(図5)。痙攣もしばしば認められます。脳の際だった特徴として、運動や言語、視覚などの機能が特定の場所に局在しているため、脳腫瘍はその発生部位により実に様々な症状を示します。言語、感情、記憶、人格などの高次脳機能は人として最も大切な機能であり、脳腫瘍の恐ろしさはこのような機能にまで障害が及びうるところにあります。   (3)内分泌症状:脳には下垂体という内分泌器官が付属しているために、その機能不全あるいは機能過剰から生じる末端肥大、クッシング症候群などの症状を内分泌症状といいます(図6)。胚細胞腫の中にはでは思春期早発が見られることがあります。小児ではホルモンを産生する下垂体ひとりでがんばらない家族の中の誰かがガンになると、他の家族は互いを気づかって、自分の率直な気持ちをあまり口に出そうとしなくなります。そして、自分ひとりで何とかしようと思うようになります。家族に心配をかけたくないという理由で、実家の両親や友人などに実情を伝えないという人も少なくないようです。それぞれ事情があることは分かりますが、ガン患者となった家族と力を合わせて闘病し、ガンと上手につき合い、乗り越えていくには、自分だけでがんばってはいけません。家族内でもときには甘え合って下さい。互いに自分の気持ちを率直に話し、抱き合って泣くことで気持ちが楽になることもあります。困難に直面したときには、周囲の人々の助けを借りる事を自分に許すこともときには大切です。 ヒント2・・・自分の体験や気持ちを誰かに話す個人差はあるものの、医師にガンと診断されると、頭の中が真っ白になってショック状態におちいったり、自分がガンのはずはないと医師の言葉を受け入れようとしなかったり、診断結果に怒りを感じたり、というようにさまざまな感情が襲ってきます。このような心理的体験は、程度の差はあるものの、患者だけではなく家族にも起こります。家族もまた、病名がわかったときにショック状態におちいり、混乱し、なぜ自分の家族がこんな目にあわなくてはならないのかと怒り嘆きます。ときには罪悪感を抱いたり、家族がガンになったのは自分に原因があると思ってしまうのです。困難な事態に遭遇したときにこのような気持ちがわいてくることは避けられず、怒りや罪悪感を抱くのも心の自然な反応と考えられています。たしかに、混乱する自分の気持ちをコントロールし、冷静に物事に対応しなければガンを乗り越えられないことも事実です。しかし、感情を抑制しようとばかりしていると、いずれどこかで心と体が悲鳴をあげ、それによって家族自身の健康が損なわれることになります。そこでこのようなときには早めに、自分がいま経験していることや気持ちを誰かに聞いてもらいましょう。誰かに自分の心の内を話していると、自分の中にある怒りや罪悪感に自ら気づくことがあります。感情を抑制しすぎることなく外に表現していくことが、まずはとても大切なのです。最近では、語るという行為が心の問題の治療に有効である事が、医療や看護、心理療法の現場で認められています。その効果は、自分で実行して実感してください。次の6項目について確認し、理解しておく必要があります。@           ガンの種類は何か。どんな性質や特徴をもつか?ガンの種類によって進行のしかたや速さ、治療法や生存率が大きく異なります。A           ガンはどのくらい進行しているか土台にして「免疫強化、肥満防止、アレルギーの改善、老人病の予防」などを目指す健康食品、健康飲料などとしての製品開発も急がれるようになったフコイダンです海藻からフコイダンを発見し、その卓越した機能性を立証したのは化学の力でしたが、フコイダンを生み出したのは海の力でした。 遠い日、地球で最初の生命が海から生まれ、その生命が今日の私たちにまで脈々とつながってきていることを想起すると、豊かさを謳歌する生活を送りながらかえって活力や生命力を枯らしてしまった私たちが、大自然の恵みである海の幸・フコイダンに救われることが、不思議な巡り合わせに思われてくるのではないでしょうか。フコイダン・沖縄生まれの「海の幸」 
1「海の多糖体=フコイダン」の横顔ガン細胞はフコイダンに弱かった!
日本人の平均寿命が世界一に向けて驀進し始めたころから、その喜びとは裏腹にガンの発生件数が増え、死亡者も増えてきました。1998年のガンによる死亡者数(厚生労働省人口動態統計発表)は、28万3921人で、第2位の心疾患の2倍に達しています標的に効率よく作用する薬(分子標的治療薬)の開発が積極的に行われ、すでに医療の現場で使われはじめています。より薬物有害反応が少なく、効果の高い薬の開発が期待されています。個々の抗がん剤については、参考にしてください。1)代謝拮抗剤増殖の盛んながん細胞に多く含まれる酵素を利用して、増殖を抑え込もうとする薬です。代謝拮抗剤はプロドラッグといって、本来の働きをする前の化学構造を持った薬として投与されます。これががん細胞の中にある酵素の働きを受けて活性化され、抗がん剤としての効果を発揮するようにつくられています。しかし、この酵素は正常細胞にも存在するので、ある程度の薬物有害反応は避けられないことになります。この薬はがん細胞が分裂するときに効果を発揮するため、個々のがん細胞が分裂するときをねらって、長時間、持続的に薬を投与する必要があります。2)アルキル化剤もともとは、毒ガスの研究から開発された薬です。遺伝情報の伝達など、生命の本質に重要な役割を果たしているDNAに働く薬です。DNAは普通、核塩基が対になって2本の鎖状に結合し、それがらせん状にねじれた構造になっています。アルキル化剤は、強力で異常な結合をDNAとの間につくります。するとDNAの遺伝情報が障害され、またDNAそのものも損傷を受けます。細胞が分裂してがん細胞が増殖する際には、アルキル化剤が結合した場所でDNAはちぎれ、がん細胞は死滅します。3)抗がん性抗生物質細菌に対してペニシリンといった抗生剤が選択的に効くように、がん細胞に対しても選択的に働く抗生物質があるのでは、という研究のもとに開発されました。ある種の抗生物質と同じように、土壌に含まれる微 通院での治療通院で治療できることが多く、国立がんセンター中央病院ではおおよそ2/3の方が通院で治療しています。 > 入院して治療しているのは手術直後であったり、抗がん剤治療をあわせて行っていたりしているためで、放射線の副作用のために入院しなければならない方は少数です。今までどおり仕事を続けながら、治療をしている方もいます。(7)治療期間中の診察   週に1〜2回は放射線治療医の診察があります。治療効果や、副作用がどの程度であるかを把握することが目的で、治療開始時に決めた予定のとおりに治療を進めるかどうかを判断します。  乳がんでは、エストロゲンという女性ホルモンががん細胞の発育を促進しています。そこで、女性ホルモンの主な供給源である卵巣を取り除く手術を行います。薬剤を用いる方法では、女性ホルモンとは反対の作用をするホルモン剤(男性ホルモン)を経口、あるいは注射によって投与します。ほとんどが子宮内膜がんで、メドロキシプロゲステロンアセテートなどのホルモン剤と抗がん剤を併用して治療します。初期や再発したがんに用います。特に初期のがんでは、高い効果が認められています。 前立腺はがん化しても、男性ホルモンに強く支配されています。男性ホルモンの供給源である睾丸(精巣)を取り除く手術を行う治療法もありますが、高齢者などでさまざまな合併症がある場合には、化学療法あるいはホルモン療法が主な治療の手段となります。睾丸からのテストステロンの分泌を抑える薬剤や、男性ホルモンの働きを抑える抗男性ホルモン剤、男性ホルモンと拮抗する女性ホルモン(エストロゲン)剤等を投与し、抗男性ホルモン剤については新しい薬が検討されています。これらの治療の薬物有害反応としてインポテンツになったり、乳房が女性のように黒ずんで大きくなったり、痛んだりすることがあります。さらに、女性ホルモン剤は心臓や血管にも影響を与えます。 ホルモン療法であまり効果がみられないケースや、最初は有効でも期間がたつと効果がなくなってくる場合が10%くらいあります。このような場合には抗がん剤による化学療法が行われますが、最初からホルモン療法との併用が行われることもあります。 13.がんの痛みに対する薬物療法がんがおそろしい病気と考えられてきた理由の1つに、がん性疼痛と呼ばれる強い痛みに長い間苦しみながら死ぬのだと思ですから、がんという病気に侵されていない部位については基本的に無関心です。その意味で「病気に対しての治療法」といえるでしょう。抗がん剤の目的はがん細胞を消すことが第一目的であり、強い副作用が幾つ出たとしても、延々と「熱が出たら解熱剤。痛みが出たら鎮痛剤…。」といった対症療法を繰り返す他はありません。東洋医学による「がん治療」東洋医学による「がん治療」は、東洋医学では上記の西洋医学に対して「病人の治療」を念頭に考えます。病人の体全体を、トータルにとらえるのです。そしてまず体力があるかないか、食欲があるかどうかに注目し体力、食欲がない場合は第一段階としてその回復にあたります。かないAPI2-MALT1融合遺伝子を作ることもあきらかにしました。(図3)  しかし、この融合遺伝子の機能はほとんどわかっていませんでした。私たちは、プロテオミクスと呼ばれる最新技術を利用して、このAPI2-MALT1に結合する分子を調べました。その結果、が細胞死に深く関わっていることが知られているTRAF2, Smac HtrA2などと結合することで、細胞が死ににくくなっていることを証明しました。さらに最近が巧妙なシステムで自分自身の量を増やすことも明らかにしました。このようにが細胞を癌化させる方法の一端が明らかになり、MALTリンパ腫を初めとする悪性リンパ腫の新たな診断、治療法の開発が期待できます。  び慢性リンパ腫とBCL6遺伝子異常  B細胞リンパ腫のなかでは、約半数を占めるびまん性大細胞型リンパ腫には、BCL6遺伝子が異常をきたしています。その異常を引き起こす遺伝子の一つにリンパ球をつくるときに大切な働きをするイカロスという遺伝子も関係していることを見つけました。このリンパ腫の原因であるBCL6遺伝子が活性化していることはわかっていますが、その結果、なぜ、がんになるのかもまったくわかっていません。この理由をあきらかにするために、ヒトゲノム計画の成果の一つである新しい研究方法、cDNAマイクロアレイ法を用いた解析をはじめています。BCL6遺伝子が活性化したときとそうでないときを比べて、どのような遺伝子が変化しているかをしらべ、がんの原因を探ろうとするものです。この2つの状態を比べて、変化する遺伝子を丁寧に調べていけばがんに関係する直接の原因遺伝子をあきらかにすることができるかも知れません。下の図4に見られるように、色の変化を比べることで変化した遺伝子がわかります。どのような遺伝子ががん化に関係するのか、悪性度に関係するのかなど、激しい勢いで進む科学の進歩をうまく取り入れながら成果をだして行きたいと努力を続けています。    型小児白血病の発症機構解析 小児のリンパ性白血病で最も多い遺伝子異常は、融合遺伝子です。この融合遺伝子は、12番染色体と21番染色体の間の相互転座により形成されます。私  たちは、マウスの血液細胞にTEL-AML1融合遺伝子を導入することにより、が血液細胞にどのような異常をもたらすのか研究しています。さらに、TEL-以外にも遺伝子に異常がないか、アレイCGH法を用いて検索しています。このような研究を通して白血病のモデル動物を作成することで、白血病がどのようなメカニズムで発生するのかを知ることができ、治療法や予防法の開発にもつなげていくことができます。  図6:マウスの血液細胞に、レトロウイルス法でを発現させた。緑色蛍光たんぱく質(GFP)を目印として用いた。緑色に光る細胞(図左)のみがTEL-を発現している(図右)ことがわかる。    した。ヒトゲノム計画の情報を元に、私たちの研究室では、がんに存在する遺伝子異常を調べる方法として、(アレイCGH)法を確立しました(図7)。この方法はゲノム異常をより詳細に調べることができます。 一番大切にしなければならないことである。 治療法には、内分泌(ホルモン)療法、手術切除、放射線照射、化学療法などがあるが、癌の進展状況(臨床病期)によって適応方針は異なっている。例えば、早期癌のA1(偶然発見された、片葉に少量だけ限局している高分化腺癌)では、そのまま定期観察を続けて、もし進行するようならその時に局所的治療を加えればよく、A2(中・生物からつくられたものです。もともと細菌やカビに効く構造を持った抗生物質の化学構造を変化させたりすることにより、がん細胞を死滅させる効果を発揮するようになったものもあります。4)微小管作用薬細胞の中にあって、細胞の分裂に重要な微小管というものの働きを止めることにより、がん細胞を死滅させます。微小管に対する作用の違いにより、ビンカアルカロイドとタキサンの2種類の化学物質に分類されます。また、微小管は神経細胞の働きにも重要な役目を負っているため、これらの抗がん剤によって、手足のしびれなどの神経障害が出ることがあります。5)その他白金製剤:DNAと結合することにより、がん細胞の細胞分裂を阻害します。トポイソメラーゼ阻害剤:DNAを合成する酵素(トポイソメラーゼ)の働きを阻害することにより、がん細胞の分裂を阻害します。6)分子標的治療薬従来の抗がん剤は、ほぼ偶然に発見された細胞障害作用のある物質の研究によって、開発されてきました。そのため、それらはがん細胞を殺す能力に重点が置かれてきたため、がん細胞と正常細胞を区別する力が乏しく、多くの薬物有害反応が生じていました。しかし、近年の分子生物学の急速な進歩により、がん細胞だけが持つ特徴を分子レベルでとらえられるようになりました。それを標的とした薬は分子標的薬と呼ばれ、開発が進んでいます。白血病、乳がん、肺がん等で、有効な治療手段となりつつあります。6.薬物の投与方法薬物の投与方法には、静脈注射や経口投与等があります。筋肉注射や胸腔内(きょうくうない)、腹腔内(ふくくうない)、あるいは各種臓器やがんそのものに直接投与する場合もあります。抗がん剤も上記の方法で投与されますが、溶解性や局所の血管への刺激性等といった薬物の特徴により、投与に工夫が必要なこともあります。 中心静脈という太い静脈に、直接薬物を に応用され、他の部位に対しても検討がはじまっています。 この治療が個々のケースに適しているかどうかは十分検討する必要がありますので、主治医および放射線腫瘍医にご相談ください。1.ガンマナイフによる定位放射線照射 ガンマナイフとは、201個のコバルト線源をヘルメット状の照射ヘッドに半球状に配置した放射線照射装置です。おのおのの線源から放出される放射線(ガンマ線)がヘルメット内の小さな穴を通過することでペンシル状のビームとなり、小領域に集まるように設計されています。このようにして、多方向から一点に高線量の放射線を集中させることができます。 治療法は、「レクセルのフレーム」という金属の枠を4本のネジでがっちりと頭蓋骨に固定した状態で CTや血管造影等の画像検査を行い、放射線を照射する部位を決めその部位に正確に照射できるようにガンマナイフの照射ヘッドをセットするという手順になります。 この原理を提唱したスウェーデンの脳外科医レクセルは、脳外科手術の延長として考案したので、この治療法を放射線手術装置の名をガンマナイフ(ガンマ線でナイフのように切れる)と呼ぶようになりました。 ガンマナイフは主に動静脈奇形、聴神経鞘腫(ちょうしんけいしょうしゅ)をはじめとする脳内の小さな良性病変を治療し、優れた成績をあげています。最も多く治療されている動静脈奇形については、この治療が徐々に脳循環の状態を変える年代になってからです。現時点では研究段階の治療で、まだ標準的治療とはいえません。この治療法の対象となるのは、通常の治療法では治すことが難しい局所進行がんや再発がんです。2.方法温熱療法には、全身を加温する方法(全身温熱療法)と、がんやその近くを温める方法(局所温熱療法)があります。一般には局所温熱療法が主に行われる方法で、マイクロ波や電磁波を用いた装置で局所を温めます。体の外から加温するのが最も多く行われる方法ですが、その他に食道、直腸、子宮、胆管といった管腔(かんくう:空間のある場所)内に器具を入れて加温する方法や、がん組織の中に数本の電極針を刺し入れて加温する方法が試みられています。新しいシステムの抗がん剤なのです。IR情報を見ると「細胞増殖をG1フェーズで阻害することにより、アポトーシス(自己細胞死)を誘導します」と書いてあります。がん細胞はアポトーシスが働かなくなって、無限に増殖を繰り返してしまうというのを以前TVで見たのですが、もしこのインジスラムが商品化されれば、自然にがん細胞が消滅してくれるようになるのでは・・・?などと、思わず妄想してしまったりするわけです。(頭が悪い私が妄想しているだけですので、実際にどうかはわからないですが・・これって日本でいつくらいに承認されるんだろうと思って、※フェーズを見てみたら、第U相でした。でも、「あぁ、第U相なんだ〜」って思ってもう一度見直してみたら、米国・欧州って書いてありました・・・。   お薬が実際に患者さんに処方される前には、治験が行われます。 この治験の結果によって、その薬の安全性とか副作用とか効果とかをしっかりとチェックするわけです。治験の結果が思わしくなければ、治験の段階でその医薬品の承認は見送りになりますので、治験が滞りなく行われるというのは、非常に重要なことだったりアドバイスQOLを考える!さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。肝臓がんの発見己触診を実践している女性は、身近な人ががんになった、職場でたまたま検診があったなど、ごく限られた数にすぎず、検診の受診率も10%台にすぎません。多くの人は、乳がんなんて全く人ごとと考えて、乳房の話題といえば、バス とき、およびリンパ節転移が進んでいるときは切除範囲も大きくなります。個々のがんの位置および進行程度により設定されます。 進行した直腸がんの手術子宮外に浸潤しているのがIII期で、IV期は膀胱・直腸に浸潤しているか、肺・肝臓・骨などに遠隔転移がみられる段階です。 がんの進行にともなう症状 がんの進行にともなって不正性器出血や、帯下の増加をみるようになります。また、がん組織の壊死と腐敗菌の感染のための水様性・血性・膿性の帯下が増え、悪臭を発するようになります。がんが膀胱粘膜に浸潤すると頻尿、血尿や下
腹部痛がみられ、尿管(腎臓と膀胱を結ぶ管)が腫瘍で圧迫されると、腎臓からの尿の流出が困難になり末期には尿毒症を併発します。
白血球の中のリンパ球の癌悪性リンパ腫は白血病と同じ全身の癌で、全身のリンパ節や皮膚、目、内臓にも腫瘤を作ります。血液検査と生検でわかる癌首やその周辺、脇の下、足の付け根のリンパ節が、痛みも無く、1ヶ月以上に渡り腫れている場合。または他の臓器に腫瘤が出来た場合に、血液検査や、画像、リンパ節の組織をとる生検で、発見されます。甲状腺は首の気管前面にくっついた形で存在し、いわゆる「のど仏」の下方にある臓器で重さは約15gです。男性では女性に比べてやや低い位置にあります。甲状腺の後両側には反回神経という声を出すのに必要な神経が走っており、気管後面には食道が、またすぐ近くに頚動脈、頚静脈などがあります線維細胞になれ
ば命を脅かすことはなくなります。その時点でがんと「共存共生」できるのです。
ウムが低下し、指先や口の周囲のしびれ(テタニーと呼びます)がおこることがあります。テタニーがおこればカルシウム剤の補充を行います。    甲状腺がん術後の投薬  甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れないので、チラージンSという甲状腺ホルモン剤を服用する必要があります。ただ、ホルモン剤といっても本来身体に不足している分を補うだけのことですので、副作用のがん細胞の増殖を妨げたり、細胞が成長するのに必要な物質を作らせない、あるいは過剰に産生させてがん細胞の死滅を促す「化学療法」のことをいう場合が多いです。この他にも、ある特徴を持ったがん細胞を攻撃する「分子標的薬」や、体内のホルモンの影響を受けて増殖するがんに対しては、そのホルモンを調節することによりがん細胞の増殖を抑える「ホルモン療法」なども、抗がん剤に含まれます。抗がん剤の多くは体のなかの正常な細胞にも作用するため、それが副作用となって現れてきます。化学療法は、分子標的薬やホルモン療法に比べて、一般的に副作用が強いのが特徴です。 がんの種類や状態、また個々の患者さんの健康状態によって、周囲の組織に強い副作用を引き起こすことなく、十分な線量を照射することができます。  治療に適しているとされる腫瘍陽子線や重粒子(重イオン)線はがんに限局して照射できることから、進行していない限局したがん病巣の治療に適していると考えられています。がんのまわりに放射線に弱い組織がある場合の治療に、特に有効性が発揮できると思われます。   今までの実績からしておくことが大切です。  家族のQOL(生活の質)を高めるためのヒントヒント1・・・ひとりでがんばらない家族の中の誰かがガンになると、他の家族は互いを気づかって、自分の率直な気持ちをあまり口に出そうとしなくなります。そして、自分ひとりで何とかしようと思うようになります。家族に心配をかけたくないという理由で、実家の両親や友人などに実情を伝えないという人も少なくないようです。それぞれ事情があることは分かりますが、ガン患者となった家族と力を合わせて闘病し、ガンと上手につき合い、乗り越えていくには、自分だけでがんばってはいけません。家族内でもときには甘え合って下さい。互いに自分の気持ちを率直に話し、抱き合って泣くことで気持ちが楽になることもあります。困難に直面したときには、周囲の人々の助けを借りる事を自分に許すこともときには大切です。 ヒント2・・・自分の体験や気持ちを誰かに話す個人差はあるものの、医師にガンと診断されると、頭の中が真っ白になってショック状態におちいったり、自分がガンのはずはないと医師の言葉を受け入れようとしなかったり、診断結果に怒りを感じたり、というようにさまざまな感情が襲ってきます。このような心理的体験は、程度の差はあるものの、患者だけではなく家族にも起こります。家族もまた、病名がわかったときにショック状態におちいり、混乱し、なぜ自分の家族がこん


胃がん腹水

な目にあわなくてはならないのかと怒り嘆きます。ときには罪悪感を抱いたり、家族がガンになったのは自分に原因があると思ってしまうのです。困難な事態に遭遇したときにこのような気持ちがわいてくることは避けられず、怒りや罪悪感を抱くのも心の自然な反応と考えられています。たしかに、混乱する自分の気持ちをコントロールし、冷静に物事に対応しなければガンを乗り越えられないことも事実です。しかし、

胃がん腹水


感情を抑制しようとばかりしていると、いずれどこかで心と体が悲鳴をあげ、それによって家族自身の健康が損なわれることになります。そこでこのようなときには早めに、自分がいま経験していることや気持ちを誰かに聞いてもらいましょう。誰かに自分の心の内を話していると、自分の中にある怒りや罪悪感に自ら気づくことがあります。感情を抑制しすぎることなく外に表現していくことが、まずはとても大切なので


胃がん腹水
す。最近では、語るという行為が心の問題の治療に有効
目立つことが少なくありません。<貧血の症状>     

胃がん腹水


遺伝子の傷は、その突然変異によるものばかりであると思われてきました。しかし、遺伝子突然変異以外にも、細胞が分裂しても薄まることなく、新しくできた細胞に伝達される異常があるこ漏れにくい静脈留置針を使っておりますので、腕を動かしても簡単に針が抜けてしまったり、点滴が漏れることはほとんどありません。しかし、血管がとても細くて針が入りにくいときや、血管壁がもろくて弱いようなときには漏れ

胃がん腹水


ることもあります。
抗がん剤の種類によっては、血管の外側に漏れてしまうと皮膚に障害をきたす可能性がありますので、針が入っている部分を安静に保つよう心掛けてください。 以下のような症状があるときには、針が抜けていたり、点滴が漏れていたりする可能性がありますので、すくに看護師を呼んでください。 入っているところに痛みがあるとき皮下組織に漏れてしまった場合、抗がん剤の種類によっては処置を


胃がん腹水

行う必要があります。
点滴の針を抜いた後は決してもまないで、しっかりと押さえてください。押さえ方が不十分なときには、内出血を起こすことがあります。針を抜いた後、5分間を目安に、指で押さえて止血を行うようにしてください。 点滴が終わって針を抜いたときには問題がなくても、2〜3日後、針が入っていた部分に赤み、痛みや腫れなどが生じる場合があります。針を抜いた後も、数日間は変化がないか観察


胃がん腹水

するようにしてください。
 自宅に帰ってから、針が入っていた部分の痛みや腫れが現れてきた場合には、患部を冷たい水や湿布で冷やし、病院へ連絡してください。 中心静脈に挿入したカテーテルから点滴する場合 患者さんによっては、腕からの静脈ではなくて、中心静脈という体の太い静脈へ点滴するために、鎖骨の下の静脈、首の静脈からカテーテルを入れる場合があります。カテーテルを外に出したままにする方法  胃がん腹水  と、ポートといってカテーテルごと皮下に埋め込んでしまう方法があります。ポートは、一度埋め込むと半永久的に使うことができますので、長期間点滴を行う場合や、腕からの血管が確保しにくい場合などに便利です。 腕からの点滴と同様に、点滴の刺入部に痛みがあるときや、刺入部の周りが腫れているときは、すぐに看護師に連絡してください。 4.抗がん剤治療の副作用について1)どんな


胃がん 腹水

胃がん腹水

に取ってしまうことも必要になります。まれですが性質の悪いタイプの癌に対しては、化学療法やX線治療が勧められることがあります。
皮膚癌以外では、すぐに治療した場合、他のあらゆるタイプの癌に比べ、いちばん多いタイプの甲状腺癌がもっとも長期成績がよいのです。ほとんどすべての患者が治療により完治します。腫甲状腺癌は患者が首のシコリに気付いて見つかることが多いのです。そのようなケースの半分は医師が別の癌とは無関係な病気の診察をしている時に見つかります。甲状腺癌では痛みがなく、症状もめったに出ません。実際に甲状腺癌患者はすべて代謝と甲状腺検査所見が正常です。甲状腺癌の通常の治療は、小さな切開を入れて甲状腺の必要な部分だけ、あるいは全部を取ってしまうことになります。手術の後、患者の声に障害が出るとか、カルシウムバランスの乱れが起こるようなことはまれです。リンパ節を取る場合はもっと切開を大きくしなくてはならないことがあります。しかし、それは首の下の方に入れますし、見かけもそんなに悪くなりません。大事なのは甲状腺や頸部のシコリを早いうちに正しく診断してもらうことです。まず家庭医に診てもらうべきで、その医師が状況を判断して、診断を確かめ、正しい治療を行なうため適切な専門医へ紹介することになるでしょう。しかし、他の多くの癌とは対照的に、早期発見と早期治療により必ずといってよいほど癌の根絶と完治がもたらされます。その通りです。6週間止めなくてはなりません。TSHレベルが上がっている場合にだけ、放射性ヨードが甲状腺に「入り込み」、作用することができるのです。甲状腺ホルモン剤を止めるとそうなります。残念ながらその間、不活発な甲状腺の影響で、疲労や筋肉のつり、むくみ、便秘などの症状が出る可能性が高いのです。研究ではヒトTSHの注射の使用が試験されていますが、これは有望のようです。できればこの薬が利用できるようになって、甲状腺ホルモン剤を止めずに放射性ヨード治療ができるようになることを願っています。甲状腺は、頸部中央で下の方に、気管の上を覆うような形で存在します。ほぼ左右対称な、蝶々のような形をしており、新陳代謝をつかさどるホルモンを分泌しております。
ホルモンが過剰に産生される甲状腺機能亢進症の代表的な病気がバセドウ病です。反対に、徐々にホルモンが減少する病気もあり、その代表的なものが慢性甲状腺炎(橋本病)です。
ホルモンが過剰になると、汗をかきやすくなり、動悸がしたり、いらいらしたりします。食欲旺盛なのに体重が増えないといった症状もあります。バセドウ病では、この他に眼球が飛び出してきたり、甲状腺そのものが腫れてきたりします。
逆にホルモンが減少すると、疲れ易くなったり、寒がりになったりします。食欲がないにも関わらず太ってきたり、体がむくんだりします。コレステロールなどの脂肪が代謝されずに体に残り、しいては動脈硬化の原因となったりします。
甲状腺がんの頻度は、全悪性腫瘍の1%とされ、頭頸部がんの中では比較的多い病気です。日本では治る確率の高い乳頭がんが多い一方で、欧米では遠隔・転移しやすい濾胞がんが多いという地域性があります。
日本で甲状腺がんの90%以上を占める乳頭がんはおとなしい癌で、特に直径が1cm以下のものは一生を通して大きくならないばかりか、消失してしまうものもあるとされています。他の領域で用いられる「早期がん」といった概念は甲状腺がんにはなく、1cm以下のものは「微少がん」と呼ばれ、そのほとんどは生命に影響を与えないと考えられています。
ただしその乳頭がんも、高齢になるにつれて周囲へ拡がったり、遠隔転移をしたり、未分化がんへ姿を変えたりする率が高くなるとされています。同じサイズ、同じリンパ節転移でも、45歳を境に病期分類を変えているほどです。ほとんどは症状がありません。したがって、甲状腺がんのほとんどは、検診や、他疾患で診察を受けた際に偶然発見されます。
進行し、周囲の反回神経(声帯を動かす神経)や気管、喉頭に浸潤すると、声嗄れが起こったり、咳が生じ、その進行が顕著になれば呼吸困難を生じます。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
V
期の治療法は以下になります: ホルモン療法。
外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法あるいは経尿道的前立腺切除術。
臨床経過観察。  睾丸摘除術と併用した放射線前立腺摘除術の臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます再発前立腺がんの治療法
生していないということにもなりません。あくまで、前立腺がんを発見するきっかけとなるひとつの指標です。PSAの測定法にはさまざまありますが、よく使われているタンデムR法では4〜10ng/mlがいわゆる「グレーゾーン」といわれており、その場合には2530%にがんが発見されます。ただし4ng/ml以下でも前立腺がんが発見されることもあります。PSA値が10ng/mlを超える場合には5080%にがんが発見されます。100ng/mlを超える場合には前立腺がんが強く疑われ、さらには転移も疑われます。
PSA
検査は前立腺がんのスクリーニング検査としてはもっとも有用と考えられています。検診としてPSA検査を受けて頂く場合、PSA値が正常値以下であった場合の再検診の時期は、PSA値が1.1 ng/ml〜正常値以下では年1回、1.0 ng/ml以下では3年ごとが推奨されています。(前立腺癌診療ガイドライン 2006年版 日本泌尿器科学会編 金原出板)
PSA
値に異常が認められる場合
PSA
値に異常が認められる場合、専門医は肛門から指を挿入して前立腺の状態を確認する直腸診、あるいは肛門から専用の超音波器具を挿入する経直腸的前立腺超音波を行い前立腺がんの疑いがあるか検討します。
確定診断のための前立腺生検
PSA
値あるいは直腸診、経直腸的前立腺超音波検査により前立腺がんの疑いがある場合、年齢も考慮しながら最終的な診断を行うために前立腺生検が実施されます。近年では超音波をガイドにして前立腺を描出しておき、細い針で前立腺を刺し、6ヵ所かそれ以上から組織を採取する「系統的生検」が一般的です。これは画像で異常がない場所からも前立腺がんが発見されることが多々あり、診断率を高めるためにある程度の本数が必要だからです。
グリーソンスコアー
ケースがあります(20076月の時点で手術531件中30.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形に
なります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血が殆ど無く安全度が高いこと、術後の痛みも短く軽く済むこと、全摘出することによる長く続くことのある喉の違和感やひきつれ感などが無いこと等の多くの利点があります。しかし、口蓋扁桃を全部摘出するわけではないので残存する扁桃の炎症は起こり得ますから炎症予防に対する効果が全摘出に比較して劣ること、一回の凝固治療で治療効果が少ないときには繰り返す必要があることが欠点ですが、そのような場合でも、外来治療として危険無く繰り返してゆけます。レーザーは高温が発生する危険性から、外来での扁桃切除手術にレーザーを用いるメリットはあまりありません。扁桃の外来治療には電気凝固治療ことに比較的低温で処置できるラジオ波凝固が向いています。
 また扁桃自体は大きくない埋没型の扁桃でも、その扁桃の陰窩に膿栓が溜まりやすいという状態を改善するためにラジオ波治療はと炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1〜2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケースがあります(20076月の時点で手術531件中30.6%に術後後期出血がありました)ので、少なくとも術後2週間は無理な行動は控えて出来るだけ安静をとるようにしてください。たばこは傷の治りを悪くし、痛みを増す原因になりますから厳禁です。食事も硬いものや刺激物は控えて下さい。術後の食事や諸注意は別項で説明していますイビキ手術の術後の諸注意に準じて行って下さるとよいでしょう。
 手術に際して出血は殆どありません。ラジオ波凝固治療は口蓋扁桃の部分切除手術を行う形になります。口蓋扁桃全摘出手術に比べると、入院しなくて出来ること、手術中や手術後の出血がというものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といっても電気凝固治療で手術部位より外れた危険部位を焼灼してしまうような不測の出来事も、幸いにしてそのようなケースはこれまでに未だ経験していませんが、今後絶対無いと言うことは出来ません。治療は常に慎重に行うということと、少しでも安全性に疑問がある場合には手術は中止するということにつきます。
 術後の痛みは個人差が大きいのですが、扁桃炎を起こしたときと同じ位と考えていただいております。手術後4〜5日、特に最初の2〜3日間はのどの痛みが強いことがあります。扁桃のほぼ全体を凝固・焼灼しますから、その大きさの口内炎が出来るのと同じと考えられますが、扁桃の炎症は口の中によくできる痛みの強いアフタ性口内炎よりは遙かに痛くはありません。術後には感染予防と炎症を抑えるために抗生物質や消炎鎮痛剤等を内服し、うがいを励行していただき、手術当日から軟らかい食事をとっていただきます。翌日からの日常生活や業務は通常通りに行っていただけますが、1〜2週間経過して創治癒の過程で術後創よりの後出血のケだけ取り出し、その後で放射線を照射する方法が主流である。もちろん手術だけの場合もあるが。乳がんの診断において放射線科の役割がある。乳がんを心配して病院に行くと「触診」といって手でさわってしこりがあるかどうか調べるのが最初である。しかしながら、この方法でわかるものはある程度進んだものである。と言ってももうだめだというわけでは決してないが・・・。絶対治るという乳がんはレントゲンでしか分からないものが多い。いままでは、乳がんの検診は「触診」が主体であったが、長年の実績を分析すると「触診」法での検診は予後には関係無いという結果が厚生労働省の研究で明らかになった。そこで厚生労働省はレントゲンの撮影を検診に取り入れることにしたのである。乳がんのレントゲンは撮るのも難しいし写真の判断も難しい。そこで、写真の判断をする資格者を認定しようとする動きが急速に進んでいる。放射線科の医師であればこの資格の獲得は容易である。乳がん?と思ったら「放射線科」へ先ず来て、レントゲンと超音波検査をして、異常があれば外科へ紹介してもらうのも正しい選択の一つである。  男性特有というと前立腺がんである。これまでの報告によるとある程度長生きしたほとんどの男性は前立腺がんを有しているという。それが、その人の人生に影響を及ぼすかどうかは別として。排尿のトラブルで自覚することが多いが、前立腺肥大症でもこの症状は出るので区別はつかない。前立腺癌は、血液検査による前立腺腫瘍マーカ(PSA)でその可能性がわかるので、まずそれを調べて、必要となれば組織を採って調べる。検診は超音波を含めて簡単に出来るので心配なら定期的に受けるのがいい。泌尿器科を受診することになる。治療としては手術がある。ホルモン療法も普及している。これは発見されるのが一般的に遅く、手術が出来ない場合が多かったからである。最近では血液中の腫瘍マーカを調べることにより、非常に早期に発見される場合が増してきており、簡単な切除に続いて放射線治療で治る場合も増している。放射線による治療も最近脚光をあびてきた。高度な照射技術が出現して以前では考えられないくらい良い結果がでているからである。子宮癌は子宮の入り口、つまり腟に一番近い部分にできる子宮頚癌と子宮の奥のほうにできる子宮体癌2つにわけられます。現在は、子宮癌のうち頚癌が約80%を占め体癌は約20%の割合ですが、食生活の欧米化などの影響で子宮体癌の割合が年々増加してきています。頚癌と体癌は同じ子宮にできる癌であっても、かなり顔つきが違います。子宮頚癌は40歳代に好発し初期癌の頃は無症状のことが多く、その原因は性交渉によるウイルス感染といわれています。そのため最近では性の低年齢化にともなって1020歳代の患者さんが増えてきています。一方、子宮体癌は5060歳代に好発します。膀胱を摘出した後は、膀胱の代わりになる機能が必要で、何らかの尿路の再建が必要となります。これを尿路変向(変更)術と呼びます 放射線にはがん細胞を死滅させる効果があるので、治療やいたみ改善の目的で放射線治療の適応となります。放射線治療に化学療法をあわせて治療し、膀胱を温存することもあります。正常組織にも放射線の影響が及ぶため、膀胱が萎縮し尿が近くなったり、直腸の障害により下痢になったり、出血したり、皮膚のただれが生じるなどの副作用もあります。通常膀胱がんの治療には、使用する抗がん剤は、常2種類以上です。M-VAC療法(メソトレキセート、ビンブラスチン、アドリアマイシンあるいはその誘導体、シスプラチンの4剤の組み合わせの治療)が主流となっています。(このホームページでとりあげたがん休眠療法とはあきらかにことなります)。副作用として、激しい吐き気、食欲不振、白血球減少、血小板減少、貧血、口内炎などがおきることがあります。膀胱内にBCGや抗がん剤を注入します。この治療では、週に一度の外来での注入を数回行います。また、TUR-Btの後に何度も再発するものへの予 障害による尿閉状態であるのに膀胱出口が開いているのです。つまり膀胱括約筋が働いていない状態です
から、尿を保持しているのは外尿道括約筋だけになります。
尿の保持は膀胱括約筋(内尿道括約筋)と外尿道括約筋の2つの筋肉が一丸となって頑張っていますから、1つの筋肉だけでは力は50%〜20%に激減するので、尿失禁があっても不思議ではありません の投与を受けなかった患者に癌の再発が起こりやすいという研究結果が出ているためです。甲状腺ホルモンは、医学的に禁忌症である場合を除き、TSHレベルを正常値以下に抑えるよう十分な量を投与しなければなりません。感度の高いTSHの新らしい測定法は、TSH濃度のモニターや、患者の血清TSHが正常値よりわずかに下であれば患者の再発の危険性は少ないことを確かめるのに非常に役に立ちます。より浸潤性の強い形の乳頭癌や濾胞癌の患者に対しては、TSHを検知レベル以下に抑えるため、もっと量を増やしてりますが、それはまた別の理由からです。これらの癌は単に(完全な)手術のみで治ることが多いのです。大事なことは、これは患者により、また癌により様々であることです。ここに安易な答えを捜してはなりません。この決定は外科医と患者の間で、内分泌病専門医または内科の意見を参考にした上でなされるものです。放射性ヨード治療はきわめて安全なものであることを覚えておいてください。そして、必要ならば、その治療を受けるべきです。
甲状腺結節は年齢とともに増加し、成人のほぼ10%に存在します。検死で調べたところ、50%の人に甲状腺結節があり、かなりありふれたものであることがわかりました。孤立性甲状腺結節の95%は良性です。すなわち、悪性の甲状腺結節は5%しかないということです。良性の甲状腺結節で多いタイプは、腺腫(“正常な”甲状腺組織が発育し過ぎたもの)や甲状腺嚢胞、そして橋本甲状腺炎です。良性の甲状腺結節で希なタイプは、亜急性甲状腺炎や無痛性甲状腺炎、片側の葉の非形成またはリーデル甲状腺腫によるものです。前の頁で述べたように、数少ない癌性の結節は大体において“分化度の高い”甲状腺癌によるもので、これが甲状腺癌の中で一番多いタイプです。乳頭癌が約60%、濾胞癌は12%、そして乳頭癌の濾胞変異があるものが6%を占めています<注釈:日本では乳頭癌が90%、濾胞癌は45%です>。これらの分化度の高い甲状腺癌は大体治りますが、まず最初に見つけなければなりません。細針生検(穿刺吸引細胞診)は、甲状腺の結節が癌性のものであるかどうかを確かめる安全で、効果的かつ簡単な方法です。
甲状腺癌は、普通、目立った孤立性の結節として存在し、患者が自分で触れたり、家族や友人が首にしこりがあるのに気付く場合もあります。これは上の図に示してあります。
甲状腺結節の入門編で指摘したように、良性の結節と癌性の孤立性甲状腺結節とを見分ける必要があります。
病歴や医師による診察、検査室検査、超音波、そして甲状腺スキャンは、どれも孤立性の結節に関する情報を与えてくれるものですが、甲状腺結節が良性か悪性かを見分けることができる唯一の検査は、細針生検(穿刺吸引細胞診)です(生検とは組織のサンプルを採取して、その細胞に癌の特徴があるかどうかを顕微鏡で見て調べる検査のことです)
このような状況では、甲状腺癌は体の他のあらゆる組織から生じたものと何ら違いはありません。…何かが癌性であるかどうかを見る唯一の方法が臓器で、腎臓でつくられた尿が腎盂、尿管を経由して運ばれた後に、一時的に貯留する一種の袋の役割を持っています。膀胱がたまった尿で伸展されると、それを尿意として感じ、筋肉が収縮することによって排尿して、膀胱より尿を出しきるといった働きがあります。膀胱の表面は移行上皮という名前の上皮でおおわれ、伸縮性に富むことが特徴的です。膀胱がんは、この移行上皮ががん化することによって引きおこされ、組織学的には移行上皮がんが全体の90%を占めています。膀胱がんの統計
人口10万人あたり毎年約17人発生し、それほど多いがんではありませんが、年々若干増加の傾向にあります。男女比では女性より男性に多く、女性の約3倍多いといわれています。多くは40歳以上に発生しますが、若年者にもときにみられます。膀胱がんの原因
喫煙者は、非喫煙者の2〜3倍の割合で膀胱がんになりやすいといわれています。また、化学薬品や染料を扱う職業にも発症率が高いことが知られています。膀胱がんのタイプ
膀胱がんは、大きく分けて3つのタイプがあります。
@肉眼的に、ちょうどカリフラワーか、いそぎんちゃくのように表面がぶつぶつとなっているかたちをしたがん(乳頭がんともいいます)で、膀胱の内腔に向かって突出しています。しかし、がんの病巣は、膀胱の粘膜にとどまっていることが多く(表在性がん)、転移や浸潤(しんじゅん:がんが周囲に拡がること)をしないものです。
A前記のタイプのがんと異なり、がんの表面は比較的スムーズ(非乳頭がん)で、こぶのように盛り上がったものから、膀胱粘膜下に進展して粘膜がむくんで見えるものまでさまざまです。このがんは、膀胱を貫いて、壁外の組織へ浸潤しやすく、また転移しやすい特徴があります。
B膀胱の表面には、ほとんど隆起した病変を生じませんが、膀胱粘膜壁に沿って悪性度の高いがん細胞が存在している状態(上皮内がん)です。初期のがんではありますが、無治療でいると浸潤性のがんになっていきます。膀胱がんは膀胱内に多発する傾向があるばかりか、尿の流れの上流である尿管や腎盂にも同様の病
変が存在している場合がありますので注意が必要です。
膀胱内にできる腫瘍で、悪性度の低い表在性膀胱癌と悪性度の高い浸潤性膀胱癌に分けられます。表在性膀胱癌は、乳頭状の発育をすることが多く、根が浅く浸潤や転移傾向が少ないため内視鏡で切除できることが多い腫瘍です。一方、浸潤性膀胱癌は膀胱の壁に深く浸潤しているもので、肺、骨、リンパ節などに転移を来すことも多あり膀胱全摘を中心とした抗癌剤投与や放射線療法などが選択されます。
どういう時に膀胱癌が疑われるでしょうか?主な症状として、痛みを伴わない血尿があります。普通は排尿痛や残尿感を伴う血尿では膀胱炎を疑うのですが、抗菌剤を投与しても難治性であったり、症状が繰り返しおこる場合は、膀胱癌が見つかることがあります。ぜひ泌尿器科専門医の受診をお勧めします。
検査
まず尿検査が行われます。これはコップに尿をとるだけの簡単な検査ですが、血尿や炎症の有無や悪性の細胞の有無などをチェックできます。
エコー(超音波検査)は、体表にゼリーを塗って機械をあてる検査です。腎臓、膀胱、前立腺などがチェックできます。特に十分尿が貯まっている膀胱であれば直径5~10 mm程度の膀胱癌も発見可能です。
胱鏡癌の最終診断は内視鏡で膀胱の中をのぞく膀胱鏡です。これはやはり多少痛みを伴いますが、当院では柔らかく細い軟性鏡で検査をするためほとんど痛みはないようです。この検査で膀胱内の腫瘍が表在性か浸潤性か大体検討がつきます。
以上が主な検査ですが、浸潤性が疑われる場合はCT検査やMRI検査、骨シンチなどで浸潤の程度、転移の有無などを検討します。
当院での治療方針
1)表在性膀胱癌の場合
腫瘍の根が浅いと考えられれば十分な麻酔下(主に腰椎麻酔)、尿道から内視鏡を挿入し切除します。通常術後数日で退院可能です。この治療で根治可能なことが多いのですが、この癌の特徴として膀胱腔内に再発しやすいことがあり、慎重な膀胱鏡検査による経過観察が必要となります。癌が多発していたり、再発しやすいときには予防的に膀胱内に抗癌
剤を注入することもあります。
一般にこの表在性癌は細胞の悪性度が低いことが多いのですが、例外として上皮内癌(CIS)というものがあります。これは隆起性の腫瘤を作らず膀胱粘膜をはうように発達し悪 ところが多いようです。ここは国まかせではなく自分で健診プログラムを作りましょう。
個人の健診機会は、(1)職場健診、配偶者健診 (2)自治体健診 (3)人間ドックなどの自費健診 (4)通常の病院の診療 の4つが想定されます。特に(1)と(2)をうまく利用することで費用を低く抑えて健診を受けることができます。(3)の自費健診に関しては隔年の健診に追加することで、毎年、健診を受けられるようにするのが良いでしょう。(4)については婦人科系疾患の既往歴によって保険診療の範囲で検査が受けられるケースがあります。主治医とよく相談しながら、保険が利用できる場合は賢く使っていきましょう。京都八幡病院では子宮がん検診を実施しています。従来の子宮がん検診の実施主体は、自治体と各健康保険組合でしたが、一定水準の設備・技術の整った病院であると認められ、子宮がん検診実施医療機関となりました。
対象は、以前は30才以上の方でしたが、20歳以上の若い世代においても子宮がんが発生しており、平成16年からは20歳以上の方までに対象年齢が引き下げられました。
子宮がんには、子宮頸がんと子宮体がんの2種類があります。従来は、9対1の割合で子宮頸がんが圧倒的に多かったのですが、頸部を円錐状に切除する方法で、高度異形成、上皮内癌で病変が
広い場合や、Ia1期の初期がんで子宮温存を希望される場合に適応となります。
これまでに、局所再発が約3%あり、1(閉経後)に子宮摘出、6名には再度円錐切除手術が実施され経過良好です。 d. 子宮摘出 a) 単純子宮全摘 上皮内癌で病変が頸管内の奥にある場合(高齢者に多い)や子宮筋腫合併、浸潤癌(Ia1)などに
適応となります。 b) 準広汎子宮全摘 病変の広い浸潤癌(Ia1)が適応となります。 c) 広汎子宮全摘 子宮傍組織を含めて広汎に摘出し、併せて卵巣・卵管(若年者や組織型によっては温存)、骨盤内リンパ節郭清を行います。出血量が多くなる場合には予め自己血貯血も行っています。術後に発生する下肢のリンパ浮腫に対しての予防と対策、改善の指導も行っています。
(2) 放射線治療全身状態(年齢、進行期、合併症)などを考慮して放射線療法を行います。初期がんでは、腔内からの照射のみで行われ、外来通院でも治療可能です。一般的には、骨盤内照射が併用されます。
みに悩んで医療機関を訪れた時点ではすでに手の施しようがない状態になっているという悲惨な事例もよくあった。  子宮がんは婦人科の専門。と言っても治療の段階となると放射線科に出番が回ってくる。放射線による治療である。最近では定期検診で非常に早期に発見される事例が増している。こういう場合は簡単に治ってしまう。ある程度病状が進むと手術か放射線治療かと、選択を迫られる。どちらも一長一短がある。それでも日本女性に多いタイプの、子宮がん、すなわち子宮頚がんはある程度進行しても治る可能性は高い。女性のシンボルである子宮を取ってしまのか、そうでない治療を選ぶのかは難しい選択ではなかろうかと思う。治療法選択に際しては担当医師の力量や病院自体のレベルを考慮すべきである。  子宮がんの発生率や死亡率は検診の普及もあり減少している。反対に乳がん、特に40才代の若年者の乳がんは増加している。乳がんかと心配になったらどうするか?婦人科へ?しかし、本来は外科へ行くのが正しい選択なのである。子宮も乳房も女性のシンボルと思ったら大間違い。男性にも「乳がん」が発生する。頻度は非常に少ないが。婦人科ではたとえ診断は出来ても、手術はできない。婦人科を受診しても「診てもらうだけ」になる。子宮がんと乳がんと同時に調べてもらおうとすれば婦人科が手っ取り早いのではあるが。放射線科は深く関係する。ひとつは治療。やはり放射線治療である。以前は乳がんというと乳房を全部取って、その後で放射線を照射したが、今では乳房の形をできるだけ残して、がん1)非特異的免疫療法
(1)
リンフォカイン活性化キラー細胞(LAK)療法
インターロイキン2IL-2)は、1970年代にT細胞の増殖を促進する因子として見出されたサイトカイン(あるいはリンフォカイン)の一種です。IL-2は、T細胞のほかにも、がん細胞を殺傷する作用のあるナチュラルキラー(NK)細胞も活性化と増殖させる作用があります。1980年代前半に、患者さんのリンパ球を体外に取り出して高濃度のIL-2とともに培養すると、がん細胞をよく殺傷するようになることが報告されました。これをリンフォカイン活性化キラー細胞療法と名づけました。わが国でも、このLAK細胞を大量に培養し、増殖あるいは活性化させた後に生体内に戻す治療法がすでに試みられています。この方法は、一度リンパ球を体外に取り出し、培養増殖してから再び体内に戻すので、養子免疫療法とも呼ばれています。[効果、副作用、問題点]
LAK
細胞を維持するために、患者さんの体内にLAK細胞を戻すと同時に、大量のIL-2を静脈注射することが行われました。しかしその結果、血管壁から血液が漏れ出たり、発熱、悪寒(おかん)、震え等IL-2によると思われる副作用が多くみられました。またその後の検討で、LAK細胞はがん内部への集積性が悪いことが明らかになりました。ばくだいな経費と人手がかかることや、期待されたほどの効果が


胃がん腹水

確認されなかったため、広く普及するには至りませんでした。しかし、手技が比較的煩雑(はんざつ)ではないので、高度先進医療の一環として続けている施設があります。このような反省から、対象症例を絞って他の薬剤や治療法と併用したり、がん内部への高い集積性を期待して、次項に述べるような腫瘍組織浸潤リンパ球(しゅようそしきしんじゅんりんぱきゅう:
Tumor-infiltrating


胃がん腹水

Lymphocyte
TIL)を用いた養子免疫療法へと引き継がれていきました。
(2)
腫瘍組織浸潤リンパ球(TIL)療法

胃がん腹水


がんに対する特異性を高める(がんだけにより強く作用させる)ために、末梢(まっしょう)の血液ではなく、がん組織そのものに集まっているリンパ球を採取します。それを、
LAK療法と同じようにIL-2とともに数日間培養した後に、再び患者さんに投与する治療法です。LAK療法と比べ、がん細胞をより特異的に認識して攻撃するのではないかと期待されました。実際の臨床での成績はまだはっきりしませ


胃がん腹水

んが、
TILの中にはがんを特異的に攻撃するT細胞も実際に含まれていて、これらの細胞の利用が、後のがん特異的抗原の発見に結びついた側面もあります。手技が比較的煩雑ですが、高度先進医療の一環として続けている施設があります。


胃がん腹水

[
効果、副作用]
根治的治療手段のひとつとして認識されるようになってきた。 放射線治療の利点は、手術と比較して治療後のQOLが高いことである。手術では高率に性機能が障害され、性的活動期にある男性には大きな


胃がん腹水

問題となる。また、手術後には程度の差はあるものの、多くの症例で尿失禁が認められる。一方、放射線治療の主な副作用は膀胱直腸障害であるが、総じて、放射線治療のほうが
QOLを高く保つことができるとされている。 前立腺癌に対する放射線療法では、放射線外照射と小線源による組織内照射が行われているが、組織内照射では前立腺により大線量の投与が可能であり、周辺の正常組織への線量は抑


胃がん腹水

えられることから、近年では組織内照射の症例数が急速に増加している。ヨード線源による低線量組織内照射
(ヨウ素125密封小線源永久挿入療法) 米国では、前立腺癌に対する組織内照射は広く普及している。経直腸的超音波およびテンプレートを用い、前立腺内にヨードやパラジウムの小線源を永久刺入する方法が一般的で、優れた治療法として注目を集めている。最大の利点は、外照射に比べてより大量

胃がん腹水


の線量を前立腺に照射できること、
頻度は少ないのですが、癌が肺や骨に広がることがあります。そのような場合はX線やスキャンによる画像診断で見つけることができます。また放射性ヨードやX線による治療が必要になり、時に外科的

胃がん 腹水

胃がん腹水

妊娠中、授乳中の方 これから子供をつくろうと思っている方(女性も男性も)
すでに薬を使っている方(他の診療科や病院でもらった薬、薬局で買った薬を飲んでいる方
民間療法や健康食品を利用されている方 今までに薬による副作用を経験したことのある方
今までに放射線治療や化学療法を受けたことのある方
3)抗がん剤治療の副作用と発現時期
「容認、場合により推奨」と判定されているのは、「前臨床期の前立腺がんに対するビタミンEのサプリメント」1つだけです。残りの代替療法はすべて、「容認」あるいは「反対」と判定されています。「容認」、つまり「有効性ははっきりしないけれども、患者がその利用を望むのであれば、あえて否定せずに認める」と判定されている治療法の例として挙げられているのは、「乳がんと前立腺がんに対する低脂肪食」、「マクロバイオティク食(野菜や玄米中心の食事)」、「臨床期の前立腺がんに対するビタミンEのサプリメント」です。
一方、「反対」という判定はどうでしょうか。これはつまり「効果がないか、害のあることがはっきりしているので反対する」という判定です。一般に、がんに対して有効と思われている、「ビタミンAとビタミンCなどの抗酸化物質のサプリメント」と、「乳がんに対する大豆サプリメント」の2つは、この「反対」という判定になっています。
5.むしろ害になる可能性のあるサプリメント
この判定は、ビタミンAやCなどの抗酸化物質が通常の治療効果を弱めてしまう可能性があるためです。放射線治療や化学療法など、通常のがん治療の一部は、活性酸素を発生させてがん細胞を攻撃することにより治療効果を発揮します。ところが、ビタミンAやビタミンCなどの抗酸化物質をサプリメントとして大量にとると、活性酸素の作用が弱くなるため、こうした通常治療の効果を阻害する可能性があります。そのため、判定が「反対」とされているのです。
また、「乳がんに対する大豆サプリメント」も、この論文では「反対」とされています。植物性エストロゲンは大豆製品に多く含まれており、女性ホルモンのエストロゲンと化学構造が似ています。大豆製品に含まれる植物性エストロゲンが、本来のエストロゲンの働きを抑えて、乳がん予防につながるという仮説があります。
けれどもその一方で、植物性エストロゲンが、本来のエストロゲンと同じ働きをすることで、かえって乳がんのリスクを高めてしまうという可能性も考えられています。こうした有害作用についての理論的な可能性を現時点では否定できないことから、判定は「反対」という結果になっています。
こと。代替とは「代わり」という意味で、通常のがん治療の代わりに行われる治療法を指しています)。
けることに役立てていただければ幸いです。内容は簡単にまとめてあるため、ここに書かれていないこともあります。
疑問や質問がありましたら、どうぞ遠慮なく医師や看護師、薬剤師などの医療スタッフにお尋ねください。
2.がんについて
ていません。 また、樹状細胞(参照してください)にがん特異的抗原遺伝子を導入することによって、抗がん活性が高まることが期待されています。動物実験では、腫瘍ワクチン、DNARNA)ワクチンを上回る治療効果が報告されていて、臨床試験が計画されています。 [効果]他の遺伝子治療と同様、これら免疫遺伝子治療の臨床応用も現在第I相試験を終了した段階で、有用性の有無を結論づけるには至っていません。  [副作用]腫瘍ワクチンあるいはDNARNA)ワクチン接種部位に痛みが認められる以外に、重篤な副作用は報告されていません。  [問題点]I相試験から期待されている効果を得ることは難しいと予想されていますが、免疫遺伝子治療は研究の段階で、その治療効果を期待するにはさらなる解析が必要と思われます。 また「容認」と判定されている治療としては、「痛みに対する鍼灸痛みに対するマッサージ」があります。 以上が、がんの相補代替療法の有効性と安全性について、研究グループが判定したまとめです。 この論文では、安全性と有効性の評価だけではなく、リスクの程度、使ってはいけない禁忌の状況などについても、具体的に特定しているので、参考にしてください。   なお、総合判定の3番目にあたる「容認」については、正確に理解しておく必要があります。  この判定に分類された治療法は、「効果の可能性があるので承認する」というように「積極的」に認めているわけ吐き気)、嘔吐(おうと)、白血球減少等がみられます。小細胞肺がんでは抗がん剤は有効で、多くの場合がん細胞は縮小し、消失することもあります。 しかし再発する場合も多く、その場合の抗がん剤の投与については、まだ研究途中の段階です。エトポシド、シスプラチン、カルボプラチン、塩酸イリノテカン等の薬剤が主に使われています。現在、わが国で広く用いられている組み合わせは、以下のとおりです。  1.シスプラチンと塩酸イリノテカンの2剤併用 2.PE療法:シスプラチン、エトポシドの2剤併用 これらの併用療法を、3〜4週間隔で4〜6回繰り返し行うのが標準的です。また、多数の抗がん剤を毎週使用する方法が検討されています。
代謝拮抗剤増殖の盛んながん細胞に多く含まれる酵素を利用して、増殖を抑え込もうとする薬です。代謝拮抗剤はプロドラッグといって、本来の働きをする前の化学
構造を持った薬として投与されます。これががん細胞の中にある酵素の働きを受けて活性化され、抗がん剤としての効果を発揮するようにつくられています。しかし、この酵素は正常細胞にも存在するので、ある程度の薬物有害反応は避けられないことになります。この薬はがん細胞が分裂するときに効果を
発揮するため、個々のがん細胞が分裂するときをねらって、長時間、持続的に薬を投与する必要があります。2)アルキル化剤
もともとは、毒ガスの研究から開発された薬です。遺伝情報の伝達など、生命の本質に重要な役割を果たしているDNAに働く薬です。DNAは普通、核塩基が対になって2本の鎖状に結合し、それがらせん状にねじれた構造になっています。アルキル化剤は、強力で異常な結合をDNAとの間につくります。す
るとDNAの遺伝情報が障害され、またDNAそのものも損傷を受けます。細胞が分裂してがん細胞が増殖する際には、アルキル化剤が結合した場所でDNAはちぎれ、がん細胞は死滅します。3)抗がん性抗生物質細菌に対してペニシリンといった抗生剤が選択的に効くように、がん細胞に対しても選択的に働く抗生物質があるのでは、という研究のもとに開発されました。ある種の抗生物質と同じように、土壌に含まれる微生物からつく
られたものです。もともと細菌やカビに効く構造を持った抗生物質の化学構造を変化させたりすることにより、がん細胞を死滅させる効果を発揮するようになったものもあります。4)微小管作用薬
細胞の中にあって、細胞の分裂に重要な微小管というものの働きを止めることにより、がん細胞を死滅させます。微小管に対する作用の違いにより、ビンカアルカロイドとタキサンの2種類の化学物質に分類されます。また、微小管は神経細胞の働きにも重要な役目を負っているため、これらの抗がん剤によって、手足のしびれなどの神経障害が出ることがあります現在、大腸がんには、抗がん剤がいくつか使用されています。ある程度進行したがんに対して、根治的な手術後、再発を少しでも防止するための補助的手段として使われることがあります。また、がんが切除されなかった場合や、手術後再発し、再手術では切除できないような病変に対しても、抗がん剤はしばしば使用されます。フルオロウラシルが有効で、近年、この抗がん剤の奏効率を高める治療の研究が進み、好成績が得られつつあります。最近、塩酸イリノテカンが有効であることも報告されています。重い全身合併症がなく、肝臓、腎臓、骨髄機能に高度な障害がない場合は、化学療法が行われます。使用される抗がん剤には、ゲムシタビン、フルオロウラシル等がありますが、単独では薬剤の効果が十分でないことが多く、効果を高めるためさまざまな努力がなされています。肺や骨、リンパ節など他の臓器への転移がある場合には、シスプラチンを中心とした抗がん剤を使用して、全身化学療法を行います。多種類の薬剤を併用して行いますが、薬物有害反応がかなり強くみられます。奏効率は、6070%といわれています。手術後は、抗がん剤のシスプラチンを主体とする多剤併用化学療法でがん細胞の完全消失が認められ、長期に生存している患者さんも増えています。手術が不可能な場合は、放射線療法やブレオマイシンなどの抗がん剤の投与が行われます。外科療法や放射線療法等を主体とした治療を行いますが、抗がん剤などによる化学療法を併用することがあります。ある程度進行していたら、化学療法を併用します。悪性度の高いがんに対しては、行なわれます。直腸がんの約80%は直腸指診によって見つかるといわれています。直腸がんだけでなく、膀胱や子宮、卵巣、前立腺の異常も調べられます。肛門直腸鏡検査は長さ約10センチの金属筒状の肛門鏡を挿入し、直腸内を直接観察するものです。 注腸X線検査肛門からバリウム溶液と空気を入れて膨らませ、大腸にバリウムを付着させ、X線写真を撮る方法で、様々な大腸疾患の診断に役立っています。大腸の形、大きさ、内径、位置、粘膜の様子から大腸の全体像を診断できます。正常な大腸はその輪郭が滑らかな曲線を描きます。これに対して、腫瘍があると腸管の壁が変形していたり、粘膜のひだや模様の異常を見つけることができます。注腸X線検査の欠点として、盲腸や直腸、S状結腸の病変で腸の重なりのある場合やバリウムがたまっていると病変を見逃す危険があります。 大腸内視鏡検査内視鏡検査はファイバースコープや先端にCCD(固体撮影素子)を搭載した電子スコープを用いて、直接、消化器粘膜を齢者の場合、無理に肛門を残すと術後の頻便などのため逆効果になることもあります。したがって、手術法と病期の進行度を正確に説明し、年齢、社会的活動力、本人や家族の希望などを考慮にいれ、総合的に術式を決定することが極めて重要となります。 局所手術後、大網とリンパ節の顕微鏡的検査の結果、転移していないことがわかれば、はじめてII期であることが確定します。
このような手術によってII期であることが確定した場合、手術後、化学療法を予防的に行って治癒率を改善しようとする試みは臨床試験として行われます。
III
IV
III
IV期のがんは進行がんとして同じように治療が行われます。IIIIV期のがんは転移が広範囲にあるため、手術によって完全に切除することはできません。しかし、一部のがんが残ってもできるだけ多くのがんをとり除いたほうが症状を改善できるため、全身状態が耐えられれば、できるだけ多くのがんを切除します。病状によっては手術で大部分のがんがとれる場合もありますが、開腹したけれどほとんど何もとれずに終わる場合もあります。手術前の検査によって、開腹しても切除は難しいと予測される場合は、まず化学療法を行ってがんを縮小させてから手術する方法もあります。
· ホルモン療法併用または非併用する放射線療法の臨床試験。 超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
· ホルモン療法後に根治的前立腺摘除術を評価する臨床試験。 新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
このまとめのセクションでは、現在臨床試験を行っている治療法について個々に触れますが、最新の臨床試験をすべて網羅できていない可能性があります。アメリカで実施されている臨床試験についての情報はNCI Web siteにアクセスすれば、入手できます。
III
期の治療法は以下になります: 外照射単独、あるいはホルモン療法との併用。
·
ホルモン療法。  通常、骨盤リンパ節郭清術と根治的前立腺摘除術。手術後、放射線療法を併用することもあります。
· 臨床経過観察。  がんによる症状を和らげる緩和的療法としての放射線療法、ホルモン療法、あるいは経尿道的前立腺切除術。
放射線療法の臨床試験。  超音波を用いた凍結手術療法の臨床試験。
· 新しい治療法を評価する目的で行われる臨床試験。
したいと考えています。医師のすすめで大学病院で切るか、そちらのようなレーザーを専門に扱っているような病院でやるか、検討しています。緊急にやらなくてはいけない手術ではないので出来るだけ仕事を休まず、安くやりたいと思っています。もちろん大きさや状態にもよると思いますが、どの程度の通院で出来るのか、日数や費用を教えて下さい。又、お話を聞きに行くのに、土曜日しか行けないのですが混みますか?教えて下さい。宜しくお願いします。
質問E:口蓋扁桃のラジオ波凝固治療に関する質問
 いつもお世話になっています。先日は、診察ありがとうございました。私は来月、口蓋扁桃のラジオ波凝固手術を予約させていただきました、患者の・・です。扁桃のラジオ波凝固治療についての質問を幾つかさせていただきます。1) 手術の方法について解説をお願いします。
2)
手術の危険度はどうなのでしょうか?
3)
手術の痛みはどれほどでしょうか?
4)
手術後の患者の痛みは何時間位続きますか?
5)
出血はありますか?また、手術後の出血は続きますか?
6)
患者は、手術後食事や水等はいつ頃からとれるでしょうか?7) 手術後は口内炎の大きいのができるようなものと聞きましたが、どの位の大きさでしょうか?また、そのようになった場合の対処法や注意事項。
8)
術前、術後の注意事項などがあれば、お願いします。
9)
扁桃腺の全摘出より軽くすむそうですが、摘出手術との比較や違いを教えて下さい
 手術を決めた後に、自分が手術の事を全然理解していないことに気がつきました。会社や家族にも説明出来ないでいます。ご面倒ですが、よろしくお願いします。
まとめの回答
 黄色や白色の臭いがする粒々は、口蓋扁桃の腺窩あるいは陰窩と呼ばれる「くぼみ」に貯まってくる膿栓というものです。長い年月のうちには扁桃は萎縮してゆき、それにつれて扁桃の腺窩も浅くなり膿栓は少なくなることが期待できますが、すぐに無くなるというものではありません。口蓋扁桃の膿栓は実際には健康上の害になることは殆どないと考えられます。嫌な口臭や咽喉頭異常感症の原因として咽頭の不快感をもたらすことが主な症状です。耳鼻咽喉科では、腺窩に貯まる
膿栓を専用の器具で吸引除去したり、腺窩洗浄という処置をしたりといった保存的治療を繰り返して行う外来治療が行われます。陰窩洗浄は耳鼻咽喉科処置の苦手な人や咽頭反射の強い方には向きませんから、そのような場合にはよくうがいをするといった自己管理で対応することになります。扁桃は大きくて呼吸の障害になってイビキの原因になっていたり、咽頭の異常感症が続いたり、膿栓で口臭が気になる方などでは、入院して扁桃を全摘出する手術あるいは外来での高周波凝固やラジオ波凝固による口蓋扁桃を縮小あるいは部分切除する治療などが社会的適応として行われます。
扁桃に電気凝固を応用する治療はリンク集に掲載した勝田耳鼻咽喉科の志井田先生により詳説されています。その一つの方法として当院では新しく開発されたラジオ波凝固治療機器であるコブレーターCoblatorやセロンCelonによるラジオ波凝固治療を行っています。ラジオ波凝固は基本的には特別新しい治療法ではなく、これまでの高周波電気凝固治療とほぼ同質のものですが、発生する熱が比較的低温で作用し、周辺組織への熱凝固・変性の度合いが穏やかなものになっています。
手術はラジオ波凝固治療装置を用い、付属する何種類かの電極端子を使って行います。電極端子は大きく分けて2種類あり、その一つは口蓋扁桃に刺入してラジオ波熱凝固するものと、もう一つは表層処置用で口蓋扁桃の表面から扁桃組織をラジオ波凝固・蒸散するものです。つまり、口蓋扁桃の内部から凝固・縮小させる方法と、表面から扁桃を凝固・削除してゆく方法を併用します。
扁桃のラジオ波凝固治療に際し、適切な手術方法が行われる限りにおいて、その手術の危険度
は非常に低いと考えています。しかし全ての医療行為において言えることですが、全く安全な手術というものはありません。塗布麻酔と同時に、少量ですが局所麻酔の注射も施行しますから麻酔に付随した危険も皆無ではありません。また、いくら安全といってもなども原因となることがあります。 3)ある特定の薬剤を服用している場合 一部の薬... [ 腫瘍・癌 > 癌・白血病 ]  kurarakumi 08/02/06...ま自然に膀胱の亀裂がふさがっていくのを待つ。
2
全身麻酔で開腹手術を行い亀裂をふさぎ膀胱の外側にあるドレーンで取ってる膿をきれいにする。
3 2
に加え膀胱を摘出する...の結果はG3がんといわれました。転移があると聞きましたし、膀胱自体にどのような処置も有効でない、と聞きましたが、そうなのでしょうか?
であるなら膀胱摘出が一番と思われるのですが、膀胱摘出しても転移の確立は変わらないのでしょうか? 78才男性です。よろしくお願いします。(50 男性...腫瘍・癌 > 癌・白血病 ]  kurarakumi 08/02/07山田先生ありがとうございます。
今夜担当医と話す機会があり
膀胱摘出を試みると動脈瘤に衝撃を与える可能性があり少し模様を見ることになりそうです。もし1になるか、2を行って退院できればカテーテルで動脈瘤の手術を行える可能性あ
るそうです。先生の"危険度が高い"とは上記の衝撃で破裂の危険性がある、とのことでしょうか? 現在の状態としては精神的な部分は別として点滴も外せそうですし、食事も取れています...
[ 腫瘍・癌 > 癌・白血病 ]  ありがとうございます。
やはり破裂の危険ですか、、。
今夜担当医の説明があり膀胱摘出は動脈瘤破裂の危険度が高いので一時中止し、動脈瘤をカテーテル治療というもので治療できるところがありそれが可能になれば先に動脈瘤を治せる、がそれにはまず12をクリアした上で手術できる病院での検査をクリアしなければならないそうですが、問題になるとすればどのようなことでしょうか? 現在入院中の院内血管外科では大丈夫だろうと言ってくれているようです
が、、。場所は腎臓に行く動脈の近く(どの程度かは不明です) タイプは欠陥の層...[ 腫瘍・癌 > 癌・白血病 ]  kurarakumi 08/02/13山田先生ありがとうございます。
いまのところ膀胱の穴というのか裂け目というのか尿が漏れ出しているところが塞がらない為にドレーンも尿道の管も取れない状態ですからただ、今はひたすら栄養をつけて穴が塞がるのを待っている状態です。膀胱がんの進行状況もわかりません。削った後どのくらいで再発又は転移するものなのでしょうか? 早い遅いは個人差なのですか...間質性膀胱炎は自己免疫性疾患が疑われていますが、現在のところ原因不明の疾患群です。
通常は自己免疫疾患にはステロイドが奏効するのですが、間質性膀胱炎ではあまり効かない...好酸球性膀胱炎等)などとの違いです。
間質性膀胱炎と過活動膀胱は疾患の定義が違います。
過活動膀胱は尿意切迫感を呈する疾患群の総称です。
過活動膀胱の原因の一つとしして、間質性膀胱炎があるとお考えになってください。
間質性膀胱炎から癌に移行すると言う報告はありませんが、間質性膀胱炎に似た症状から始まり、実は膀胱がんだったという症例...[ 検査・薬について > 検査と検査結果 ]  クランチ 07/09/08_0000803267...は尿検査できないので、もうしばらくしてから来て みてください)ということで終わったのですが、その後すぐ転職したので 尿検査はしてないままです。
私としては昨年のことがあるので、今回のそれももしかして生理直後のせいで なく、何か原因があるのでは、、まさか膀胱ガン?などと不安でいっぱいです。 体調はずっと悪くはないのですが・・・ちなみに40歳女性です。 どういうことが疑われるでしょうか。。。 で、心配で今日婦人科に定期健診いったついでに尿検査もしてきました。 1週間で検査結果出るとのことですが、潜
[ 検査・薬について > 検査と検査結果 ]  ホソジー 内分泌・糖尿病内科 07/09/08 [ 検査・薬について > 検査と検査結果 ]   ホソジー 内分泌・糖尿病内科07/09/08
ありますが根治性の面で膀胱摘出に代わるもので
はありません。膀胱摘出後の尿の出し方です
表在性癌が浸潤や転移することは少ないため、全身の転移の検査はあまり必要ありませんが、浸潤性癌の場合、胸部レントゲン写真、CTスキャン、超音波検査および骨シンチ(骨への転移の検索)が必要となります。
また、すべての膀胱癌で、同じ移行上皮で被われている腎盂、尿管にも同様の癌が見つかることがあります がんの成長を遅らせるため
体のほかの部分へと転移しているかもしれないがん細胞を殺すため
がんによって起こっている症状を和らげるため
3.抗がん剤について
1)抗がん剤治療とは
抗がん剤治療は、内服や注射によって全身にくまなく抗がん剤を行き渡らせることにより、全身に広がる可能性のあるがん細胞や、すでに他の場所へ転移していたり、全身に広がっていると考えられるがん細胞を治療するものです。がんの種類によっては、第一選択の治療法として抗がん剤治療を行うことがあります。また、手術や放射線と組み合わせて補助的に抗がん剤治療を行うことや、がんを小さくするために手術の前に抗がん剤治療を行うこともあります。
2)抗がん剤の種類
「抗がん剤」は、その作用の仕方、作用する部位などによって、いろいろな種類に分類されます。いわゆる「抗がん剤」とは、がん細胞の細胞分裂過程に働き、がん細胞の増殖を妨げたり、細胞が成長するのに必要な物質を作らせない、あるいは過剰に産生させてがん細胞の死滅を促す「化学療法」のことをいう場合が多いです。この他にも、ある特徴を持ったがん細胞を攻撃する「分子標的薬」や、体内のホルモンの影響を受けて増殖するがんに対しては、そのホルモンを調節することによりがん細胞の増殖を抑える「ホルモン療法」なども、抗がん剤に含まれます。抗がん剤の多くは体のなかの正常な細胞にも作用するため、それが副作用となって現れてきます。化学療法は、分子標的薬やホルモン療法に比べて、一般的に副作用が強いのが特徴です。
がんの種類や状態、また個々の患者さんの健康状態によって、どのような抗がん剤治療が選ばれるかが異なってきます。がん細胞に対してより効果を発揮させるために、作用が異なる抗がん剤を組み合わせて用いることもあります。
3)抗がん剤の投与方法
抗がん剤には、錠剤やカプセル剤といった内服薬(飲み薬)と、点滴のように血管へ直接投与する注射薬があります。静脈のなかに点滴、注射するのが一般的ですが、がんの種類、状況によっては、動脈内、腹腔内、胸腔内、髄液中に投与することもあります。治療によっては、携帯用のポンプを使って、数日間にわたって持続的に抗がん剤を注入する方法もあります。
どのような間隔でいつまで抗がん剤治療を続けるかは、がんの種類、治療の目標、抗がん剤の種類や副作用の程度によって異なります。多くの場合、抗がん剤を投与する日と休む日を計画的に組み合わせ、そのスケジュールに沿って、繰り返し治療していきます。投与を休む日を加えることは、副作用を防止したり、体力や免疫力の低下などに注意する必要があるからです。もし抗がん剤の副作用が強く出た場合には、その量を減らしたり、投与を中止することもあります。
また、抗がん剤治療中に他の薬を使うと、薬によっては抗がん剤の効果や副作用に影響することがあります。以下に当てはまる場合には、医師またはその他の医療スタッフにお伝えください。
現在服用している薬がある。
健康食品や民間療法を行っている。
4)抗がん剤投与中の注意点
生命にかかわるような大きな有害作用が現時点で報告されておらず、またそのようなことが生じる理論的可能性も低いということにすぎません。
つまり、「効果は未確認だが、重大な害の可能性は低いので、患者が使用を希望する場合に
は、反対しないでその意思を尊重する」ということです。
これは、積極的なお勧めではなく、いわば「消極的」な意味合いのものということを頭に
入れておいてください。
(1)
腫瘍ワクチン療法
がん細胞にサイトカインや接着分子等の遺伝子を導入し、がん細胞が増殖しないように放射線を照射した後に患者さんの体内に戻す方法です。現在までに悪性黒色腫、腎がん、線維肉
腫等で数多く試みられていますが、T細胞のがん内への浸潤、がん細胞特異的免疫担当細胞の誘導あるいは遅延型過敏反応等は確認されているものの、臨床的有用性が確認されたもの
はまだありません。また、補助刺激分子(T細胞受容体からのシグナルを増強するのを助ける補助分子)の1つであるB7遺伝子を、がん内部に直接接種する遺伝子治療も行われていま
す。これに関してもほぼ同様の結果で、治療効果は確認されていません。
(2)DNA
RNA)ワクチン療法
がん特異的抗原の遺伝子を患者さんの体内(その多くは筋肉細胞内)に接種し、その抗原に対する抗原特異的免疫反応を誘導する試みで、臨床応用が進められています。しかし、現時
点ではその臨床的有効性は証明されていません。
また、樹状細胞(参照してください)にがん特異的抗原遺伝子を導入することによって、抗
がん活性が高まることが期待されています。動物実験では、腫瘍ワクチン、DNARNA)ワクチンを上回る治療効果が報告されていて、臨床試験が計画されています。
[
効果]
他の遺伝子治療と同様、これら免疫遺伝子治療の臨床応用も現在第I相試験を終了した段階
で、有用性の有無を結論づけるには至っていません。
[
副作用]
腫瘍ワクチンあるいはDNARNA)ワクチン接種部位に痛みが認められる以外に、重篤な副作用は報告されていません。


胃がん腹水

問題点
]I相試験から期待されている効果を得ることは難しいと予想されていますが、免疫遺伝子治
療は研究の段階で、その治療効果を期待するにはさらなる解析が必要と思われます。


胃がん腹水

がんの代替療法

健康食品やサプリメントをはじめとした、がんの代替療法(民間療法)の有効性や安全性を

胃がん腹水


科学的な方法で評価しようという気運が世界的に高まっています。これまでに行われた研究を検討して、がんの代替療法の有効性と安全性についてどこまでわかっているかを整理する

という試みも始まっています。


胃がん腹水

その中で最も組織的で詳しい研究の1つとして、アメリカ、ハーバード大学の研究グループ

による報告をご紹介します。がんに対する「相補代替療法」の有効性と安全性をまとめたものです(「相補」とは「補う」という意味で、通常のがん治療を補う意図で行われる治療の


胃がん腹水

こと。代替とは「代わり」という意味で、通常のがん治療の代わりに行われる治療法を指しています)。

けることに役立てていただければ幸いです。内容は簡単にまとめてあるため、ここに書かれていないこともあります。

胃がん腹水


疑問や質問がありましたら、どうぞ遠慮なく医師や看護師、薬剤師などの医療スタッフにお尋ねください。

2.がんについて

胃がん腹水


正常な細胞は一定の規律をもって成長し、死んでいきます。ところががん細胞は異常で、分裂をいつまでも続け、まったく無秩序にどんどん増え続けます。

問題点]

胃がん腹水


TNF
は抗がん作用を持つ反面、がん末期の患者さんに悪液質(患者さんが衰弱した状態です)を引き起こす作用を持つことや、副作用が非常に強いなどの問題点があるために、副作用を軽減した製剤の開発が進められています。
4)インターロイキン12Interleukin-12IL-12)によるサイトカイン療法

胃がん 腹水

胃がん腹水

どうでしょうか。こちらもやはり、勧める度合いがもっとも高い「推奨」という判定がされているものは1つもありません。 「容認、場合により推奨」と判定されている治療法の例として、「化学療法による悪心嘔吐に対する鍼灸」、「不安、悪心、リンパ浮腫に対するマッサージ」、「運動療法」が挙げられています。腫瘍ワクチン療法がん細胞にサイトカインや接着分子等の遺伝子を導入し、がん細胞が増殖しないように放射線を照射した後に患者さんの体内に戻す方法です。現在までに悪性黒色腫、腎がん、線維肉腫等で数多く試みられていますが、T細胞のがん内への浸潤、がん細胞特異的免疫担当細胞の誘導あるいは遅延型過敏反応等は確認されているものの、臨床的有用性が確認されたものはまだありません。また、補助刺激分子(T細胞受容体からのシグナルを増強するのを助ける補助分子)の1つであるB7遺伝子を、がん内部に直接接種する遺伝子治療も行われています。これに関してもほぼ同様の結果で、治療効果は確認されていません。  ワクチン療法がん特異的抗原の遺伝子を患者さんの体内(その多くは筋肉細胞内)に接種し、その抗原に対する抗原特異的免疫反応を誘導する試みで、臨床応用が進められています。しかし、現時点ではその臨床的有効性は証明されていません。 また、樹状細胞(参照してください)にがん特異的抗原遺伝子を導入することによって、抗がん活性が高まることが期待されています。動物実験では、腫瘍ワクチン、DNARNA)ワクチンを上回る治療効果が報告されていて、臨床試験が計画されています。 [効果]他の遺伝子治療と同様、これら免疫遺伝子治療の臨床応用も現在第I相試験を終了した段階で、有用性の有無を結論づけるには至っていません。  [副作用]腫瘍ワクチンあるいはDNARNA)ワクチン接種部位に痛みが認められる以外に、重篤な副作用は報告されていません。  [問題点]I相試験から期待されている効果を得ることは難しいと予想されていますが、免疫遺伝子治療は研究の段階で、その治療効果を期待するにはさらなる解析が必要と思われます。   また「容認」と判定されている治療としては、「痛みに対する鍼灸痛みに対するマッサージ」があります。以上が、がんの相補代替療法の有効性と安全性について、研究グループが判定したまとめです。  この論文では、安全性と有効性の評価だけではなく、リスクの程度、使ってはいけない禁忌の状況などについても、具体的に特定しているので、参考にしてください。  なお、総合判定の3番目にあたる「容認」については、正確に理解しておく必要があります。   この判定に分類された治療法は、「効果の可能性があるので承認する」というように「積極的」に認めているわけではありません。決して、有効性が科学的に確認されている、という意味ではないのです。生命にかかわるような大きな有害作用が現時点で報告されておらず、またそのようなことが生じる理論的可能性も低いということにすぎません。 つまり、「効果は未確認だが、重大な害の可能性は低いので、患者が使用を希望する場合には、反対しないでその意思を尊重する」ということです。    これは、積極的なお勧めではなく、いわば「消極的」な意味合いのものということを頭に入れておいてください。代謝拮抗剤増殖の盛んながん細胞に多く含まれる酵素を利用して、増殖を抑え込もうとする薬です。代謝拮抗剤はプロドラッグといって、本来の働きをする前の化学構造を持った薬として投与されます。これががん細胞の中にある酵素の働きを受けて活性化され、抗がん剤としての効果を発揮するようにつくられています。しかし、この酵素は正常細胞にも存在するので、ある程度の薬物有害反応は避けられないことになります。この薬はがん細胞が分裂するときに効果を発揮するため、個々のがん細胞が分裂するときをねらって、長時間、持続的に薬を投与する必要があります。2)アルキル化剤もともとは、毒ガスの研究から開発された薬です。遺伝情報の伝達など、生命の本質に重要な役割を果たしているDNAに働く薬です。DNAは普通、核塩基が対になって2本の鎖状に結合し、それがらせん状にねじれた構造になっています。アルキル化剤は、強力で異常な結合をDNAとの間につくります。するとDNAの遺伝情報が障害され、またDNAそのものも損傷を受けます。細胞が分裂してがん細胞が増殖する際には、アルキル化剤が結合した場所でDNAはちぎれ、がん細胞は死滅します。3)抗がん性抗生物質細菌に対してペニシリンといった抗生剤が選択的に効くように、がん細胞に対しても選択的に働く抗生物質があるのでは、という研究のもとに開発されました。ある種の抗生物質と同じように、土壌も持続します。  患者さんにとってはつらい薬物有害反応のため、抗がん剤の治療をするときには、吐き気が起きる前に制吐剤を抗がん剤と一緒に投与します。  メトクロプラミド、ステロイドホルモン、塩酸グラニセトロン、塩酸オンダンセトロン等が使用され、昔に比べると吐き気はかなり薬でコントロールできるようになりました。遅発性の吐き気は出現した場合、早期の吐き気に比べて、薬でのコントロールが難しいとされています。   微小管作用薬などの治療では、指先や足先からはじまるしびれ感が出ることがあります。進行すると手足の感覚がなくなり、食事中にはしを落とすような症状が出ることがあります。指先の運動など血行をよくすることが大切ですが、回復しづらい症状のため、悪化させないためには抗がん剤の投与を中止する必要があります。   ビタミン剤を使うことがありますが、効果は不十分です。しびれ感など末梢神経障害に対する新薬が開発中です乳がんでは、エストロゲンという女性ホルモンががん細胞の発育を促進しています。そこで、女性ホルモンの主な供給源である卵巣を取り除く手術を行います。薬剤を用いる方法では、女性ホルモンとは反対の作用をするホルモン剤(男性ホルモン)を経口、あるいは注射によって投与します。ほとんどが子宮内膜がんで、メドロキシプロゲステロンアセテートなどのホルモン剤と抗がん剤を併用して治療します。初期や再発したがんに用います。特に初期のがんでは、高い効果が認められています。 前立腺はがん化しても、男性ホルモンに強く支配されています。男性ホルモンの供給源である睾丸(精巣)を取り除く手術を行う治療法もありますが、高齢者などでさまざまな合併症がある場合には、化学療法あるいはホルモン療法が主な治療の手段となります。睾丸からのテストステロンの分泌を抑える薬剤や、男性ホルモンの働きを抑える抗男性ホルモン剤、男性ホルモンと拮抗する女性ホルモン(エストロゲン)剤等を投与し、抗男性ホルモン剤については新しい薬が検討されています。これらの治療の薬物有害反応としてインポテンツになったり、乳房が女性のように黒ずんで大きくなったり、痛んだりすることがあります。さらに、女性ホルモン剤は心臓や血管にも影響を与えます。 ホルモン療法であまり効果がみられないケースや、最初は有効でも期間がたつと効果がなくなってくる場合が10%くらいあります。このような場合には抗がん剤による化学療法が行われますが、最初からホルモン療法との併用が行われることもあります。 13.がんの痛みに対する薬物療法がんがおそろしい病気と考えられてきた理由の1つに、がん性疼痛と呼ばれる強い痛みに長い間苦しみながら死ぬのだと思われていることがあげられるでしょう。実際、がんの痛みをとる治療は、今まで積極的に行われてはいませんでした。がんの進行とともに痛みが起こることは多くなりますが、痛みを経験するのは70%の方です。末期になっても、30%の方には痛みは起こりません。現在では、痛みに関する医療技術が開発され、がんの疼痛はコントロールできるようになってきました。 がんの痛みには鎮痛薬が最も有効です。危険な作用や薬物依存のイメージで敬遠されていたモルヒネは、安全に使う方法が開発され、痛みの除去に最も有効な薬であると、国際的に重要性が認められています。  放射線は手術、抗がん剤とともにがんの治療の中で重要な役割を果たしています。放射線は手術と同じく、がんとその周辺のみを治療する局所治療です。手術と異なるところは、臓器を摘出する必要がなく、臓器をもとのまま温存することができ、そのため治療の前と同じような生活をすることが可能な治療手段であることです。放射線が、がん治療の手段として使われはじめてから100年以上がたちますが、その間に放射線治療機器、放射線生物学やコンピューターが発達し、放射線治療は急速に進歩してきました。がん組織に多くの放射線量を照射し、周囲の正常組織にはできるだけ少ない量の放射線を照射することができるようになってきて、がんを治せる可能性が高くなり、しかも副作用の少ない放射線治療が実現してきています。1.放射線治療で使われる放射線の種類放射線とは、空間や物質中を波のかたちや粒子でエネルギーを伝播するものを総称する言葉です。電磁波と粒子線の2種類に大きく分けられます。電磁波には、 X線、γ線(ガンマ線)などが含まれます。粒子線は、原子を構成する粒子(電子、陽子、中性子など)がいろいろな速度で飛んでくるものです。がんの治療に使われている放射線は、X線、γ線、電子線が主で、その他陽子線、重粒子線が研究段階で使われています。国立がんセンター(中央病院、東病院)では臨床に使用できるあらゆるX線、γ線、電子線が利用できる装置を備えている他、国立がんセンター東病院では1998年終わりから陽子線治療を開始し、頭頸部腫瘍、肺がん、肝がん、前立腺がんなどに適用されています2.放射線ががんを死滅させることができる理由放射線は、細胞のDNAに直接作用して細胞が分裂して数を増加させる能力をなくしたり、細胞が自ら死んでいく過程であるアポトーシスという現象を増強したりして細胞を死に至らしめます。放射線はがん細胞だけでなく正常細胞にも同じ作用をしますが、正常細胞はがん細胞よりは障害の程度が軽く、放射線照射前の状態に回復することがほとんどです。3.放射線治療が果たしている役割以前は、我が国では放射線治療の対象は手術ができないほど進行した症例がほとんどであったことから、一般の人には「どうしようもなくなってから気休めにやる治療」とか「一時しのぎの治療」という認識のされ方をしています。実際には、放射線は以下にあげるように治すことを目的としての治療から、症状を和らげるための治療まで幅広い役割を担うことができる治療です。1)治癒させることが目的の治療ください。   強力な治療法ですが、専門病院での治療成績をみると、完全寛解率は5080%、5年生存率は4060%でかなりの患者さんが治癒する疾患といえます。   ホジキンリンパ腫のIII期では放射線療法単独、もしくは放射線療法と化学療法との併用が、IIIIV期では化学療法が選択されます。IIIIV期症例に対する化学療法による成績は、5年生存率で4080%と幅がみられますが、比較的多く治癒します。  成人のがんでは、化学療法が最高の治癒率を示すがんです。シスプラチンを中心とする多剤併用化学療法で、70%以上にがん細胞の完全な消失が認められ、治癒率も60%以上と小児急性リンパ性白血病に匹敵します。   シスプラチンを主体とする多剤併用化学療法が、よく用いられます。化学療法を行った後、2回目、3回目の手術が行われることもあります。40%以上にがん細胞の完全消失が認められます。   ほぼ100%の治癒率を示します。メトトレキサートやアクチノマイシンD等の抗がん剤を中心とした化学療法を行い、その後は必要に応じて外科療法を併用します。以前は子宮摘出が主体でしたが、現在は抗がん剤による化学療法が改善され、治癒率も高くなっています。   化学療法を行った場合の薬物有害反応としては、口内炎、脱毛、悪心(おしん:吐き気)、嘔吐(おうと)、白血球減少等がみられます。小細胞肺がんでは抗がん剤は有効で、多くの場合がん細胞は縮小し、消失することもあります。  しかし再発する場合も多く、その場合の抗がん剤の投与については、まだ研究途中の段階です。エトポシド、シスプラチン、カルボプラチン、塩酸イリノテカン等の薬剤が主に使われています。現在、わが国で広く用いられている組み合わせは、以下のとおりです。   1.シスプラチンと塩酸イリノテカンの2剤併用 2.PE療法:シスプラチン、エトポシドの2剤併用 これらの併用療法を、3〜4週間隔で4〜6回繰り返し行うのが標準的です。また、多数の抗がん剤を毎週使用する方法が検討されています肝臓など、食道から離れている遠隔臓器に多発性のがんが転移している場合は、抗がん剤を用いた化学療法が治療の中心となります。シスプラチンとフルオロウラシルを中心とする抗がん剤の多剤併用化学療法や、放射線療法との合併療法が有効です。近年は、転移だけでなく、もともと発生した部位では広がっているけれど、まだその部位にとどまっているがんに対しても化学療法と放射線療法の併用を行います。また、普通の手術後の治療法として、放射線の術後照射と併用しても行います。小細胞肺がんと比較すると効果は低いのですが、シスプラチンを中心とする多剤併用化学療法で、以前よりよい治療成績が得られています。外科療法や放射線療法等の局所療法とは異なり、化学療法は抗がん剤による全身治療法なので、がんが転移するなど進行した場合では化学療法が治療の主体となります。現在、広く使用されている抗がん剤には、シスプラチン、カルボプラチン等の白金製剤を軸に、酒石酸ビノレルビン、塩酸イリノテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、塩酸ゲムシタビン等を組み合わせる2剤併用療法が主流です。副作用や効果を考慮して、組み合わせを替えたりします。延命効果はまだ不十分なので、QOLを十分に考慮して治療を行う必要があります。最近は、分子標的治療薬であるゲフィチニブも使用されるようになりましたが、従来の抗がん剤との組み合わせ方はまだ研究段階です。薬物療法が比較的よく効くがんです。乳がんの薬物療法には、ホルモン剤、抗がん剤、抗体療法があります。ホルモン療法や抗がん剤は、手術後に用いたときの再発予防効果、再発・転移したがんでの延命効果が証明されています。ホルモン療法は、女性ホルモンの受容体を発現しているがんが対象となります。化学療法としてはアドリアマイシン、シクロホスファミド、パクリタキセル、ドセタキセルなどの注射薬等のほか、フッ化ピリミジン系の内服の抗がん剤(カペシタビンなど)が用いられます。HER2タンパクが過剰に発現している再発・転移性乳がんでは、抗体療法(トラスツズマブ)による延命効果が確認されています。最近では、しこりの大きい乳がんを対象として、手術の前に抗がん剤投与を行う「術前化学療法」が普及してきました。胃がんでは、手術が不可能な場合や手術の補助手段、手術後の再発防止など、補助的な治療法として用いられています。フルオロウラシルという抗がん剤が有効で、これを中心とする多くの多剤併用化学療法が行われます。現在、大腸がんには、抗がん剤がいくつか使用されています。ある程度進行したがんに対して、根治的な手術後、再発を少しでも防止するための補助的手段として使われることがあります。また、がんが切除されなかった場合や、手術後再発し、再手術では切除できないような病変に対しても、抗がん剤はしばしば使用されます。フルオロウラシルが有効で、近年、この抗がん剤の奏効率を高める治療の研究が進み、好成績が得られつつあります。最近、塩酸イリノテカンが有効であることも報告されています。重い全身合併症がなく、肝臓、腎臓、骨髄機能に高度な障害がない場合は、化学療法が行われます。使用される抗がん剤には、ゲムシタビン、フルオロウラシル等がありますが、単独では薬剤の効果が十分でないことが多く、効果を高めるためさまざまな努力がなされています。肺や骨、リンパ節など他の臓器への転移がある場合には、シスプラチンを中心とした抗がん剤を使用して、全身化学療法を行います。多種類の薬剤を併用して行いますが、薬物有害反応がかなり強くみられます。奏効率は、6070%といわれています。手術後は、抗がん剤のシスプラチンを主体とする多剤併用化学療法でがん細胞の完全消失が認められ、長期に生存している患者さんも増えています。手術が不可能な場合は、放射線療法やブレオマイシンなどの抗がん剤の投与が行われます。外科療法や放射線療法等を主体とした治療を行いますが、抗がん剤などによる化学療法を併用することがあります。ある程度進行していたら、化学療法を併用します。悪性度の高いがんに対しては、手術後に全身的化学療法を続けて行います。10.時には治療を休止して、変化が軽くなるのを待つことがあります。(2)治療している部位におこる可能性のある副作用一時的な症状で、治療終了後には治療前の状態に戻ることがほとんどです。 頭部 頭痛、耳痛、めまい、脱毛、頭皮の発赤、吐き気、嘔吐などの症状が出ることがあります。放射線で脳はむくみますので、頭痛、吐き気、嘔吐などの症状が出ます。むくみを軽くする薬剤を使いながら治療することがあります。 ・口腔、頸部  口腔、咽頭、喉頭の粘膜炎による飲み込みにくさ、飲み込む時の痛み、声がかれるといった症状が出る場合があります。その他に口が乾いたり、味覚がかわったりします。粘膜保護剤、鎮痛剤など症状を軽くする薬を服用したりしますが、完全には症状を落ちつかせられないことがあります。粘膜炎の症状は治療が終わるとよくなりますが、口が乾いたり、味覚の変化は続くこともあります。食事摂取量が減ると体重減少もみられます。 ・肺、縦隔  食道が治療部位に入っていると、食道炎の症状である飲み込みにくさ、飲み込む時の痛みが出ることがあります。頻度は低いですが、放射線肺臓炎により咳、発熱、息切れが出ることもあります。放射線肺臓炎は、治療が終わって1〜3ヶ月後に症状が出ることもあります。 ・乳房、胸壁  食道炎による飲み込みにくさ、飲み込む時の痛みや、放射線肺臓炎による咳、発熱、息切れが出ることがあります。 ・腹部、骨盤  胃、腸が照射されることにより、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢といった症状が出ることがあります。膀胱が照射されると膀胱炎症状である頻尿、排尿困難がみられることがあります。 2)晩期の副作用重篤な晩期の副作用はごく少数の人にしかあらわれません。晩期の副作用は、放射線量、放射線を照射する部位の大きさなどで発生頻度が推定できますので、細心の注意を払って治療計画を行い、治療を開始しています。しかし、副作用の種類によっては副作用が発生しはじめる放射線量
と、がんが治る放射線量は非常に近接している場合があることや、個人差が大きいことなどにより、副作用が絶対おこらないということを断言はできません。副作用が発生した場合は重篤にならないように努めます。
 発生する可能性のある代表的な副作用を以下に列挙します。例としてあげられている臓器が照射されていない場合は副作用はおこりません。(1)頭部脳や脳神経の障害により、難聴、顔面神経
麻痺、脳障害、下垂体機能低下などをおこすことがあります。眼に照射された場合は、白内障、網膜症などがおこり視力障害が出ることがあります。
(2)口腔、頸部皮膚に潰瘍(かいよう)ができたり、皮下がかたくなったりします。唾液腺の機能が低下して口が渇くことがあります。味覚の異常もおこります。軟骨や下顎骨に炎症をおこし、手術が必要になる場合があります。躯幹・四肢の麻痺やしびれる
脊髄症をおこすことが非常にまれにあります。甲状腺に照射されると甲状腺機能低下がおこることがありますが、ほとんどの場合、症状を出すことはありません。
(3)肺、縦隔肺は線維化し機能が低下します。線維化した容積が大きいと呼吸が苦しくなります。食道が細くなり、食事の通りが悪くなることがあります。心臓の周りに液体がたまる心外膜炎がおこることがあります。液体の量が多ければ心臓の
拡張を妨げ、心不全になることがあります。脊髄症をおこすこともあります。
(4)乳房、胸壁乳房がかたくなることがあります。肺に照射されると肺に線維化がおこります。手術をした後の腋窩(えきか:わきの下)に照射すると腕がむくむことがあります。上腕神経に障害をおこして、腕、手がしびれたり、力が入らなくなったりすることがあります。肋骨の骨折がおこりやすくなります。(5)腹部、骨盤直
腸・結腸の内腔が狭くなったり、潰瘍ができ、出血したりすることがあります。膀胱壁がかたくなり、容量が小さくなることがあります。血尿が出ることもあります。リンパの流れや血液の流れが悪くなり、下肢がむくむことがあります。卵巣、睾丸に照射されると不妊になることがあります。肝臓や腎臓は照射されると機能が低下することがあります。
 3)二次がんの発生放射線はがんを治す力ばかりで
はなく、がんをつくり出してしまう力もあります。放射線が照射された部位からがんができる確率は、照射していない場合に比べて高いとされていますが、非常に小さな確率です。がんはひとりにひとつだけでなく複数おこることがありますので、放射線で治療した部位に新たながんができたとしても、それが放射線が原因でつくられたがんと決めつけるわけにはいきません。放射線でがんを治す力は、二
次がんをおこす危険をはるかに上回っています。9.放射線治療が終わった後にも診察が必要治療が終わった後は治療効果をみるためや、後から出てくるかもしれない副作用に上手に対応するために定期的に診察します。10.放射線治療を安全で正確に行う体制計画したとおりに実際に治療が行われているのかをチェックすることは、放射線治療が安全で正確に行われるために非常に大事なことです。治


胃がん腹水

療部位がきちんと治療されているかは、治療開始前に治療機器で写真を撮影して計画と同じかどうかを確認します。指示どおりの放射線量が照射されているのかは、定期的に治療機器を点検して確認しています。安全で正確に治療ができる体制がきちんとできていますので、安心して放射線治療を受けることができます。
 粒子線(荷電重粒子線(かでんじゅうりゅうし
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射線治療を行います。治療成績は組織型により異なります。放射線治療は外部照射で行うことがほとんどで、治療期間は5〜7週です。
 2)緩和治療(1)転移性骨腫瘍痛みを軽減する目的で放射線治療を行うことがあります。8090%の方で痛みが軽くなり、半分くらいの方がほとんど痛みを感じなくなります。外部照射を1〜3週の治療期間で行います。(2)転移性脳腫瘍   神経症状は、6070%が放射線治療前よりもよくなります。転移数が多数のことが多く、全脳照射が


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行われますが、転移数が少ない場合は方法(国立がんセンター中央病院では呼ばれる方法)で限局して治療をすることがあります。1〜3週の治療期間で行います。
   がんが神経や血管を圧迫しておこす症状に対して肺がんや縦隔腫瘍が上大静脈を圧迫すると、頭部や上腕から心臓に戻ってくる血流が遮断され、顔面のむくみ、腕のむくみ、呼吸が苦しい、咳などの症状が出ます。   抗がん剤がよく効くがんでは、まず抗がん剤での治療が行われることが多いですが、2〜


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5週の外部照射をすることがあります。
5090%で症状がよくなります。   転移性骨腫瘍により脊髄が圧迫され あるいは「反対」と判定されています。「容認」、つまり「有効性ははっきりしないけれども、患者がその利用を望むのであれば、あえて否定せずに認める」と判定されている治療法の例として挙げられているのは、「乳がんと前立腺が


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んに対する低脂肪食」、「マクロバイオティク食(野菜や玄米中心の食事)」、「臨床期の前立腺がんに対するビタミンEのサプリメント」です。
 一方、「反対」という判定はどうでしょうか。これはつまり「効果がないか、害のあることがはっきりしているので反対する」という判定です。一般に、がんに対して有効と思われている、「ビタミンAとビタミンCなどの抗酸化物質のサプリメント」と、「乳がんに対する大豆サプリメント」の2つは、この「反対」という


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判定になっています。5.むしろ害になる可能性のあるサプリメントこの判定は、ビタミンAやCなどの抗酸化物質が通常の治療効果を弱めてしまう可能性があるためです。放射線治療や化学療法など、通常のがん治療の一部は、活性酸素を発生させてがん細胞を攻撃することにより治療効果を発揮します。ところが、ビタミンAやビタミンCなどの抗酸化物質をサプリメントとして大量にとると、活性酸素の作用が弱くなるため、こうした通常治療の効果を阻害する可能


胃がん腹水

性があります。そのため、判定が「反対」とされているのです。
 また、「乳がんに対する大豆サプリメント」も、この論文では「反対」とされています。植物性エストロゲンは大豆製品に多く含まれており、女性ホルモンのエストロゲンと化学構造が似ています。大豆製品に含まれる植物性エストロゲンが、本来のエストロゲンの働きを抑えて、乳がん予防につながるという仮説があります。 けれどもその一方で、植物性エストロゲンが、本来のエストロゲンと同じ働きを

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することで、かえって乳がんのリスクを高めてしまうという可能性も考えられています。こうした有害作用についての理論的な可能性を現時点では否定できないことから、判定は「反対」という結果になっています。6.症状を和らげる効果についての判定もう1つの有効性である、「吐き気や倦怠感など、症状を和らげるための相補代替療法」についての判定は

胃がん 腹水

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乳癌(乳ガン)の原因がんにかかりやすい人をハイリクスファクチャーといいます。母親や姉妹にがんになった人が居る人はハイリスファクチャーといえます。また、食生活と栄養においても乳がんの発生・増加の因子があります。ただし、以上のことは甲状腺分化がんの場合であって、未分化がんでは急激な増大、痛み、息苦しさなど多彩な症状を呈します。     5.甲状腺がんの診断      手で触る触診以外に超音波検査(エコー検査)、CT検査などが補助診断法として有用です。また、しこりに細い針をさしてがん細胞の有無を調べる穿刺吸引細胞診は信頼性も高く、組織型の推定にも有力な情報を提供してくれます。また、目的に応じて甲状腺シンチグラフィ、MRI検査などもおこなわれます。 また、髄様がんでは血中のカルシトニンやCEAといった検査値が高くなりますので、診断は容易です。また、髄様がんでは遺伝性のことがあるので、その家族の方で無症状の髄様がんが発見されることがあり、髄様がんの遺子診断も技術的に可能になってきています。   6.甲状腺がんの治療    甲状腺がんの手術  乳頭がん、濾胞がん、髄様がんはすべて手術の対象となります。病変の広がりにより甲状腺を全部取る(甲状腺全摘術)、大部分取る(甲状腺亜全摘術)、左右いずれか半分を取る(片葉切除術)など切除範囲にバリエーションがあります。頚部のリンパ節は原則として切除(郭清)しますが、その範囲もがんの進み具合により判断されます。きわめて微小な分化がんではリンパ節郭清を省略しうる場合もあります。  ろみをつけたり、裏ごしすると食べやすいです。             牛乳や卵豆腐などは、口にしみにくく食べやすいです。 予防            必要に応じてうがい薬でこまめにうがいをしたり、食後あるいは寝る前にうがいをし、歯磨きなどで口のなかを清潔にするとよいでしょう。             口のなかを乾燥させないように心がけてください。(口を開けて寝る癖のある方はマスクをつけて寝る、アルコール分を含んだうがい薬や洗浄剤は使用しないなど)             歯ぐきの傷つきを防止するため、歯ブラシは小さめの柔らかいブラシのものを使うと良いでしょう。また、刺激の弱い歯磨き粉を用いるとよいでしょう。 成人の正常な白血球の値は2,0008,000/ml(1ml あたり2,0008,000個)といわれています。一般的には、抗がん剤の投与を受けてから7〜14日目ごろに白血球の数が減少し、感染しやすい状態になります。 抗がん剤治療においては、体のことや薬の副作用を患者さん自身がよく知り、私たちと一緒に治療し、つらい副作用を防いだり、少なくしたりして、安心できる日常生活を送ることが最も大切です。安心してがん治療を続ける方法を、私たちと一緒に見つけていきましょう。 ここでは、「がん」と「抗がん剤治療」がどのようなものかということや、代表的な「抗がん剤の副作用」とその具体的な「対策」について紹介します。 また、「日常生活における注意点」も参考にして、より安全に、安心して抗がん剤治療を受けることに役立てていただければ幸いです。 内容は簡単にまとめてあるため、ここに書かれていないこともあります。 疑問や質問がありましたら、どうぞ遠慮なく医師や看護師、薬剤師などの医療スタッフにお尋ねください。 主な抗がん剤の副作用とその対策1)吐き気・嘔吐抗がん剤による吐き気(悪心(おしん))や嘔吐は、脳のなかにある神経が刺激されることで起こります。また、放射線治療と併用して抗がん剤治療を行うと、照射部位によっては、食道や胃に粘膜炎を起こすことで吐き気や嘔吐が起こることがあります。 <病院で処方される吐き気・嘔吐の薬>制吐(せいと)剤(吐き気を抑える薬)決められた指示どおりに内服してください。また、吐き気が強い場合に飲んでいただくものもあります。吐き気が強く内服が難しいときには、ご相談ください。坐薬(ざやく)を用いることも可能です。また制吐剤は、我慢せずに積極的に内服しましょう。    薬の影響で骨髄機能が障害され、白血球の数が少なくなると、病原菌(細菌)に対する体の抵抗力が弱くなり、いろいろな部位(口、肺、皮膚、尿路、腸、肛門、性器など)で感染症を起こす可能性があります。ときには、菌血症*、敗血症*などの全身の感染症を引き起こすことがあります。  血液検査(白血球数、好中球数、ヘモグロビン、血小板数) (白血球の数値によっては、治療を延期する場合がある) 白血球を増やすための薬の投与 抗生物質の投与 口や皮膚、尿路、肛門からの感染に注意する手洗い(食事の前、トイレの前と後、外出から帰ってきたとき)をしっかり行い予防に努めましょう。指の間もよく洗うことを心がけてください。  うがい(朝起きたとき、外出から帰ってきたとき、食事の前など頻回に)をしましょう。必ずしも殺菌・消毒作用のあるうがい薬を使う必要はありません。水道水でもよいので、つらくない方法で、なるべくうがい回数を多くするようにしてください。   体を清潔に保つこと(入浴、シャワー)、またトイレの後、陰部を洗浄することや、皮膚を乾燥させない(ローション・クリームなどで保湿する)ことなどを心がけてください。 口のなかを清潔に保つために、食後、寝る前の歯磨きを行いましょう。 風邪、百日咳、水ぼうそうの人には近づかない方が良いでしょう。また、抗がん剤治療中には予防接種は避けてください。 切り傷に気をつけてください(ひげそりは電気カミソリで行うと良いでしょう)。また、庭いじり、ペットの入浴には手袋を使う、果的です。  抗がん剤の影響で骨髄機能が障害され、赤血球の数が少なくなると、貧血症状を感じることがあります。   具体的な症状としては、だるさや疲れやすさ、めまい、息切れなどです。<患者さんの日常生活上の工夫>吐き気・嘔吐の予防            抗がん剤治療を受ける日は食事の量を少なめにしたり、治療の数時間前は食べないようにするなどの工夫で、軽減できることがあります(特に乳製品は消化時間が長いので、控えたほうが良いでしょう)。             体をしめつける衣服は避けたほうが良いでしょうひらがなの「がん」は悪性腫瘍全体を示すときに用いられ、上皮性腫瘍に限定するときは、漢字の「癌」    遠隔臓器に転移をきたした分化がん(ことに濾胞がん)では甲状腺全摘後、ラジオアイソトープを投与が行われます。分化がんに対する有効な化学療法(抗がん剤治療)はありません。  一方、甲状腺未分化がんに対しては、手術よりも放射線療法と化学療法が中心的な治療となります。 甲状腺がん手術の合併症  甲状腺の手術に特徴的な合併症としては、反回神経麻痺、副甲状腺機能低下などがありえます。反回神経麻痺(片方)では声が嗄れる、水分を飲むとむせる、などの症状がでます。したがって、この神経ががんに巻き込まれているとかよほど特殊な状況にないかぎり反回神経は残します。また、副甲状腺4個のうちいくつかは切除されることが多いのですが、3個以上の摘出では血液中のカルシウムが低下し、指先や口の周囲のしびれ(テタニーと呼びます)がおこることがあります。テタニーがおこればカルシウム剤の補充を行います。 甲状腺がん術後の投薬  甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れないので、チラージンSという甲状腺ホルモン剤を服用する必要があります。ただ、ホルモン剤といっても本来身体に不足している分を補うだけのことですので、副作用の心配はまったくいりません。また、甲状腺全摘術などで副甲状腺の機能低下がおこり血清のカルシウム値が低下している場合にはカルシウム製剤や活性化ビタミンD3を服用する必要があります。   1.甲状腺がんの治療成績   未分化がんを除き甲状腺がんの予後は良好です。特に、大部分をしめる乳頭がんでは術後10年生存率が90%を越えますのでがんのうちでも最も治りやすい部類に属します。濾胞がんもこれに準ずる高い治療成績が得られます。髄様がんは分化がんに比べるとやや不良ですが、それでも一般のがんにくらべると予後は良好です。ただ、未分化がんの治療成績はきわめて悪く今後の研究課題です。甲状腺の場所と働き  甲状腺は首の気管前面にくっついた形で存在し、いわゆる「のど仏」の下方にある臓器で重さは約15gです。男性では女性に比べてやや低い位置にあります。甲状腺の後両側には反回神経という声を出すのに必要な神経が走っており、気管後面には食道が、またすぐ近くに頚動脈、頚静脈などがあります。がんは、遺伝子に傷がついて起こる病気であるということがわかってきました。正常な細胞には増殖をコントロールする遺伝子があって、無制限に増殖しないようにブレーキをかけるのですが、何らかの原因で遺伝子に傷がついて、細胞の増殖をコントロールできなくなると、細胞は無秩序に増え続けるようになります。これががん細胞の特徴です。 がんは、体のさまざまな臓器や組織に発生します。がんの多くはかたまりをつくって大きくなっていきますが、造血器がん(血液がん)のようにかたまりをつくらないものもあります。体のどこかにがんが発生して、それが周囲にしみ出るように広がる「浸潤(しんじゅん))や、体のあちこちに飛び火する「転移)など、次から次へと新しいがん組織をつくることもがん細胞の特徴です。 がんの治療をして治ったようでも、そのときは残ったがん細胞がおとなしくしていただけで、時間が経って再びがん細胞が増殖してくる「再発」もあります。 また、がん組織はどんどん増殖しているので、他の正常な組織のための栄養をどんどん奪ってしまい、体は必要な栄養がとれず、衰弱してしまいます。 がん治療では、がんの種類や大きさ、部位、かたまりなのかそうでないのかなどによって、手術、抗がん剤、放射線などを単独で、もしくは組み合わせて行います。 がんの種類や進行の度合いにもよりますが、抗がん剤治療は次のような目的で行われます。            がんを治癒させるため             がんが転移・再発するのを防ぐため             がんの成長を遅らせるため             体のほかの部分へと転移しているかもしれないがん細胞を殺すため             がんによって起こっている症状を和らげるため 3.抗がん剤について1)抗がん剤治療とは抗がん剤治療は、内服や注射によって全身にくまなく抗がん剤を行き渡らせることにより、全身に広がる可能性のあるが特に近年、日本も食生活の欧米化で、バターやチーズ等の乳製品を多く摂取するようになり、乳脂肪中のコレステロールが卵胞ホルモンの過剰分泌を促し、がんを誘引しているのではないかと考えられています。さらに、肥満と深く関係があり、特に閉経期以降の肥満は乳がんの促進因子となります。乳がんになりやすい因子(リスクファクター)として以下の様なものがあげられます。 40代以上の未婚者 初潮の時期が早く閉経年齢が55歳以上 初産年齢が30歳以上 標準体重よりプラス20%以上の肥満 乳がんや良性乳腺疾患の既往がある 家族に乳がんになった人がいる 当方の治療法は      乳癌(乳ガン)の症状乳がんは早期の発見につとめ、ダメージの少ない手術を受ける事ができれば、 ほとんど障害を残さずに救命可能な、がんです。 乳がんになりやすい因子をたくさん持っている人(ハイリスクファクチャー)は 予防を心がけ、残念な事に「がん」になったとしても、その初期症状を見逃さないようにすることです。 以下は主な症状です。  乳房にしこりがある 乳がんに見られる最も重要な症状は乳房のしこりで、90%以上の人に認められます。しこりが5mm10mmぐらいの大きさになると、乳頭から異常分泌が認められた場合、行います。分泌のある乳管口に細い針を入れ、0.51mlの造影剤を注入し乳房撮影を行う方法です。 超音波検査(エコーグラフィー)乳房の皮膚の上から超音波をあて、反射した音波の強さを画像として記録し診断します。この検査法では、触診ではわからない小さなしこりを発見する事が できます。また、乳腺組織の発達している女性では、乳房撮影(マンモグラフィー)よりもこの超音波検査の方がしこりを発見できます。皮膚温測定(サーモグラフィー)乳房から発生する赤外線を感受する装置を使い、乳房内の血管の分布状態やしこりの温度変化を熱画像でとらえるものです。しかし、炎症があるだけでも陽性変化をするなど、現時点では信頼性に欠けます。腫瘍マーカー検査 乳頭の分泌液を採取し、腫瘍から生産された特有の物質であるCEAの値を 調べます。その他に、血液中の乳がんかから分泌される特異物質(腫瘍マーカー)を検査します。 穿刺吸引細胞診 分泌のある乳管口から微少なファイバー製の内視鏡を入れて直接乳管内を観察し異常があればそ
の部位の細胞を採取して調べます。
当センターにおける乳がん治療は、乳腺外科、化学療法科、放射線科、精神腫瘍科、臨床腫瘍病理部の連携によって最適な治療法の組み合わせに基づいて行われています。平成4年7月の開院
から11年が経過しました。平成15年度末に乳がん手術総数は2000例を超えます。乳がんの臨床におけるさまざまな課題を克服すべく臨床研究を進めています。平成14年度は223例の初発乳がん患者の外科治療を施行しました。昨年の手術総数に比べて12%甲状腺は甲状腺ホルモンという日常生活に必要不可欠なホルモンを分泌する臓器です。そして、そのホルモンレベルは脳にある下垂体という臓器の指令により調節されています。なお、甲状腺の裏側には副甲状腺というやはりホルモンを分泌する米粒大の臓器が左右上下計4個存在し、血清中のカルシウム値を一定に保つ役割を担っています。
  甲状腺の病気としては、バセドウ病、甲状腺腫瘍(良性・悪性)、慢性甲状腺炎など多彩なものが含まれますが、ここでは悪性の甲状腺腫瘍、すなわち甲状腺がんについて解説します。   2.甲状腺がんの特徴     甲状腺がんには他のがんと比べていくつかの特徴があげられます。   まず、性別ですが男女比が1:5と圧倒的に女性に多いのが特徴です。次に、年齢層ですが、若年者から高齢者まで広い年齢層に分布し、20歳台やあるいはもっと若年者でもさほど珍しくありません。また、後述する未分化がんを除き、一般に進行が遅く治りやすいがんであるのも大きな特徴でしょう。特に若年者のがん(乳頭がんというタイプが多い)でたちがいいのも一般のがんの常識とかけはなれています。  乳がんなど多くのがんではリンパ節転移の程度などがんの進行程度により治癒率が大きく左右されますが、甲状腺がんの場合後述す必ず陰部を洗浄する(感染防止) 3)便秘腸の働きを調節している自律神経への抗がん剤の作用、直接的な障害やある種の制吐剤などによって、腸の運動が弱くなり、いつもより便が出にくくなることがあります。 <病院で処方される便秘の薬>            腸の運動を強める下剤            便の水分を保ち、便が硬くなるのを防ぐ下剤 <患者さんの日常生活上の注意>            水分を十分にとり、繊維の多い食べ物をとると良いでしょう。             十分に時間をかけて、お腹を時計方向にさすりながら排便したり、排便を我慢せず、毎日同じくらいの時間にトイレに座ってみると効果的です。             また、無理のない程度の軽い運動を心がけると良いでしょう。             口内炎には、抗がん剤の粘膜に対する直接的な障害と、抗がん剤によって骨髄機能*が抑制され(骨髄抑制)、局所感染する二次性障害の2つがあります。 *骨髄機能:骨髄では、血液の成分である赤血球・白血球・血小板が作られています。骨髄機能の抑制により、赤血球が減少すると貧血になりやすくなり、白血球が減少すると感染症にかかりやすくなり、また、血小板が減少すると出血しやすくなります。 <口内炎の治療>            治療前に歯科を受診し、入れ歯の点検やブラッシング、うがいの指導を受けておくことをお勧めします。             痛みが強い場合には、消毒作用や痛み止めの作用のあるうがい薬を使うこともあります。             炎症を抑えたり、鎮痛効果のある塗り薬・貼り薬を使用することもあります。 <患者さんの日常生活上の注意> 口内炎ができたときの食事の工夫            料理は熱いものを避け、冷まして食べると炎症部位への刺激が少なくなります。塩分や酸味、香辛料の強いものは避けると良いでしょう。             やわらかい料理(お粥や、やわらかく煮込んだうどんなど)を多めにしたり、とという表現を用いることが多いようです。上皮内新生物とは何ですか?上皮内新生物は「Intraepithelial NeoplasiaNeoplasm)」の日本語訳で、「上皮内腫瘍」とも呼ばれています。以前は、上皮内がん(Carcinoma in situ)と呼ばれていたもので、まだ上皮細胞と間質細胞(組織)を境界する膜(基底膜)を破って浸潤(しんじゅん)していないがん(腫瘍、癌)を指します。浸潤していませんから、切除すれば治ります。上皮内がんが最もよく観察されているのは子宮頸部ですが、子宮頸部では前がん病変の異形成と上皮内がんはしばしば共存し、両者の間は必ずしも明瞭な区別がつけられません。これらを連続した一連の病変としてとらえ、「子宮頸部上皮内腫瘍(Cervical Intraepithelial NeoplasiaCIN)」と呼んでいます。3.良性の腫瘍とは何ですか?悪性腫瘍(がん)の特徴に以下の3つがあげられています。 1)自律性増殖:がん細胞はヒトの正常な新陳代謝の都合を考えず、自律的に勝手に増殖を続け、止まることがない。 2)浸潤と転移:周囲にしみ出るように広がる(浸潤)とともに、体のあちこちに飛び火(転移)し、次から次へと新しいがん組織をつくってしまう。 3)悪液質(あくえきしつ):がん組織は、他の正常組織が摂取しようとする栄養をどんどん取ってしまい、体が衰弱する。 良性の腫瘍は上記の「自律性増殖」をしますが、「浸潤と転移」、「悪液質」を起こすことはありません。増殖のスピードも、悪性腫瘍に比べるとゆっくりしています。臨床的には、圧迫症状を来すことはありますが、外科的に完全切除すれば再発することはありません。 代表的な良性腫瘍として、子宮筋腫があります。その他、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)、皮様嚢腫(ひようのうしゅ)等があります。ただし、良性腫瘍の中でも脳腫瘍のように発生部位によっては重篤(じゅうとく)な臨床経過を来すものもあります。がん細胞と正常細胞の違い 人間の体は細胞からできています。がんは、普通の細胞から発生した異常な細胞のかたまりです。 正常な細胞は、体や周囲の状態に応じて、殖えたり、殖えることをやめたりします。例えば皮膚の細胞は、けがをすれば増殖して傷口を塞(ふさ)ぎますが、傷が治れば増殖を停止します。一方、がん細胞は、体からの命令を無視して殖え続けます。勝手に殖えるので、周囲の大切な組織が壊れたり、本来がんのかたまりがあるはずがない組織で増殖したりします。 がん細胞を実験動物に注射すると勝手に増殖を開始し、大きなかたまりをつくります。正常な細胞ではこのようなことはありません。 このページの先頭へ2.多段階発がんがん細胞は、正常な細胞の遺伝子に2個から10個程度の傷がつくことにより、発生します。これらの遺伝子の傷は一度に誘発されるわけではなく、長い間に徐々に誘発されるということもわかっています。正常からがんに向かってだんだんと進むことから、「多段階発がん」といわれています。 傷がつく遺伝子の種類として、細胞を増殖させるアクセルの役割をする遺伝子が必要ではないときにも踏まれたままになるような場合(がん遺伝子の活性化)と、細胞増殖を停止させるブレーキとなる遺伝子がかからなくなる場合(がん抑制遺伝子の不活化)があることもわかっています。 傷の種類として、DNAの暗号に異常が生じる突然変異と、暗号自体は変わらなくても使われ方が変わってしまう、エピジェネティック変異とがあることがわかってきています。 正常な細胞に決まった異常が起こると、その細胞は増殖します。そこに第二の異常が起こると、さらに早く増殖するようになります。この異常の積み重ねにより、がん細胞が完成すると考えられます。 3.がん遺伝子ある遺伝子に傷がついたときに、細胞増殖のアクセルが踏まれたままの状態になる場合があることが知られています。このような遺伝子は、がん遺伝子と呼ばれています。多くの場合、がん遺伝子によってつくられる蛋白質(たんぱくしつ)は、正常細胞も増殖をコントロールしていますが、その働きが異常に強くなることにより、細胞増殖のアクセルが踏まれたままの状態になります。 例えば、「myc」と呼ばれるがん遺伝子の場合、1個の細胞あ腫瘍が小さいうちは症状がありません腫瘍がある程度大きくなると血尿やわき腹の疼痛などが出てきます。血尿は自然に止まることもよくありますが、血尿が止まっていても病状は進行するのが一般的です。 外科手術によって腎臓を摘出する方法が中心です腎臓は二つあり。片方を取り去っても残りが機能します。ただし残る腎臓に障害がある場合、病巣部とその周囲だけを部分的に取り去ることもあります。手術できない場合は動脈塞栓術を行います転移のある場合は外科療法に放射線療法や免疫療法を併用します。またインターフェロンやインターロイキンを投与する生体反応活用法もあります。化学療法はあまり効果が期待できません。 血尿、腹部のしこり(腫瘍)、わき腹の持続的な痛み(疼痛)、発熱、体重減少、貧血のほか疲れやすく感じることがあります。腫瘍が小さいうちは症状がありません最初は自覚症状がほとんどなく、現われるのは血尿です。診断に際しては、尿に悪性細胞が含まれているかどうかを見る細胞診、膀胱鏡検査、正検、膀胱・尿道造影検査、リンパ管造影検査などが行われています。 癌の性質や病状によっても治療法は異なります手術に関しても膀胱を残せるかどうかで内容が異なってきます。膀胱を摘出すると尿をためておく袋が無くなるので尿路変更術が必要になってきます。手術後の再発予防に抗がん剤の膀胱内注入療法も実施されます。また放射線療法を用いることもあります。 初期では、膀胱刺激症状(痛みや頻尿)を伴わない血尿が現われます。約75%に、目で見ても分かる肉眼的血尿がみられ、顕微鏡的血尿も含めると血尿は必ず起こる症状です。進行すると排尿障害、排尿痛、膀胱部の痛み、頻尿などが見られ、さらに進行すると貧血や全身衰弱などが出てきます。 QOLを考える!さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。早期は症状がありません早期では無症状ですが、進行すると前立腺肥大症と同じで、夜中に何度も排尿したり、排尿の勢いが弱くなったり、排尿そのものに時間がかかるようになります。 手術とホルモン療法
胃がん腹水


前立腺ガンは男性ホルモンが症状を悪化させ女性ホルモンが症状を改善します。
そのため薬や手術で男性ホルモンの分泌を抑えたり、女性ホルモンの投与を長期間行います。

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早期なら前立腺を摘出する手術によって完治も可能です。
 病状が進行すると、昼間で10回以上、夜間で3回以上の頻尿、残尿感が見られることがあります。
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血尿と腰痛が見られることもあり、前立腺肥大症とほぼ同じ症状が出ます。また精液に血が混じることもあります。
QOLを考える!

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さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、
QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。手術が出来ないほど、がんが進行している場合や、重い合併症があったり、高齢者などで手術に耐えられないと診断された場合には、放射線療法が主体となります。

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化学療法は、現段階では補助的な治療法と考えられており、とくに手術の出来ないW期などの進行例や再発例に対して延命を期待して行われます。
    放射線治療

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放射線治療は、いずれかのがんに対しても行われます。とくに子宮頸がんの大部分を占める扁平上皮がんには放射線が良く効きます。その治療成績は手術療法と大差ないので初回治療を放射線療法単独で行うこともあります。
しかし、一般に腺がんでは放射線の効果が劣るので、ほとんどが腺がんである子宮体がんでは手術療法が優先されます。  

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子宮体がんの5年生存率は、1期も2期も95%、3期で65%、4期で35%といわれています。
    子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。
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子宮体がんの場合には、月経以外に出血(不正性器出血)がみられます。特に閉経後に不正性器出血をみたときは、すぐに検査を受けたほうがよいでしょう。
     転移のルート

胃がん 腹水

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甲状腺がん術後の投薬 甲状腺全摘術や大部分を切除した場合には、残った甲状腺が十分な甲状腺ホルモンを作れないので、チラージンSという甲状腺ホルモン剤を服用する必要があります。ただ、ホルモン剤といっても本来身体に不足している分を補うだけのことですので、副作用の心配はま
ったくいりません。また、甲状腺全摘術などで副甲状腺の機能低下がおこり血清のカルシウム値が低下している場合にはカルシウム製剤や活性化ビタミン
D3を服用する必要があります。   1.甲状腺がんの治療成績     未分化がんを除き甲状腺がんの予後は良好です。特に、大部分をしめる乳頭がんでは術後10年生存率が90%を越えますのでがんのうちでも最も治りやすい部類に属します。濾胞がんもこれに準ずる高い治療成績が得られます。髄様がんは分化がんに比べるとやや不良ですが、それでも一般のがんに くらべると予後は良好です。ただ、未分化がんの治療成績はきわめて悪く今後の研究課題です。甲状腺の場所と働き  甲状腺は首の気管前面にくっついた形で存在し、いわゆる「のど仏」の下方にある臓器で重さは約15gです。男性では女性に比べてやや低い位置にあります。甲状腺の後両側には反回神経という声を出すのに必要な神経が走っており、気管後面には食道が、またすぐ近くに頚動脈、頚静脈などがあります。  甲状腺は甲状腺ホルモンという日常生活に必要不可欠なホルモンを分泌する臓器です。そして、そのホルモンレベルは脳にある下垂体という臓器の指令により調節されています。なお、甲状腺の裏側には副甲状腺というやはりホルモンを分泌する米粒大の臓器が左右上下計4個存在し、血清中のカルシウム値を一定に保つ役割を担っています。  甲状腺の病気としては、バセドウ病、甲状腺腫瘍(良性・悪性)、慢性甲状腺炎など多彩なものが含まれますが、ここでは悪性の甲状腺腫瘍、すなわち甲状腺がんについて解説します。 がんの治療をして治ったようでも、そのときは残ったがん細胞がおとなしくしていただけで、時間が経って再びがん細胞が増殖してくる「再発」もあります。 また、がん組織はどんどん増殖しているので、他の正常な組織のための栄養をどんどん奪ってしまい、体は必要な栄養がとれず、衰弱してしまいます。 がん治療では、がんの種類や大きさ、部位、かたまりなのかそうでないのかなどによって、手術、抗がん剤、放射線などを単独で、もしくは組み合わせて行います。 がんの種類や進行の度合いにもよりますが、抗がん剤治療は次のような目的で行われます。            がんを治癒させるため             がんが転移・再発するのを防ぐため             がんの成長を遅らせるため             体のほかの部分へと転移しているかもしれないがん細胞を殺すため             がんによって起こっている症状を和らげるため 3.抗がん剤について1)抗がん剤治療とは抗がん剤治療は、内服や注射によって全身にくまなく抗がん剤を行き渡らせることにより、全身に広がる可能性のあるがん細胞や、すでに他の場所へ転移していたり、全身に広がっていると考えられるがん細胞を治療するものです。がんの種類によっては、第一選択の治療法として抗がん剤治療を行うことがあります。また、手術や放射線と組み合わせて補助的に抗がん剤治療を行うことや、がんを小さくするために手術の前に抗がん剤治療を行うこともあります。2)抗がん剤の種類「抗がん剤」は、その作用の仕方、作用する部位などによって、いろいろな種類に分類されます。いわゆる血の混じったような液体が出てくる場合には、しこりを作らないタイプの早期乳がん(非浸潤性)の唯一の症状であることもありますから、注意してください。 乳癌(乳ガン)の検査自己診断 月経が終わった4〜5日前後くらいの、乳房がはっていないときを選びます。  目で見る 鏡の前に正面を向いて立ち、両手を下ろした状態でさゆうの乳房の形、大きさ、皮膚の出っ張りやへこみ、乳頭の形などをチェックします。 両手を上げた状態で(1)と同じようにチェックします。 横向きになり、横からもチェックします。 触れてみる上半身を起こした状態で、調べる側の手を下ろしたまま、反対側の手で円を描くようにしこりが無いか、乳房全体をまんべんなくさわる。反対側も行う。 同じ状態で、今度は調べる側の手を上げて(1)と同じようにチェックします。 仰向けに横になり@Aと同じようにチェックします。 乳輪つまんで分泌物が無いかをチェックします。 定期健診      30歳を過ぎた女性は、1年に1回の専門医による定期健診を受けてください。自分では見つける事が困難な小さなしこりが発見される事があります。 また専門医がしこりを触診する事で「乳がんの疑いの有無」がある程度はわかります。     乳房撮影(マンモグラフィー)乳腺や脂肪組織などの軟部組織を写しやすくするために、低電圧の]線で撮     影する被曝量を少なくした装置で、コントラストのはっきりした写真が撮れる画像診断図です。画像には、病変部そのものの像(直接所見)と、病変があるために2次的に現れる像(間接所見)とがあります。     乳管撮影乳頭から異常分泌が認められた場合、行います。分泌のある乳管口に細い針を入れ、0.51mlの造影剤を注入し乳房撮影を行う方法です。      超音波検査(エコーグラフィー) 乳房の皮膚の上から超音波をあて、反射した音波の強さを画像として記録し診断します。この検査法では、触診ではわからない小さなしこりを発見する事が できます。また、乳腺組織の発達している女性では、乳房撮影(マンモグラフィー)よりもこの超音波検査の方がしこりを発見できます。皮膚温測定(サーモグラフィー)乳房から発生する赤外線を感受する装置を使い、乳房内の血管の分布状態やしこりの温度変化を熱画像でとらえるものです。しかし、炎症があるだけでも陽性変化をするなど、現時点では信頼性に欠けます。腫瘍マーカー検査 乳頭の分泌液を採取し、腫瘍から生産された特有の物質であるCEAの値を 調べます。その他に、血液中の乳がんかから分泌される特異物質(腫瘍マーカー)を検査します。 穿刺吸引細胞診 分泌のある乳管口から微少なファイバー製の内視鏡を入れて直接乳管内を観察し異常があればその部位の細胞を採取して調べます。当センターにおける乳がん治療は、乳腺外科、化学療法科、放射線科、精神腫瘍科、臨床腫瘍病理部の連携によって最適な治療法の組み合わせに基づいて行われています。平成4年7月の開院から11年が経過しました。平成15年度末に乳がん手術総数は2000例を超えます。乳
がんの臨床におけるさまざまな課題を克服すべく臨床研究を進めています。平成14年度は223例の初発乳がん患者の外科治療を施行しました。昨年の手術総数に比べて12%
きりとした炎症所見がないためです。性交との関連は大きく、性交で膣内がアルカリ化が起こり、悪化します。精液が強アルカリのため、性交時は、骨盤内感染症や妊婦 1.甲状腺がんの治療成績    未分化がんを除き甲状腺がんの予後は良好です。特に、大部分をしめる乳頭がんでは術後10年生存率が90%を越えますのでがんのうちでも最も治りやすい部類に属します。濾胞がんもこれに準ずる高い治療成績が得られます。髄様がんは分化がんに比べるとやや不良ですが、それでも一般のがんに くらべると予後は良好です。ただ、未分化がんの治療成績はきわめて悪く今後の研究課題です。甲状腺の場所と働き  甲状腺は首の気管前面にくっついた形で存在し、いわゆる「のど仏」の下方にある臓器で重さは約15gです。男性では女性に比べてやや低い位置にあります。甲状腺の後両側には反回神経という声を出すのに必要な神経が走っており、気管後面には食道が、またすぐ近くに頚動脈、頚静脈などがあります。  甲状腺は甲状腺ホルモンという日常生活に必要不可欠なホルモンを分泌する臓器です。そして、そのホルモンレベルは脳にある下垂体という臓器の指令により調節されています。なお、甲状腺の裏側には副甲状腺というやはりホルモンを分泌する米粒大の臓器が左右上下計4個存在し、血清中のカルシウム値を一定に保つ役割を担っています。  甲状腺の病気としては、バセドウ病、甲状腺腫瘍(良性・悪性)、慢性甲状腺炎など多彩なものが含まれますが、ここでは悪性の甲状腺腫瘍、すなわち甲状腺がんについて解説します。 がんの治療をして治ったようでも、そのときは残ったがん細胞がおとなしくしていただけで、時間が経って再びがん細胞が増殖してくる「再発」もあります。 また、がん組織はどんどん増殖しているので、他の正常な組織のための栄養をどんどん奪ってしまい、体は必要な栄養がとれず、衰弱してしまいます。 がん治療では、がんの種類や大きさ、部位、かたまりなのかそうでないのかなどによって、手術、抗がん剤、放射線などを単独で、もしくは組み合わせて行います。 がんの種類や進行の度合いにもよりますが、抗がん剤治療は次のような目的で行われます。            がんを治癒させるため             がんが転移・再発するのを防ぐため             がんの成長を遅らせるため             体のほかの部分へと転移しているかもしれないがん細胞を殺すため             がんによって起こっている症状を和らげるため 3.抗がん剤について1)抗がん剤治療とは抗がん剤治療は、内服や注射によって全身にくまなく抗がん剤を行き渡らせることにより、全身に広がる可能性のあるがん細胞や、すでに他の場所へ転移していたり、全身に広がっていると考えられるがん細胞を治療するものです。がんの種類によっては、第一選択の治療法として抗がん剤治療を行うことがあります。また、手術や放射線と組み合わせて補助的に抗がん剤治療を行うことや、がんを小さくするために手術の前に抗がん剤治療を行うこともあります。2)抗がん剤の種類「抗がん剤」は、その作用の仕方、作用する部位などによって、いろいろな種類に分類されます。いわゆる「抗がん剤」とは、がん細胞の細胞分裂過程に働き、がん細胞の増殖を妨げたり、細胞が成長するのに必要な物質を作らせない、あるいは過剰に産生させてがん細胞の死滅を促す「化学療法」のことをいう場合が多いです。この他にも、ある特徴を持ったがん細胞を攻撃する「分子標的薬」や、体内のホルモンの影響を受けて増殖するがんに対しては、そのホルモンを調節することによりがん細胞の増殖を抑える「ホルモン療法」なども、抗がん剤に含まれます。抗がん剤の多くは体のなかの正常な細胞にも作用するため、それが副作用となって現れてきます。化学療法は、分子標的薬やホルモン療法に比べて、一般的に副作用が強いのが特徴です。 がんの種類や状態、また個々の患者さんの健康状態によって、どのような抗がん剤治療が選ばれるかが異なってきます。がん細胞に対してより効果を発揮させるために、作用が異なるQOLを考える!さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを在するため、細胞診断ができないので、早期に発見されにくいがんです。持つこと、また数が多いことから、高頻度に腫瘍を形成します。神経膠細胞から生じる一群の腫瘍を神経膠腫(グリオーマ)と呼びます。グリオーマには、星状神経膠細胞、乏突起神経膠細胞などの種類があり、それぞれ異なった性質の腫瘍が発生します。また、ます(図8)。成人では脳室内の髄液量は150ml、1日の産生量500ml 近くになるとされます。モンロー孔や中脳水道などの狭い部位の近くに腫瘍が発生すると、容易に髄液の流れがせき止められて、上流に髄液が貯溜するため水頭症が発生します。       水頭症の治療は、髄液の流れを止めている腫瘍を取り除く手術、貯まった髄液をお腹の中に導いて吸収させる脳室?腹腔短絡術(のうしつーふくくうたんらくじゅつ、シャント手術)、あるいは、第3脳室の底に内視鏡で穴を空けて髄液が脳表に直接流れるようにする手術があります。それぞれに一長一短があり、個々の条件に最も適した方法を選択します。   6.  脳腫瘍の診断法 診断には症状から診断する臨床診断、様々な機器を用いる画像診断、腫瘍組織による病理診断という段階があります。画像診断で最も重要なものはMRICTスキャンです。MRIの最大の利点は、脳を切る断面を自由に選べること、また、撮影条件を変えることにより、腫瘍の性質や脳との関係を明らかにすることが出来る点にありま
す(図9)。また、
MR血管撮影を行うことにより、苦痛を伴う脳血管撮影を減らすことが可能になりました。しかし、撮影に時間がかかることから、小児ではかなり強い鎮静が必要であるという問題があります。 当然出てきます。投与する前に行う「抗がん剤感受性テスト(がん細胞と抗がん剤を接触させ、増殖の抑制をみる検査)」というものがありますが、現在のところこの検査の有効性は不十分で、一般的には用いられていません。 化学療法で治癒が可能ながんと、化学療法の効果の特徴をあげてみましょう。1)小児急性リンパ性白血病5年生存率(治癒率)が70%以上という治療成績で、治癒可能ながんの筆頭にあげられます。2)成人の白血病急性白血病は、化学療法による治癒が期待されている代表的な疾患です。急性白血病の治療とは、化学療法によって、できるだけ白血病細胞を減少させることです。化学療法により体内の白血病細胞が一定の数以下に減少し、正常な造血能力が回復すると、貧血や白血球減少、血小板減少は解消され、すべての症状も消失します。この状態を完全寛解といい、そのために行う治療が寛解導入療法です。しかし、完全寛解の状態になっても白血病細胞は残っているので、寛解後療法、いわゆる「地固め療法」と呼ばれる化学療法を引き続き行い、さらに維持、強化療法を行って、白血病の再発予防、治癒を目指します。また、白血病の化学療法を行っている間は、病気それ自体および化学療法剤による薬物有害反応のため、出血や感染などの危険な合併症を起こす可能性があります。この合併症を防ぐ治療、つまり支持療法(補助療法)も重要です。 急性骨髄性白血病やリンパ性白血病の中心的抗がん剤は、塩酸ダウノルビシン、塩酸イダルビシン、シタラビン等です。寛解導入療法では、一般にこれらの薬剤の中から2種類を併用します。地固め療法後、さらに白血病細胞を減少させるために1〜2ヵ月間隔で行われるのが、強化療法です。寛解導入療法、地固め療法と同等の強さの治療を行います。また、完全寛解後の最強の治療法として、骨髄移植や最近はミニ移植が行われています。従来の骨髄移植は、正常骨髄が回復できないくらい大量の薬剤投与と強力な放射線療法で、白血病細胞をほとんど消失させた後、白血球型(HLA型)の適合した骨髄提供者の末梢血幹細胞や骨髄液を点滴で移植する治療法です。ミニ移植では、移植幹細胞の生着を助けるため抗がん剤を用いますが、従来の骨髄移植ほど強力には抗がん剤を使用しません。移植細胞の免疫により、白血病細胞を攻撃し治療するのが目的です。急性白血病の治療の場合、出血および感染などの重い合併症を併発する危険が高いので、無菌室や無菌ベッドの使用が必要です。その中で、抗生物質や輸血等の支持療法が行われます。 急性白血病では、骨髄性でもリンパ性でも完全寛解率は70%以上です。現在、骨髄性の場合は、完全寛解した30%前後の方は5年以上再発せず治癒していると考えられていて、この成績は向上しています。   悪性リンパ腫は、分類されています。非ホジキンリンパ腫は、化学療法と放射線療法で治癒可能になりました。病理組織学的悪性度、病期(病気の進行度)、全身状態等によって治療法を選択します。多くの場合、抗がん剤の多剤併用化学療法を行います。抗がん剤は、塩酸ドキソルビシン、シクロホスファミド、ビンクリスチン、プレドニゾロン(副腎皮質ホルモン剤)、CD20抗体(リツキシマブ)等を組み合わせて使用します。抗がん剤の種類抗がん剤は作用の仕方や由来等により、「細胞障害性抗がん剤」と「分子標的治療薬」に分類されます。「細胞障害性抗がん剤」はさらに、代謝拮抗剤(たいしゃきっこうざい)、アルキル化剤、抗がん性抗生物質、微小管阻害薬等に分類されます。アルキル化剤や抗がん性抗生物質はある一定の濃度に達すると、作用時間が短くても確実に効きます。しかし、正常細胞への攻撃も避けられません。そこで現在、薬をより効果的にがん病巣に到達させる研究が盛んに行われています。また最近は、がんに特異性の高い標的を探し出し、その標的に効率よく作用する薬(分子標的治療薬)の開発が積極的に行われ、すでに医療の現場で使われはじめています。より薬物有害反応が少なく、効果の高い薬の開発が期待されています。個々の抗がん剤については、参考にしてください。   強力な治療法ですが、専門病院での治療成績をみると、完全寛解率は5080%、5年生存率は4060%でかなりの患者さんが治癒する疾患といえます。   ホジキンリンパ腫のIII期では放射線療法単独、もしくは放射線療法と化学療法との併用が、IIIIV期では化学療法が選択されます。IIIIV期症例に対する化学療法による成績は、5年生存率で4080%と幅がみられますが、比較的多く治癒します。  成人のがんでは、化学療法が最高の治癒率を示すがんです。シスプラチンを中心とする多剤併用化学療法で、70%以上にがん細胞の完全な消失が認められ、治癒率もに意義のある治療効果は得られていません。   がん細胞に、免疫反応を増強するような遺伝子を導入してそれを接種する腫瘍ワクチン療法と、がん特異的抗原の遺伝子を直接、体内に接種するDNARNA)ワクチン療法に分けられます。
サイトカイン療法TNFは主としてマクロファージにより産生され、がんに出血性壊死を起こさせたり、がん細胞に直接的に働いて殺傷するなどの作用があります。動物実験ではTNFを投与すると短期間でが


胃がん腹水

んが縮小するため、抗がん効果のあるサイトカインとして臨床応用が注目されました。

効果、副作用]全身投与では、発熱、血圧低下等の重篤な副作用のために有効な量を投与できないので、臨床応用が進んでいない状況

胃がん腹水


です。そこで、悪性黒色腫ではがん局所への注入が試みられました。全身投与の場合と比較して、より高い効果が認められたなどの報告もあります。
2)アルキル化剤もともとは、毒ガスの研究から開発された薬です。遺伝情報の伝達など、生命の本質に重要な役割を果たしているDNAに働く薬です。DNAは普通、核塩基が対になって2本の鎖状に結合胃がん腹水

し、それがらせん状にねじれた構造になっています。アルキル化剤は、強力で異常な結合を
DNAとの間につくります。するとDNAの遺伝情報が障害され、またDNAそのものも損傷を受けます。細胞が分裂してがん細胞が増殖する際には、アルキル化剤が結合した場所でDNAはちぎれ、がん細胞は死滅します。3)抗がん性抗生物質細菌に対してペニシリンといった抗生剤が選択的に効くように、がん細胞に対

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しても選択的に働く抗生物質があるのでは、という研究のもとに開発されました。ある種の抗生物質と同じように、土壌に含まれる微生物からつくられたものです。もともと細菌やカビに効く構造を持った抗生物質の化学構造を変化させたりすることにより、がん細胞を死滅させる効果を発揮するようになったものもあります。4)微小管作用薬細胞の中にあって、細胞の分裂に重要な微小管というものの働き


胃がん腹水

を止めることにより、がん細胞を死滅させます。微小管に対する作用の違いにより、ビンカアルカロイドとタキサンの2種類の化学物質に分類されます。また、微小管は神経細胞の働きにも重要な役目を負っているため、これらの抗がん剤によって、手足のしびれなどの神経障害が出ることがあります。5)その他白金製剤:
DNAと結合することにより、がん細胞の細胞分裂を阻害します。トポイソメラーゼ阻


胃がん腹水

害剤:
DNAを合成する酵素(トポイソメラーゼ)の働きを阻害することにより、がん細胞の分裂を阻害します。6)分子標的治療薬従来の抗がん剤は、ほぼ偶然に発見された細胞障害作用のある物質の研究によって、開発されてきました。そのため、それらはがん細胞を殺す能力に重点が置かれてきたため、がん細胞と正常細胞を区別する力が乏しく、多くの薬物有害反応が生じていました。しかし、近年の分

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子生物学の急速な進歩により、がん細胞だけが持つ特徴を分子レベルでとらえられるようになりました。それを標的とした薬は分子標的薬と呼ばれ、開発が進んでいます。白血病、乳がん、肺がん等で、有効な治療手段となりつつあります。6.薬物の投与方法薬物の投与方法には、静脈注射や経口投与等があります。筋肉注射や胸腔内(きょうくうない)、腹腔内(ふくくうない)、あるいは各種臓器やがん

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そのものに直接投与する場合もあります。抗がん剤も上記の方法で投与されますが、溶解性や局所の血管への刺激性等といった薬物の特徴により、投与に工夫が必要なこともあります。
 中心静脈という太い静脈に、直接薬物を注入する方法も行われます。 治療効果をあげる工夫として、がん病巣の栄養動脈に抗がん剤を直接注入する「動注療法」が行われることもあります。栄

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生きる人」。 当然後者の方が治る確率は高くなるでしょう。希望を持つということでその人の免疫力は必ず上がるはずですから。そもそもいつもニコニコすごす人と、ストレスためて生活する QOLを考える!さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。早期は症状がありません早期では無症状ですが、進行すると前立腺肥大症と同じで、夜中に何度も排尿したり、排尿の勢いが弱くなったり、排尿そのものに時間がかかるようになります。 手術とホルモン療法前立腺ガンは男性ホルモンが症状を悪化させ女性ホルモンが症状を改善します。そのため薬や手術で男性ホルモンの分泌を抑えたり、女性ホルモンの投与を長期間行います。早期なら前立腺を摘出する手術によって完治も可能です。  病状が進行すると、昼間で10回以上、夜間で3回以上の頻尿、残尿感が見られることがあります。血尿と腰痛が見られることもあり、前立腺肥大症とほぼ同じ症状が出ます。また精液に血が混じることもあります。QOLを考える!さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。具体的な薬剤活用方法(1) 西洋の抗癌剤を受ける時サポートとして A)副作用を抑える B)抗癌剤の効果を高める C)癌の進行を抑える(2) 西洋の抗癌剤ができない時主役として   癌の進行をくいとめる乳がんは自己診断や定期健診で発見しやすい癌です。目で見たり、触れてみたりすることで発見しやすい癌です。また、定期健診をすることで、自分で発見できなかった、小さながんが発見できる事がありますので、定期健診をお勧めいたします。初期癌初期のがんは治療成績が良く、その5年生存率は、大きさ2cm以下で転移のない局所的乳がん(ステージIIII)が97%、大きさ2〜5cmでリンパ節までの転移のある乳がん(ステージIII)が79%であることが分かっています。遠隔転移しかし、遠隔転移(ステージIV)した乳がんの5年生存率は23%と非常に低いといわれています。 現状の西洋医学の治療方法は、(1)手術 (2)放射線 (3)抗癌剤 となります。抗癌剤の効果初期の乳がんの場合は西洋抗癌剤の効果が期待できる癌です。生存率10年生存したら、15年まで生存できる可能性が高いがんです。 自覚症状乳がんの自覚症状として、最も多いのはしこりです。感触としては石のような硬さがあります。9割の人が自分で見つけて病院に行きます。転移のルート血液からの転移肺、骨肝臓 脳などは血行性の転移です。撮影条件を変えることにより、腫瘍の性質や脳との関係を明らかにすることが出来る点にあります(図9)。また、MR血管撮影を行うことにより、苦痛を伴う脳血管撮影を減らすことが可能になりました。しかし、撮影に時間がかかることから、小児ではかなり強い鎮静が必要であるという問題があります。  脳血管撮影は、腫瘍を栄養する血管を明らかにすることにより、手術を行う上での重要な情報を得ることが出来ます(図10)。腫瘍の種類によっては必要となります。私どもの施設では、観血的検査である脳血管撮影は必要な場合のみに全身麻酔下で行なっています。    病理診断は、専門家以外の目に触れることはほとんどありませんが、脳腫瘍の治療において極めて重要な位置を占めます(図11)。手術中に採取した組織を凍らせて診断する、術中迅速診断と、永久標本を作製した後に、時間をかけて診断する方法の2種類有ります。外科医は、術中迅速診断に基づいて腫瘍の摘出範囲を決定しますし、最終診断を待って化学療法や放射線照射の要否を決定します。病理専門医は、集学的治療チームの中で極めて重要  な地位を占めています。 病理診断に必要な組織は、主として開頭による腫瘍摘出で得られますが、時に開頭手術が困難な部位に腫瘍が存在する場合があります。このような場合には、定位脳手術(ていいのうしゅじゅつ、図12)や内視鏡により腫瘍の一部を採取する生検(せいけん、バイオプシー)が行われます。脳腫瘍という病気は、様々な種類の腫瘍の集まりであり、その種類によって治療法や予後が異なることから、理解の難しい腫瘍といえます。脳という精緻な臓器に発生するために、発生場所のわずかな違いにより全く異なった症状を呈することも理解を一層困難にしています。脳腫瘍についての全般的な知識を述べるとともに、今回のシンポジウムがどのように構成されているかの全体像を示し、「こどもの脳腫瘍」に関する理解を深めていただきます。そのうえで、自然な肛門の機能をつかさどるのに重要な役割を有する陰部神経を縫合した骨格筋によって、新しく肛門括約筋を作り、肛門のあった部位に新たに肛門を作ります。  この手術法は国内外の学会や学術誌で情報公開していますが、現在のところ、われわれだけが行いうる手術法です。(欧米の教科書でも紹介されています)  直腸癌の切除に関して、医師も患者も、悩みながら手術法を決定します。なぜでしょうか。  それは、直腸が大切な働きをしているためです。  大腸癌や直腸癌を治すためには、癌(ガン)をふくめて周囲の組織をいっしょにとる必要があります。大腸癌細胞・直腸癌細胞が目に見えない形で、周りに散らばっていることが、いくつもの研究で明らかになっているからです。つまり、治すためには、癌(ガン)だけくりぬくようなことはできません。  しかし、大腸の中でも直腸の場合は少し話が複雑になります。直腸のすぐそばには、肛門がありますから、肛門まで切除せざるを得ない場合には、人工肛門(ストーマ)が必要になってしまうというわけです。  [注:大腸とは、結腸と直腸をあわせて言う呼び名です。結腸は、直腸はで、大腸に見合うの専門用語はありません(強いてあげれば、 でしょうか。)が、とても便利な日本語です。]  では、人工肛門 ストーマと呼ばれるものは何でしょうか。それは、大腸の切離断端が腹壁に口を開けた、腸の開口部のことです。つまり、腸の一部が腹部に露出し、そこの孔から便が出てくるものを、人工肛門と呼んでいます。でも、これは肛門でも何でもありません。便が出るということでは、肛門に似ているのかもしれませんが、それ以外の肛門の働きはありませんので、便はただただ意識せずに、出てくるだけです。このごろでは、人工肛門と呼ばずに、単に「ストーマ」と呼ばれることが多いのもこのためです。   多くの方は、ストーマにビニール袋をつけて便をためます。近年は、装具[袋や皮膚保護剤]の発達が目覚しく、ストーマをつけた人々の生活は格段に改善されました。しかし、それでも、肛門を失うのは辛いことです。それが証拠に、直腸癌の手術方法は術後の排便機能が悪くなる危険をおかしても、出来る限り肛門を残す方向で発達してきました。出来るだけ肛門の近くで腸を吻合し、人工肛門にならないように、手術術式と手術器械が発達してきたのです。  しかし、それらの発達にもかかわらず、今でも、肛門を切除しなければならないような直腸癌の患者さんがいることは、事実です。そして、あなたが、その患者さんの、ひとりになるかもしれないと、主治医にいわれたのなら、手術によってお尻を失う可能性は高いでしょう。(かつて、そして今でも、医者は、患者さんに控えめに言うことが多いものです。 もし、あなたもそういう方のひとりであるのなら、以下の手術方法は、あなたが選ぶ手術法の1つの選択肢となります。  つまり、手術によって失った肛門をもう1度作る手術です。  手術法に名前をつけるのは、開発者の特権と考えていますが、実は今も、この手術方に、決定的な名前をつけていません。(たぶん、手術法の名前を問うだけの無意味な試験問題に記憶力のなさで悩ませられ続けたの苦い思い出が、手術法に名前をつけることためらわせているのだと、私は自己分析しています。)基礎研究が始まった、1990年代半ばには、「機能的会陰部人工肛門と呼んで発表していました。その後、手術内容は異なるのですが、似た名前の手術法があったため、それと区別する必要から、「生理的直腸肛門再建術 と呼んで、専門誌に発表しました。正確には、陰部神経を縫合して新しく作った肛門なので、近年では、手術方法を正しく表すためにその英語訳のの頭文字をとって、。 しかし、一般に腺がんでは放射線の効果が劣るので、ほとんどが腺がんである子宮体がんでは手術療法が優先されます。   子宮体がんの5年生存率は、1期も2期も95%、3期で65%、4期で35%といわれています。    子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。子宮体がんの場合には、月経以外に出血(不正性器出血)がみられます。特に閉経後に不正性器出血をみたときは、すぐに検査を受けたほうがよいでしょう。転移のルートがんが子宮体部にとどまっているのがI期、子宮頸部に浸潤しているのがII期、子宮外に浸潤しているのがIII期で、IV期は膀胱・直腸に浸潤しているか、肺・肝臓・骨などに遠隔転移がみられる段階です。がんの進行にともなう症状がんの進行にともなって不正性器出血や、帯下の増加をみるようになります。また、がん組織の壊死と腐敗菌の感染の
ための水様性・血性・膿性の帯下が増え、悪臭を発するようになります。がんが膀胱粘膜に浸潤すると頻尿、血尿や下腹部痛がみられ、尿管(腎臓と膀胱を結ぶ管)が腫瘍で圧迫されると、腎臓からの尿の流出が困難になり末期には尿毒症を併発します。
白血球の中のリンパ球の癌悪性リンパ腫は白血病と同じ全身の癌で、全身のリンパ節や皮膚、目、内臓にも腫瘤を作ります。血液検査と生検でわかる癌首やその周辺、脇の下、足の付け根のリンパ節が、痛みも無く、1ヶ月以上に渡り腫れている場合。または他の臓器に腫瘤が出来た場合に、血液検査や、画像、リンパ節の組織をとる生検で、発見されます。早期発見の難しい癌肺がんは早期発見すれば高い確率で治るがんであるにもかかわらず、治りにくいがんの代表のようにいわれています。それは、肺がんのなかでも約半分を占める腺がんには、ほとんど自覚症状がないため、早期発見が難しいからです。肺癌は、検診等で偶然撮影した、あるいは何か症状があって撮影した胸部レントゲン写真・CTで異常影が認められ、疑われることが多く、早期の段階での発見が難しいと言われています。また、かぜと症状が似ているために、本人自身が放置してしまう場合がみられます。2. 脳腫瘍の頻度と治療上の特徴 白血病による小児死亡が1970年代半ばから急速に減少しているのに比べて、脳腫瘍による死亡は1980年代からほとんど変化していません。CTスキャンやMRIにより脳腫瘍の診断精度が向上して、診断される数が増えたということも一つの要素ではあります。個々の腫瘍では治療成績が向上しているものが確かにあるにもかかわらず、脳腫瘍全体としてみれば小児死亡原因の構造を変えるほどの十分な治療効果が得られていないのが現実です。小児死亡の原因となる腫瘍は、後にも述べますように、悪性脳腫瘍に分類される一群の腫瘍であり、今回のシンポジウムはこのような腫瘍に対する治療が主たるテーマになっています。 脳腫瘍の治療が、白血病のような血液腫瘍に比べて困難であるのはなぜでしょうか? 理由はいくつか考えられます。   白血病のような血液がんは血液中に存在し、固まりを作らず、細胞も均一な性質を有しています。一方、脳腫瘍は固まりを作る実質性腫瘍であり、内部組織が均一ではありません。また、脳腫瘍という一つの腫瘍があるわけではなく、極めて多くの種類の腫瘍からなっており、それぞれの性質が異なります。 血液から脳への薬物移行を制限する血液・脳関門という特殊な性質があるために、血液中に投与した薬が脳腫瘍に十分に行き渡りません。 脳腫瘍の細胞自体が薬剤に抵抗性を有しています。 発達期にある脳が、治療手段である放射線や薬剤によって障害されやすいために、治療に制限があります。また、脳の解剖学的構造は複雑であり、外科的治療が困難です。 3. 発達期の脳の特徴 脳腫瘍の治療を理解する上で、発達期の脳の特徴を理解することが重要です。こどもの脳は急速に発達しています。発達が著しいことは、頭の大きさを示す頭囲曲線の推移を見れば一目瞭然です(図1)。この間に、神経細胞は軸索を伸ばしたり、他の神経細胞との間にシナプスを形成したりして大きくなります。また、神経細胞から出る電線に相当する軸索の周囲を、ミエリンという物質が何重にも取り囲む、髄鞘化という過程が進行します。このような時期に放射線照射が行われると、将来様々な脳障害を生じる可能性が高くなることが知られています。一方、可塑性(脳障害からの回復力)が大きいという利点もあり、しばしば驚異的な神経機能の回復・発達を示します。  4. 脳腫瘍の種類 脳腫瘍とは脳に出来た腫瘍の総称であり、一つの腫瘍を示すものではなく、脳に存在する様々な細胞から腫瘍が味情報を伝えます。人間はこうして味覚を感じることができます。なお、味覚は舌だけでなく、口腔内の広範囲で感じることができます。 舌癌の罹患率舌癌の罹患率は、人口10万人あたり男性が2.2人で、女性が0.84人と男性に多い癌です。発症は40歳以降から徐々に増えてきて、60歳前後がピークとなります。喉頭・咽頭癌より少し年齢層は低いという感じです。圧倒的に60歳以上の男性に多い癌食道がんは、60歳以上の高齢者や長年にわたる喫煙、飲酒経験者に発症頻度が高いとされています。食道への刺激や炎症が引き金になっているからです。早期がんで発見されても、転移、浸潤が早い癌食道は、頸から腹部までの、25cm程の管。周辺部には多くの血管やリンパ節、また気管支、肺、胃の噴門部がありますので、それだけ早期から転移、浸潤が早いのです。嚥下(飲み込み)時の疼痛や嚥下困難、声のかすれ、体重減少などがある方はすぐ検査をお勧めいたします。早期と進行がんでは5年生存率の格差が大きい1期では80%の生存率でも、2期、3期前半になると40%弱となってしまいます。転移、浸潤が早く、また治療による副作用や後遺症で、飲食の摂取量が少なくなり、体力低下、感染症を引き起こしやすいためです。早期発見、早期治療がきわめて重要です。  治療法 単独での治療成果が期待できない癌現状の西洋医学の治療法は、手術、抗がん剤、科学放射線(抗がん剤と放射線の併用)がありますが、初期と後期については、単独治療が標準治療となっています。しかし中期の治療については、生存率を上げるため、術後に抗がん剤治療を行います。科学放射線治療の長短科学放射線は、抗がん剤と放射線(3次元照射)を同時に併用していく治療法です。最近では、タキサン系やシスプラチン誘導体(アクプラ)などの組み合わせの臨床試験が行われています。抗がん剤や放射線の副作用も高く、耐えられるだけの体力が必要です。再発しやすいため、照射量を落として手術の負担を軽くする方法がとられています。病 状1)転移しやすく、再発率の高い癌周囲には、多くの血管とリンパ節があり、また周囲の臓器に浸潤が起きやすいため、診断された段階で、転移が多く見られます。   2)転移のルート リンパからの転移周辺のリンパ節浸潤よる転移のど周辺から咽頭、甲状腺へ 横隔膜、胃、膵臓、脾臓へ3)その他の病状 癌の進行の早さや抗がん剤、放射線の副作用による体重減少、体力低下。嚥下困難、消化障害。呼吸困難。胸水、骨転移による、頚椎の痛み。声帯の消失。アドバイスQOLを考える!さて、今後何を基準に考えていけばよいのでしょうか?それは、QOL(生活の質)をいかに守り、暮らしていくことではないでしょうか。攻撃的な癌治療から、病人を守るディフェンス的な治療へ、そして癌を休眠させ、最終的に共存共生を行い、癌があってもQOLを下げず暮らしていける生活を基準に治療に当たっていくことと考えます。大腸は盲腸から直腸までを言いますが、直腸に出来るのが直腸ガン。盲腸と直腸を除いた長い部分である結腸に出来るものを結腸ガンと読んでいます。進行するまで自覚症状はほとんどありませんが、進行すると便が黒くなったり出血があります。痔の出血と間違いやすいのですが、痔では便の表面だけに血がついていることが多いのに対して、大腸ガンでは便の中に血が含まれてる状態が多くあります。また便秘と下痢が交互におこったり、腹痛や体重減少などがおこります。仕組みと働き甲状腺は気管前面、いわゆる「のど仏」の下方にあり、右葉・左葉に分かれ、中央で結合しています。のど仏の下部にちょうど蝶ネクタイ状に張り付いています。正常な状態では、かろうじて触れることができる程度ですが、甲状腺の 病気の有無は熟練した医師の触診によって、ほぼ判断ができます。子宮頚癌の検診は、まず、子宮頸部の細胞診で行います。結果は、 Vと分けられます。 は正常。は、軽度異形成。高度異形成。は、 起きるらしいのです。免疫力を弱めてしまう最大の要因はストレスストレスがたまると副腎皮質刺激ホルモンが大量に分泌され、副腎はコルチゾールというホルモンを分泌します。そのコルチゾールがリンパ球にくっつくと、リンパ球は大幅に免疫力を低下させてしまうのです。どうすれば免疫力を高めることができるのでしょうか? おもしろい話「笑いが免疫力を高める」ことが実験で証明されています。笑う前と後で身体の変化を調査すると、血液中の免疫細胞の働きが高まることが分かっています。1964年、当時、不治の病とされていた「膠原病」を、コメディーなどを見て笑うことで治してしまったアメリカの雑誌編集長の話も当時大いに話題になり、その後、笑いと免疫力との関係が次第に明らかになってきました。だとすると ガンと宣言され、「絶望してしまう笑えない人」と「治るという希望を持ち、笑って生きる人」。 当然後者の方が治る確率は高くなるでしょう。希望を持つということでその人の免疫力は必ず上がるはずですから。そもそもいつもニコニコすごす人と、ストレスためて生活する人。どちらが病気になりやすいか? 答えは明白です。が、世の中は明白ではありません。ストレスを受けずに生きていくなんて可能でしょうか?要は、いかにストレスをためず、日々、いかに発散できるかです。好きな音楽を聴いてリラックスするのもよし、ゆっくりとお風呂に入るのもよし。また休日には楽しい気分でウォーキングするなど、適度な運動もいいでしょう。免疫力というのは、何でしょう?

胃がん腹水

「ガン細胞や体内に侵入したウイルスなど、いってみれば体にとっての敵をいち早く発見し、攻撃し、やっつけてしまう力の事」です。
実際の臨床現場でも、何らかの手段により免疫力を高めることでガン細胞の成長がストップする事はよくあるケースです。

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治るという事について
注射をしたり薬を飲んだりしてようやく治る病気もあれば、初期の風邪などは一晩グッスリ眠っただけで治ってしまったりします。どちらの場合でも、病気を治す一番の力は「あなた自身の力」です。もう少し具体的に言えば

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「あなたの体の免疫力」なのです。
例えばがん。どんなに健康な人でも、体の中では1日に約3000個の細胞ががん化しているといわれています。それでも体中がガンにならずにすむのは「免疫力」が正常に働き、ガン細胞を退治しているからなのです。免疫力とい

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うのは、想像以上に強力で頼りになるものなのです。
免疫の低下という言葉がよく聞かれます。免疫の低下による〜。免疫が下がると良くない事が沢山起きるらしいのです。
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免疫力を弱めてしまう最大の要因はストレス
ストレスがたまると副腎皮質刺激ホルモンが大量に分泌され、副腎はコルチゾールというホルモンを分泌します。そのコルチゾールがリンパ球にくっつくと、リンパ球は大幅に免疫力を低下させてしまうのです。どうすれば免疫

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力を高めることができるのでしょうか?
おもしろい話

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「笑いが免疫力を高める」ことが実験で証明されています。
笑う前と後で身体の変化を調査すると、血液中の免疫細胞の働きが高まることが分かっています。
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1964
年、当時、不治の病とされていた「膠原病」を、コメディーなどを見て笑うことで治してしまったアメリカの雑誌編集長の話も当時大いに話題になり、その後、笑いと免疫力との関係が次第に明らかになってきました。だとすると ガンと宣言され、「絶望してしまう笑えない人」と「治るという希望を持ち、笑って

胃がん 腹水

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多いです。症状が現れたときはかなり進行しているときです。骨に転移したときは 痛みがあります。脳に転移したときは、脳腫瘍と同じ症状が現れます。卵巣がんは早期発見が難しく、診断されにくい癌です。卵巣がんは症状に乏しく、ある程度の大きさにならないと、画像で診断できないためと、卵巣が親指の頭ほどの大きさで体の奥に存在するため、細胞診断ができないので、早期に発見されにくいがんです。卵巣がんは1期で発見される人が30%で、3期 4期の進行がんで発見される人が6割を占めています。3期であれば、5年生存率は30%、4期になると、5年生存率は10%に低下すると言われています。手術は治療と同時にがんの進行度を調べるのが目的です。卵巣がんの手術は、がんの摘出を兼ねて「がんの進行度」を把握する目的で行います。 現状の西洋医学の治療方法は、(1)手術 (2)放射線 (3)抗癌剤 となります。卵巣がんの場合は、がんの摘出も兼ねて、治療と同時にがんの進行度を調べるのを目的で行われます。見た目は卵巣内にとどまる早期がんのようであっても、調べてみるとすでに、リンパや腹膜は主などである場合が少なく無いと言われています。卵巣がんは抗癌剤の効果が期待しやすい癌です。早期の場合などでリンパ節に転移がありそうな場合、抗がん剤を投与することにより、手術の規模を縮小することが出来ます。4期のがんでも抗がん剤で縮小してから、手術を行う事があります。術後補助療法として、抗がん剤の投与が行われます。こうした治療を行っても、5年生存率は、1期が80%、2期が60%、3期が30%、4期は10%とかなり厳しい状況であると言われています。自覚症状自覚症状に乏しく、発見されたときにはすでに、リンパや腹膜播種などである場合が多いがんです。転移のルート卵巣がんのうちの上皮がんは腹膜に転移し、そこから肝臓の表面や大網に広がります。主な転移先・・・・・肝臓 大腸その他の症状癌の進行による体重の減少・体力の低下、神経の転移による背中の痛み、腰痛・腹痛、腹膜播種による腹水などが見られます。子宮体がんは6割が1期、子宮頸がんは4〜5割が0期で発見されます。子宮体がんは褐色のオリモノがでたり、下着の汚れで気づく事が多いがん不正出血で発見された場合でも子宮体がんの65%が1期で発見されます。 子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。日本では、子宮がんの約80%が子宮頸がんです 子宮がんは胃がん、乳がんに次いで多いがんですが、死亡率は年々下がっています。子宮がんは早期の段階で発見されれば、ほとん多いです。症状が現れたときはかなり進行しているときです。骨に転移したときは 痛みがあります。脳に転移したときは、脳腫瘍と同じ症状が現れます。卵巣がんは早期発見が難しく、診断されにくい癌です。卵巣がんは症状に乏しく、ある程度の大きさにならないと、画像で診断できないためと、卵巣が親指の頭ほどの大きさで体の奥に存在するため、細胞診断ができないので、早期に発見されにくいがんです。卵巣がんは1期で発見される人が30%で、3期 4期の進行がんで発見される人が6割を占めています。3期であれば、5年生存率は30%、4期になると、5年生存率は10%に低下すると言われています。手術は治療と同時にがんの進行度を調べるのが目的です。卵巣がんの手術は、がんの摘出を兼ねて「がんの進行度」を把握する目的で行います。 現状の西洋医学の治療方法は、(1)手術 (2)放射線 (3)抗癌剤 となります。卵巣がんの場合は、がんの摘出も兼ねて、治療と同時にがんの進行度を調べるのを目的で行われます。見た目は卵巣内にとどまる早期がんのようであっても、調べてみるとすでに、リンパや腹膜は主などである場合が少なく無いと言われています。卵巣がんは抗癌剤の効果が期待しやすい癌です。早期の場合などでリンパ節に転移がありそうな場合、抗がん剤を投与することにより、手術の規模を縮小することが出来ます。4期のがんでも抗がん剤で縮小してから、手術を行う事があります。術後補助療法として、抗がん剤の投与が行われます。こうした治療を行っても、5年生存率は、1期が80%、2期が60%、3期が30%、4期は10%とかなり厳しい状況であると言われています。自覚症状自覚症状に乏しく、発見されたときにはすでに、リンパや腹膜播種などである場合が多いが んです。転移のルート卵巣がんのうちの上皮がんは腹膜に転移し、そこから肝臓の表面や大網に広がります。主な転移先・・・・・肝臓 大腸その他の症状癌の進行による体重の減少・体力の低下、神経の転移による背中の痛み、腰痛・腹痛、腹膜播種による腹水などが見られます。子宮体がんは6割が1期、子宮頸がんは4〜5割が0期で発見されます。 子宮体がんは褐色のオリモノがでたり、下着の汚れで気づく事が多いがん不正出血で発見された場合でも子宮体がんの65%が1期で発見されます。 子宮頸がんにみられる特徴的な症状に、性交時の子宮膣部への刺激による出血があります。日本では、子宮がんの約80%が子宮頸がんです子宮がんは胃がん、乳がんに次いで多いがんですが、死亡率は年々下がっています。子宮がんは早期の段階で発見されれば、ほとんことになり、時間も費用もかかります。  しかし、患者が自分の症状やこれまでの検査、治療経過について自分で記録したものや手元ンチネルリンパ節生検に関する第III相臨床試験が欧米で進行中ですが、米国ではセンチネルリンパ節生検がN0乳がんの外科基本手技として定着しつつあります。組織学的センチネルリンパ節転移陰性乳がんの予後の検討と腋窩温存後の後遺症について注意深く経過観察を続けています。不必要な外科的侵襲を避けて患者さんに優しい医療の実践を目指し、乳がん治療の個別化に結びつく臨床研究を進めていくつもりです。  乳癌(乳ガン)とは?日本女性では乳がんにかかっている人は胃がんに次いで多く、今世紀には、女性にのがん死亡原因のとして、乳がんが最も多くなると予測されます。 世界的に見ても乳がんになる人は増加しており、女性が最もかかりやすいがんの第1位です。乳がんは必ずしも女性だけがかかる病気ではありません。男性も乳がんになります。しかし、その割合は全体の0.51%にすぎません、割合からいえば圧倒的に女性に多い病気です。乳腺組織に発生するがんは大きく2つに分ける事ができます。一つは母乳を作り出す腺房から発生するがんで少葉がんと呼ばれるのもです。 すから、2-3日の入院が必要となり、金銭的にも精神的にも大変です。本院では、この12週を超える中絶は行っておりません。その時は、分娩をお願いしている病院へ紹介します。          第三回 低容量ピル    避妊目的に造られ、なるたけホルモン量を減らし、副作用を少なくしたのが、低容量ピルです。この低容量ピルは、主な目的は避妊ですが、それ以外にも生理痛(月経困難症)の軽減と生理量の減少に効果があります。また、子宮内膜症の悪化、再発防止や自覚症状の改善に使われます。最近は、この使い方が増えてきました。子宮内膜症は、手術しても一時的には、改善しても、すぐ再発することが多く、手術後や、内膜症の保存治療後に低容量ピルを使います。 低容量ピルの作用メカニズム低容量ピルは、エストロゲンとプロゲステロンの合剤です。外から投与すると、視床下部のホルモンが出てるよと命令がきます。そうすると下垂体から卵巣にホルモン刺激がなくなり、卵巣は、排卵も起きず、ホルモンも分泌せずに、お休みします。子宮は、卵巣からホルモンが出ないため、外から投与された低容量ピルのホルモンでコントロ-ルされます。このホルモンの作用で子宮内膜は、あまり増殖せず、その結果出血量は少なくなり、少なくなれば、子宮はそれほど収縮しなくてすみますから、生理痛が減ります。この子宮内膜が増殖しないことが、子宮内膜症にいいわけです。子宮内膜症は、異所性にある子宮内膜が増殖する病気ですから。 現在低容量ピルは、ホルモンの種類で3種類あります。卵胞果、無秩序に細胞が増殖します。もし必要がないのに、細胞が勝手に分裂増殖すると、大量の組織が生じます。これが“ガン細胞”です。ガンはそれが発生した細胞ごとに分類されるため、百以上のガンの種類があります。遺伝子が障害を受けるということは遺伝子を作っているDNAと呼ばれる遺伝子の設計図の情報を書き換えられてしまうことを意味します。尚、ごく一部のガンは遺伝します。変異は生殖細胞まで持ち込まれ、世代から世代へと受け継がれ、体全体の細胞の中に存在することになります。しかし、殆どのガンは、日常生活の中で起こる偶発的な変異によって引き起こされます。例えば細胞分裂の過程での複製の間違いや、放射線や化学物質のような環境要因による障害を受けた場合があります。ガン細胞は増えるに従って発生した臓器の周囲の臓器や血流・リンパ流等に乗って遠くの臓器にも拡がり、細胞が弱っている部位を見つけると、そこに定着して増殖を始めます。これがガンの転移です。そしてガン細胞によって作られたしこりを腫瘍と呼びます。腫瘍には良性と悪性があります良性腫瘍は身体の他の部分に広がることも、生命を脅かすこともありません。  多くは外科的に切除されますが、再発することは 殆どありません。 ガンとは悪性腫瘍のことです。悪性腫瘍には次の三つの特徴があります ・浸潤:周囲の健康な組織や器官に染み込むように発育し破壊します。 ・転移:ガン細胞が腫瘍から分かれて、血管やリンパ系に入ることがありま    す。その結果、身体の他の場所に広がり、 新しい腫瘍を作ることを転移といいます。 ・再発:原発腫瘍を切除しても、すでに ガン細胞が全身に広がっている場合や、切除した場所に ガン細胞が残っている場合、ガンが再び発現することになります    そもそもミネラルは人体構成の元素であり、命のみなもと なのです。生命は海から発生し、数千万、数億年と進化し続け、強いもの、抵抗力があるものだけが生き残って来ました。人類はその1つです。   その人間は免疫システムを確立し 免疫細胞によって殆んどの病気に対して抵抗力を持っていることがわかってきました。そして免疫システムが正常に働いているうちは、難病であるエイズも発病しません。    しかし、年と共に抵抗力がなくなると発病する事がわかって来たのです。若者に ガン患者が少ない事で理解出来るものと思います。人は生まれつきガン細胞を殺す能力を持っているのです。その免疫を左右するのが遺伝子ミネラル(微量元素)です。ガン細胞は毎日5000個も出来ているのです、免疫力が強いうち(若者)は全て殺すので発症しません。 ですから 悪い所を切除しても 放射線で焼き切っても またガンにかかるのです、再発は防げません。免疫力を強くしなければ この先数十年 体を切り刻むだけです。どんどんミネラル水を飲むことです。特に日本人は この40年間にミネラル欠乏症になりました。   足したものを補えば改善されるのは当たり前なのです。ミネラルが補充されると、NK細胞が劇的に活性化され結果として腫瘍細胞、結石細胞を排除するわけです。 ですから ガンなら肺ガン、胃ガン、大腸ガン、肝臓ガン、乳ガン、子宮ガン、卵巣ガン、前立腺ガン、食道ガン、膵臓ガンなど全ての ガンに有効です。   残念なのは殆んどの医者はミネラルが「生命のみなもと」であることに気付いていないことです。又、一般の方は医者にはどんな方法でも病気を治せるのであれば手を尽してもよいと言う使命が与えられているのを知りません。  一種の免疫療法ですので殆んどのガンに効果を発揮します。充分に遺伝子ミネラルいます。 外部照射は以下のような手順で行われます。(1)固定具の準備頭頸部領域などのがんを治療する場合には、シェルと呼ばれる固定具をつくることがあります。治療は何回にも分けてしますから、毎回同じ体位で治療するために使用します。毎回同じ体位で治療することは非常に大事なことで、治療成績にも影響してきます。乳がん温存療法での放射線治療でも、毎回同じように上腕を上げるために特製の腕置きを使うことがあります。(2)治療計画放射線をどの部位に、どの方向から、どのくらいの量を何回に分けて治療するのかという治療計画をします。シュミレーターと呼ばれるX線透視装置やCTを使って治療部位を決め、がんに十分な放射線量があたり、がんの周囲の正常組織にあまりあたらないように放射線照射の方向を検討します。一方向からの治療のこともあれば、いくつもの方向から照射する場合もあります。CTで得られた画像を用い、3次元治療計画、強度変調放射線治療(IMRT)という照射方法にすることもあります。従来の放射線治療方法に比べると腫瘍により限局して放射線を照射することができる方法です。   どのような照射方法が適当かは腫瘍部の線量分布、周囲正常組織の照射線量、治療の目的、全身状態などを考慮して決定します。(3)照射位置のマ−キング照射方法が決まると、皮膚表面あるいはシェル表面にマ−キングをします。放射線の照射 毎日の治療は、体表面に描かれたマ−キングをもとに放射線治療技師により行われます。治療に用する時間は、治療室に入ってから出てくるまで1020分程度で、実際に放射線が照射されている時間は数分です。 (5)治療の期間通常月〜金曜日までの週5日が治療日で土曜日、日曜日、祝日が休みです。何週かにわたって治療します。場合によっては週3日や週4日治療することもあります。   どのくらいの回数を治療するかは、治療の目的、全身状態などにより異なります。1回や1週(数回)で終わることもあれば、2ヶ月もかかることもあります。  1日に2〜3回に分けて治療する多分割照射を行うことがあります。(6)通院での治療通院で治療できることが多く、国立がんセンター中央病院ではおおよそ2/3の方が通院で治療しています。  入院して治療しているのは手術直後であったり、抗がん剤治療をあわせて行っていたりしているためで、放射線の副作用のために入院しなければならない方は少数です。今までどおり仕事を続けながら、治療をしている方もいます。(7)治療期間中の診察   週に1〜2回は放射線治療医の診察があります。治療効果や、副作用がどの程度であるかを把握することが目的で、治療開始時に決めた予定のとおりに治療を進めるかどうかを判断します。  副作用に対しては薬を出すこともあります。必要に応じてX線検査、血液検査が行われす。完全9.延命を目的として治療するがんに治すことが期待できない場合でも、化学療法でがんをコントロールしつつ、できる限りQOLの高い日常生活を送りながら、しかも長期に生存することを目標とします。延命を目的として治療するがんには、以下のようなものがあります。シスプラチンにより、治療成績は飛躍的に向上しました。外科療法や放射線療法の前にシスプラチンを含む多剤併用化学療法を行うことで、治癒の可能性も期待できます。現在は、シスプラチン+フルオロウラシルが多用されています。 肝臓など、食道から離れている遠隔臓器に多発性のがんが転移している場合は、抗がん剤を用いた化学療法が治療の中心となります。シスプラチンとフルオロウラシルを中心とする抗がん剤の多剤併用化学療法や、放射線療法との合併療法が有効です。近年は、転移だけでなく、もともと発生した部位では広がっているけれど、まだその部位にとどまっているがんに対しても化学療法と放射線療法の併用を行います。また、普通の手術後の治療法として、放射線の術後照射と併用しても行います。小細胞肺がんと比較すると効果は低いのですが、シスプラチンを中心とする多剤併用化学療法で、以前よりよい治療成績が得られています。外科療法や放射線療法等の局所療法とは異なり、化学療法は抗がん剤による全身治療法なので、がんが転移するなど進行した場合では化学療法が治療の主体となります。現在、広く使用されている抗がん剤には、シスプラチン、カルボプラチン等の白金製剤を軸に、酒石酸ビノレルビン、塩酸イリノテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、塩酸ゲムシタビン等を組み合わせる2剤併用療法が主流です。副作用や効果を考慮して、組み合わせを替えたりします。延命効果はまだ不十分なので、QOLを十分に考慮して治療を行う必要があります。最近は、分子標的治療薬であるゲフィチニブも使用されるようになりましたが、従来の抗がん剤との組み合わせ方はまだ研究段階です。薬物療法が比較的よく効くがんです。乳がんの薬物療法には、ホルモン剤、抗がん剤、抗体療法があります。ホルモン療法や抗がん剤は、手術後に用いたときの再発予防効果、再発・転移したがんでの延命効果が証明されています。ホルモン療法は、女性ホルモンの受容体を発現しているがんが対象となります。化学療法としてはアドリアマイシン、シクロホスファミド、パクリタキセル、ドセタキセルなどの注射薬等のほか、フッ化ピリミジン系の内服の抗がん剤(カペシタビンなど)が用いられます。HER2タンパクが過剰に発現している再発・転移性乳がんでは、抗体療法(トラスツズマブ)による延命効果が確認されています。最近では、しこりの大きい乳がんを対象として、手術の前に抗がん剤投与を行う「術前化学療法」が普及してきました。胃がんでは、手術が不可能な場合や手術の補助手段、手術後の再発防止など、補助的な治療法として用いられています。フルオロウラシルという抗がん剤が有効で、これを中心と状にねじれた構造になっています。アルキル化剤は、強力で異常な結合をDNAとの間につくります。するとDNAの遺伝情報が障害され、またDNAそのものも損傷を受けます。細胞が分裂してがん細胞が増殖する際には、アルキル化剤が結合した場所でDNAはちぎれ、がん細胞は死滅します。3)抗がん性抗生物質細菌に対してペニシリンといった抗生剤が選択的に効くように、がん細胞に対しても選択的に働く抗生物質があるのでは、という研究のもとに開発されました。ある種の抗生物質と同じように、土壌に含まれる微生物からつくられたものです。もともと細菌やカビに効く構造を持った抗生物質の化学構造を変化させたりすることにより、がん細胞を死滅させる効果を発揮するようになったものもあります。4)微小管作用薬細胞の中にあって、細胞の分裂に重要な微小管というものの働きを止めることにより、がん細胞を死滅させます。微小管に対する作用の違いにより、ビンカアルカロイドとタキサンの2種類の化学物質に分類されます。また、微小管は神経細胞の働きにも重要な役目を負っているため、これらの抗がん剤によって、手足のしびれなどの神経障害が出ることがあります。5)その他白金製剤:DNAと結合することにより、がん細胞の細胞分裂を阻害します。トポイソメラーゼ阻害剤:DNAを合成する酵素(トポイソメラーゼ)の働きを阻害することにより、がん細胞の分裂を阻害します。6)分子標的治療薬従来の抗がん剤は、ほぼ偶然に発見された細胞障害作用のある物質の研究によって、開発されてきました。そのため、それらはがん細胞を殺す能力に重点が置かれてきたため、がん細胞と正常細胞を区別する力が乏しく、多くの薬物有害反応が生じていました。しかし、近年の分子生物学の急速な進歩により、がん細胞だけが持つ特徴を分子レベルでとらえられるようになりました。それを標的とした薬は分子標的薬と呼ばれ、開発が進んでいます。白血病、乳がん、肺がん等で、有効な治療手段となりつつあります。6.薬物の投与方法薬物の投与方法には、静脈注射や経口投与等があります。筋肉注射や胸腔内(きょうくうない)、腹腔内(ふくくうない)、あるいは各種臓器やがんそのものに直接投与する場合もあります。抗がん剤も上記の方法で投与されますが、溶解性や局所の血管への刺激性等といった薬物の特徴により、投与に工夫が必要なこともあります。 中心静脈という太い静脈に、直接薬物を注入する方法も行われます。 治療効果をあげる工夫として、がん病巣の栄養動脈に抗がん剤を直接注入する「動注療法」が行われることもあります。栄養動脈は、がんが増殖するのに必要な酸素や栄養を含んだ血液を運んでいます。この動脈血管に直接抗がん剤を注入する化学療法の一種を、動注療法といいます。この治療法は局所療法なので、原則として全身に広がったがんには行いません。しかし全身に広がったがんでも、そのうちの一部が特に生命に影響を及ぼすと判断される場合には、その部位に対し動注療法を行うことがあります。この療法を行うためには、目的箇所の栄養動脈にカテーテルを挿入する必要があります。臓器固有の太い動脈がある肝臓や腎臓に対して、動注療法が適用されます。また、上顎(じょうがく)がんなどの頭頸部(とうけいぶ)がん、骨腫瘍、卵巣がん、膀胱(ぼうこう)がん、前立腺   胃がん腹水 がん、膵(すい)がん、さらには進行した乳がん等にもこの動注療法が用いられることがあります。 経口投与は患者さんにとって便利な投与方法ですが、消化管からの吸収量に個人差   胃がん腹水  が大きいため、開発が難しいとされています。また、飲み忘れといったことも起きやすいため、患者さんの十分な理解が必要になります。7.がん治療における薬物療法の目的がん治  胃がん腹水  療の最大の目的は、患者さんの生命を保つことです。場合によっては、がんの増殖を遅らせること、がんによる症状から解放すること、全身状態(QOL:クォリティ・オブ・ライフ:生   胃がん腹水 活の質)の改善等を目的とすることがあります。治療内容は、最善のものが選ばれるようになっています。どんな治療が最善かは、その方の生活信条や生活習慣により異なります。が   胃がん腹水 んの治療は、日々進歩しています。治療方針を決定するため、治療法についての正確な知識が主治医より説明されます。いろいろな治療法が登場していますが、どの治療法にも適応   胃がん腹水 (有効)と限界があり、すべてに有効という完全な治療法はまだありません。1つの治療法では完治が望めない場合には、いくつかの治療法を組み合わせ、それぞれの限界を補いあっ   胃がん腹水



て治療しようという研究が行われています。このような治療法を、「がんの集学的治療」と呼んでいます。 8.化学療法で治癒可能ながん抗がん剤で完治する可能性のある疾患は、急

  胃がん腹水  性白血病、悪性リンパ腫、精巣(睾丸)腫瘍、絨毛(じゅうもう)がん等です。わが国におけるこれらのがん

胃がん 腹水

胃がん腹水

的にはご自身の病気に対する考え方などによります。前立腺がんの正確な病期診断には限界があるため、グリーソンスコアーや治療前のPSA値なども参考にしながら治療法が
考えられています。
期待余命が10年以上あると考えられる場合に、病期と現在考えられている推奨される単独での治療法とその特徴について図に示しました。実際の治療では
いくつかの治療法が併用して行われることもあります。期待余命がそれ以下と推定される場合には、手術療法以外のいずれかの方法が単独、あるいは
して選択されることになります。

前立腺がんの発生

がんは、前立腺の細胞が正常の細胞増殖機能を失い、無秩序に自己増殖することにより発生します。最近、遺伝子の異常が原因といわれていますが、正常
細胞がなぜがん化するのかまだ十分に解明されていないのが現状です。がんは周囲の正常組織や器官を破壊して増殖し、他の臓器に [問題点]TNFは抗がん作用を持つ反面、がん末期の患者さんに悪液質(患者さんが衰弱した状態です)を引き起こす作用を持つことや、副作用が非常に強いなどの問題点があるために、副作用を軽減した製剤の開発が進められています。4)インターロイキン12Interleukin-12IL-12)によるサイトカイン療法活性化した単球や樹状細胞からつくられるIL-12は、がん細胞を殺傷するような免疫反応を誘導するのに重要であることが報告され、注目されています。IL-12NK細胞やキラーT細胞の増殖を促したり、がん細胞を殺傷する能力を高めます。マウスでは、がんの転移抑制や移植がんの縮小等、劇的な効果が認められています。 [効果、問題点]臨床でも抗がん効果が期待されましたが、現時点では第I相試験が終了した段階で、有効かどうかの結論はまだ出ていません。5.生体応答調節剤(Biological Response ModifiersBRM)療法BRMは、1980年代になって新しくつくられた言葉です。米国立がん研究所のBRM委員会によれば、BRMとは「腫瘍細胞に対する宿主(患者さん)の生物学的応答を修飾することによって、治療効果をもたらす物質または方法」と定義されています。このBRM療法は患者さんの免疫系をはじめとして、体全体の働きを調節することにより、治療効果を得ようとする治療です。つまり、がんを治そうとする患者さん自身の持つ力を応援し、手助けし、強めるものです。このように、BRMは通常の抗がん剤とは基本的に考え方が異なっています。この治療法は単独で行われるよりも、むしろ免疫能が低下してしまう外科療法や放射線、化学療法等と併用することによって、患者さんの防御能力が低下するのを予防したり、より高めることを目的に行われます。したがって、その効果は従来の化学療法とは異なった観点から評価すべきと考えられています。実際に米国では、他の確立された治療法と併用することによって効果が認められれば、そのBRMは有効であると評価されています。しかしわが国での臨床評価は、今までの化学療法と同じように、BRM単独での抗がん効果で評価されています。より客観的、科学的、倫理的な評価法を確立すべきと考えられます。(1)BCG(ビー・シー・ジー)BRMが注目されるようになったのは、1970年に行われた悪性黒色腫に対するBCG生菌による治療以来のことです。非特異的免疫療法の草分けであり、現在に至っても多くの報告が出されています。膀胱(ぼうこう)がん、悪性黒色腫で有効であったとする報告がありますが、その他の固形がんでは有効例はほとんど認められていません。 (2)OK-432(オーケー-432)ある種の細菌(溶連菌)からつくられたもので、好中球、NK細胞、マクロファージ等を活性化します。わが国で広く用いられてきましたが、現在では胃がん、肺がん、がん性胸腹水、他剤無効の頭頸部(とうけいぶ)がん、甲状腺(こうじょうせん)がん等に用いられています。 (3)PSK(ピー・エス・ケー)担子菌(たんしきん)カワラタケ(サルノコシカケ)の菌糸体より抽出精製した物質(タンパク多糖複合体)です。内服で用いられます。副作用がほとんどない反面、作用は弱いのが特徴です。適応は胃がん(手術例)、治癒切除例の結腸直腸がんへの化学療法との併用に限定されています。 (4)Lentinan(レンチナン)シイタケより抽出されたものです。キラーT細胞、マクロファージ、NK細胞等を誘導、活性化すると考えられています。がん患者さんの悪液質やQOL(クォリティ・オブ・ライフ:生活の質)を改善するという報告がありますが、適応は手術不能または再発胃がんにおけるテガフール(抗がん剤の1つ)との併用に限定されています。 (5)Bestatin(ベスタチン)細菌(放線菌)由来です。適応は成人非リンパ性白血病に対する完全寛解導入後の維持、強化で、化学療法剤と併用されます。 (6)SizofiranSPG:シゾフィラン)スエヒロタケより抽出されました。適応は、子宮頸部がんにおける放射線療法との併用に限定されています。 (7)Levamisole(レバミゾール)本来、駆虫薬として開発された物質(イミダゾール化合物)で、免疫増強効果があることが判明しました。肺がんや大腸がんの術後において、フルオロウラシル(抗がん剤の1つ)との併用で延命効果が得られたとの報告がありますが、臨床効果は確立されていません。 [効果]上記のとおりで、一部のがんで有効性が認められています。 [副作用]一部のBRM療法で発熱や白血球増多が認められますが、重篤な副作用は報告されていません。  [問題点]特定の免疫担当細胞にのみ作用するわけではないので、作用機序が必ずしも明確でありません。作用機序の科学的な解明や、評価法の見直しが必要と考えられます。6.抗体療法抗体とは、抗原に対して特異的に結合できるタンパク質で免疫グロブリンと呼ばれ、B細胞が産生します。多種多様の抗原に対して、特異的な抗体が存在します。ある抗原に対して特異的な単一の抗体を、モノクローナル抗体と呼びます。近年、モノクローナル抗体を作製する方法が確立され、この技術は医学や生物学の分野で多大な貢献をもたらしました。がんに特異的な抗原に対するモノクローナル抗体なども多数つくられ、がんの研究、治療に広く用いられてきています。 抗体は一般に、補体(抗体の反応を補って、殺菌や溶血反応を起こす血清中の因子)を介して抗体が結合した細胞や細菌等を破壊したり、マクロファージやキラー細胞による細反応を増強させる補助物質(アジュバントと呼びます)とともに皮下に投与する治療法もあります。 [効果]主に、悪性黒色腫を対象にしています。がん特異的抗原による治療によって、肺にあった転移巣が消失した例や、IL-2の併用によってがんが消失した例等が報告されています。しかし、臨床的有用性に関する結論はまだ得られていない状況です。 [問題点]がん特異的抗原ペプチドはHLAクラスIによって提示されるために、HLAクラスIを発現していないがんに対しては効果が期待できません。免疫反応の主役的な役割を果たしているT細胞が抗原を認識するには、抗原をT細胞に提示する機能を持った抗原提示細胞と呼ばれる細胞が必要です。この抗原提示細胞の表面には、主要組織適合性抗が提示されます。ヒトの場合は、これを特にヒト白血球抗原(Human Leukocyte AntigenHLA)と呼び、大きく分けてクラスIHLA-ABC)とクラスIIHLA-DRDPDQ)があります。また、HLAは他人からの臓器移植の生着率に影響します。このHLAに抗原がペプチド(アミノ酸がいくつか結合したもの)の形で結合し、T細胞に提示されると、T細胞はその表面にあるT細胞レセプターと呼ばれる受容体(抗原とぴったり凹凸が合致するようになっている)によって、これは抗原だと認識します。ただし、T細胞が活性化するにはこれだけでは不十分で、抗原提示細胞上にあるいくつかの補助分子(細胞表面に存在し、細胞と細胞の接着に関与する分子や細胞内に刺激を伝える分子等)を介する作用が必要となります。すべての条件がそろうと、例えばHLAクラスIに結合した抗原ペプチドは、特にCD8陽性T細胞と呼ばれるT細胞に提示され、これを認識したT細胞は、活性化してキラーT細胞に変身します。また、HLAクラスIIに結合したペプチドはCD4陽性T細胞に提示され、ヘルパーT細胞を活性化させます。抗原提示細胞としては、マクロファージ、B細胞、あるいは樹状細胞(Dendritic CellDC)がありますが、その中でも特に樹状細胞は、最も強い抗原提示機能を持っています。   また、HLAの種類によって結合するペプチドが限られているために、特定のHLAを持つ患者さんにしか使用できないという問題点があります。4.サイトカイン療法   サイトカインは、免疫を担当する細胞がつくる物質です。免疫応答を調整するものや、免疫担当細胞を活性化、あるいは増殖させる作用のあるもの等があります。また、直接がん細胞を殺傷する作用を持つものもあります。 1)インターロイキン2(Interleukin-2IL-2)によるサイトカイン療法   IL-2は、T細胞を増殖させる物質として最初に発見されました。しかしそれだけでなく、ナチュラルキラー細胞ががん細胞を破壊する作用を強めることも明らかとなっています。   このような効果を期待し、IL-2によるがん治療が試みられてきました実際には、IL-2を直接患者さんに投与し、生体内でがん細胞を殺傷する作用を高めようとする試みと、患者さんのリンパ球を生体外でIL-2とともに培養して、がん細胞を殺傷する能力のあるLAK細胞を誘導して体内に戻す方法があります(これは項で既に述べました)。また、LAK細胞とIL-2を併用する治療法も試みられています。悪性黒色腫や、腎がんを対象として行われてきました。IL-2単独あるいはLAK細胞と併用することにより、若干の効果が認められたとの報告 副作用として、IL-2の投与量によって血管壁の透過性の増進(血管から体液が漏れることです)による体液貯留と臓器機能不全、体重増加、低血圧、肺浮腫(はいふしゅ)、呼吸困難等があり、重篤(じゅうとく)な場合は死亡例の報告
もあります。免疫療法とは、免疫担当細胞、サイトカイン、抗体等を活性化する物質を用いて免疫機能を目的の方向に導く治療法で
す。がんの治療では、現在広く行われている外科療法、化学療法、放射線療法に続き、免疫療法が第4の治療法として期待されています。

免疫担当細胞を用いたがんの治療は、T細胞を増殖、活性化させる因子であるインターロイキン2(Interleukin-2IL-2)と呼ばれるリンフォカイン(サイトカインの中で特にリンパ球が産生するもの)の発見により、発展してきました。
がん患者さん自身のリンパ球を体外で
IL-2と培養して、がん細胞を殺傷する作用の強いリンパ球を大量に増やして、この活性化したリンパ球を患者さんに戻す治療法は「リンフォカイン活性化キラー細胞(Lymphokine Activated Killer cellsLAK)療法と呼ばれています(項を参照してください)。粒子線治療の現況と将来国立がんセンターでは、サイクロトロンを用いた陽子線治療システムが1998年末より稼働し、主に頭蓋底(とうがいてい)、頭頸部、肺、肝臓、前立腺等のがん例に使用されています。病院に附属した陽子線治療装置としては国内ではじめての装置で、2001年7月に高度先進医療(医療の名称:悪性腫瘍に対する粒子線治療)の認可を受けて治療を行っています。治療の費用(2883000円)は自己負担です。国立がんセンター東病院以外に、わが国での陽子線治療は、筑波大学陽子線医学利用研究センター、兵庫県立粒子線医療センター、若狭湾エネルギー研究センター、静岡県立静岡がんセンターの4ヵ所で行われています。また、独立行政法人放射線医学総合研究所では、炭素を使った重粒子(重イオン)線治療が行われていて、200310月に高度先進医療として認可されました。これら粒子線治療は、国内でも今後さらに数ヵ所での建設が計画されています。  これらの治療法の対象は小さな病巣で、おおむね3cm以下の病巣が良い適応とされています。この治療は脳の病巣の治療方法としては、動静脈奇形、原発性良性脳腫瘍、転移性脳腫瘍、手術的操作が難しい頭蓋底腫瘍(とうがいていしゅよう)等に応用所温熱療法)があります。一般には局所温熱療法が主に行われる方法で、マイクロ波や電磁波を用いた装置で局所を温めます。体の外から加温するのが最も多く行われる方法ですが、その他に食道、直腸、子宮、胆管といった管腔(かんくう:空間のある場所)内に器具を入れて加温する方法や、がん組織の中に数本の電極針を刺し入れて加温する方法が試みられています。がんに対する効果は41以上で得られますが、42.5以上で特に強くなることが知られています。体の表面に近いがんは目的の温度まで比較的容易に温めることができますが、体の奥深いところにあるがんは、脂肪、空気、骨が邪魔をして十分に温めることが難しい場合が多く、温熱療法の効果が不十分になる可能性があります。 温熱療法は通常は単独で用いるのではなく、放射線や抗がん剤の効果を強めることを目的に、放射線や抗がん剤と併せて使います。最も研究が行われているのは局所温熱療法と放射線を併せて行う治療で、脳腫瘍、食道がん、乳がん、大腸がん、膀胱がん、軟部組織腫瘍等のがんで試みられています。 加温時間は長ければ長いほど効果が増しますが、一方、治療を受ける患者さんの負担が大きく、4560分くらいが普通です。毎日治療をするとがん細胞が熱に強くなり、温熱療法の効果が下がりますので、3日くらいは間隔を空けて治療します。週に1〜2回治療するのが一般的です。 放射線は通常の放射線療法と同じく週5回照射する場合と、温熱療法を施行する日に合わせて週1〜2回照射する場合があります。週1〜2回の照射では1回の放射線量が多く、副作用が強くなることがありますので、治療する場所が限られます。3.副作用温熱療法に伴う副作用には、加温した部位のやけど、痛みがあります。体の深いところを治療するのに適した高周波の加温装置を使用した場合は、頻脈、体温上昇といった全身の症状が出ることがあります。放射線と併せて用いたときには、放射線の副作用を増悪させないという報告が多くみられます。国内での装置の普及も進み、全国の多くの病院に導入されました。1996年4月より、それまで条件付き適用であった保険も全面適用となりました。しかし、温熱療法ががんの治療法として第一に選ばれる状況は、限られています。多くのがんでは種類や進みぐあいを考えて、外科療法、放射線療法、抗がん剤による化学療法のうちのどれか1つか、またはそれらを併せた治療法を選択することが最も妥当です。現時点では温熱療法は、通常の治療法では治すことが難しい局所進行がんや、再発がんの治療法をいろいろ検 こどもに多い脳腫瘍>   小児脳腫瘍の種類と発生頻度は、グリオーマの中の星細胞系腫瘍の頻度が最も高く、髄芽腫、胚細胞腫がそれに続きます(図3)。この3種類の腫瘍は、小児期に頻度が高い腫瘍であるということに加えて、外科的治療以外に化学療法や放射線治療など、複数の専門家による集学的治療が必要であるという特徴を有します。      脳腫瘍の症状 脳腫瘍の症状は3つに大別されます。 (1) 頭蓋内圧亢進症状:脳腫瘍が大きくなったり水頭症を来したために、脳圧が上昇することによって生じる、頭痛、嘔吐、意識障害などの症状を、頭蓋内圧亢進症状といいます。頭蓋内に腫瘍が発育するにつれて、脳にかかる圧は上昇していきますが、頭蓋内圧上昇は一様ではありません。腫瘍が小さいうちは圧の変化が小さく、ある一定の大きさを越えると急速に圧上昇を来して症状が現れます(図4右)。この傾向は頭蓋骨縫合が癒合していない乳幼児で特に顕著であり、頭が大きくなることにより圧を緩衝するため、腫瘍が非常に大きくなるまで発見されにくいことがあります(図4左)。    2)局所神経症状:運動麻痺や脳神経麻痺のように脳の一部分の障害による症状を局所神経症状といいます(図5)。痙攣もしばしば認められます。脳の際だった特徴として、運動や言語、視覚などの機能が特定の場所に局在しているため、脳腫瘍はその発生部位により実に様々な症状を示します。言語、感情、記憶、人格などの高次脳機能は人として最も大切な機能であり、脳腫瘍の恐ろしさはこのような機能にまで障害が及びうるところにあります。      (3)内分泌症状:脳には下垂体という内分泌器官が付属しているために、その機能不全あるいは機能過剰から生じる末端肥大、クッシング症候群などの症状を内分泌症状といいます(図6)。胚細胞腫の中にはでは思春期早発が見られることがあります。小児ではホルモンを産生する下垂体腺腫は稀であり、むしろ下垂体機能が障害されることによる症状を呈することが主となります。下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモンが障害されると、大量の尿が出る尿崩症(にょうほうしょう)になります。尿崩症で発症する腫瘍も稀ではありません(胚細胞腫)。下垂体前葉から分泌される甲状腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモン、成長ホルモンの分泌障害も成長期には大きな問題となりますが、これらのホルモンは幸い薬によって補充することが出来ます。   水頭症> 頭蓋内圧が亢進するもう一つの大きな要素として水頭症があります。小児の脳腫瘍は正中部あるいは小脳や脳幹に発生しやすいことから、高率に水頭症を伴います。例えば小脳正中部に発生した腫瘍のために髄液の流れが妨げられることにより、脳室が拡大します(図7)。症状は頭蓋内圧亢進症状を呈します。       脳は髄液に浮かぶように存在します。脳の中には髄液に満たされた複雑な形をした脳室が存在します。脳室系は側脳室、第3脳室、第4脳室の異なった部屋に別れており、側脳室内に存在する脈絡叢という組織で作られた髄液はモンロー孔という狭い穴を通って第3脳室に移行し、次に中脳水道という最も狭い管状の構造を経て第4脳室に移行した後、脳室から出て脳表のくも膜下腔で吸収されます(図8)。成人では脳室内の髄液量は150ml、1日の産生量500ml 近くになるとされます。モンロー孔や中脳水道などの狭い部位の近くに腫瘍が発生すると、容易に髄液の流れがせき止められて、上流に髄液が貯溜するため水頭症が発生します。     水頭症の治療は、髄液の流れを止めている腫瘍を取り除く手術、貯まった髄液をお腹の中に導いて吸収させる脳室?腹腔短絡術(のうしつーふくくうたんらくじゅつ、シャント手術)、あるいは、第3脳室の底に内視鏡で穴を空けて髄液が脳表に直接流れるようにする手術があります。それぞれに一長一短があり、個々の条件に最も適した方法を選択します。 6.  脳腫瘍の診断法 診断には症状から診断する臨床診断、様々な機器を用いる画像診断、腫瘍組織による病理診断という段階があります。画像診断で最も重要なものはMRICTスキャンです。MRIの最大の利点は、脳を切る断面を自由に選べること、また、撮影条件を変えることにより、腫瘍の性質や脳との関係を明らかにすることが出来る点にありま
す(図9)。また、
MR血管撮影を行うことにより、苦痛を伴う脳血管撮影を減らすことが可能になりました。しかし、撮影に時間がかかることから、小児ではかなり強い鎮静が必要であるという問題があります。   脳血管撮影は、腫瘍を栄養する血管を明らかにすることにより、手術を行う上での重要な情報を得ることが出来ます(図10)。腫瘍の種類によっては必要となります。私どもの施設では、観血的検査である脳血管撮影は必要な場合のみに全身麻酔下で行なっています。  病理診断は、専門家以外の目に触れることはほとんどありませんが、脳腫瘍の治療において極めて重要な位置を占めます(図11)。手術中に採取した組織を凍らせて診断する、術中迅速診断と、永久標本を作製した後に、時間をかけ
て診断する方法の2種類有ります。外科医は、術中迅速診断に基づいて腫瘍の摘出範囲を決定しますし、最終診断を待って化学療法や放射線照射の要否を決定します。病理専門医は、集学的治療チームの中で極めて重要
な地位を占めています。 病理診断に必要な組織は、主として開頭による腫瘍摘出で得られますが、時に開頭手術が困難な部位に腫瘍が存在する場合があります。こ

胃がん腹水


のような場合には、定位脳手術(ていいのうしゅじゅつ、図12)や内視鏡により腫瘍の一部を採取する生検(せいけん、バイオプシー)が行われます。
脳腫瘍という病気は、様々な種類の腫瘍の集まりであり、その種類によって治療法や予後が異なることから、理解の難しい腫瘍といえます。脳という精緻な臓器に発

胃がん腹水


生するために、発生場所のわずかな違いにより全く異なった症状を呈す
ることも理解を一層困難にしています。脳腫瘍についての全般的な知識を述べるとともに、今回のシンポジウムがどのように構成されているかの全体像を示し、「こ

胃がん腹水


どもの脳腫瘍」に関する理解を深めていただきます。
大腸がんは結腸(けっちょう)がんと直腸がんとに分類されていますが、頻度、原因に大きな違いはありません。日本の新たな大腸がんの患者さんは年間約6万人で、


胃がん腹水

男女比は5対4でやや男性に多くみられます。大腸がんの約3分の1が直腸がんです。
 大腸がんは、すべてのがんによる死亡率からみると、男性では肺がん、胃がん、肝がんに次いで4位であり、女性では胃がんに次いで2位になっています。しか


胃がん腹水

し、がん死亡全体に占める割合は増え続けていて、10年後には年間10万人に達すると思われます。国際的には低いのですが、まだまだ増加が懸念されます。
 大腸がんが年々増えてきた最大の要因は食生活の変化であり、とくに動物性脂肪の摂取量の増加が大腸がんの増加をもたらした、と考えられています。
 

胃がん腹水

直腸をさらに詳しく分類すると、直腸S状結腸部、上部直腸、下部直腸に分類されます。肛門管は正確には直腸ではありません。直腸は結腸と違って骨盤内にあるため、骨盤内の手術を複雑なものにしています。男性では直腸の前方に膀胱(ぼうこう)、前立腺(ぜんりつせん)、精嚢(せいのう)があり、女性では腟、子宮、卵巣、


胃がん腹水

膀胱があります。結腸ではほとんど大腸の機能障害は認められませんが、直腸では骨盤内臓器の切除の問題、また肛門機能としての肛門括約筋(こうもんかつやくきん)の温存の有無の問題があり、術後さまざまな機能障害をもたらします。 大腸がん、直腸がんの原因は、現在では動物性脂肪の摂取量の増加と考えられています


胃がん腹水

が、決定的な原因はまだ見つかっていません。一方、予防因子としては以下のようなものが考えられています。

・野菜、くだものに含まれる食物繊維は発がん物質を吸着する。

胃がん 腹水

胃がん腹水

フコイダンは免疫力を高める
免疫療法が最近最も注目され、新しい治療法の柱の一つになろうとしています。
免疫療法は、近代西洋医学の分野から研究され、解明されてきたものではありますが、近年になって東洋医学の分野からの実証的症例が報告されるにつれ更に深く研究されようとしています。キノコ類やモズクなどの海藻類に免疫力強化作用のあることが医学や薬学の分野で徐々に解明されています。強力な抗ガン物質といわれているフコイダンを活用してゆくと、体質の改善が進むだけでなく、免疫力が高まってガンやエイズ、感染症、肝炎ウイルス、インフルエンザなどの生活習慣病も予防してくれるのです。
腸管免疫に刺激
腸には、口から何でも入ってきます。そこで、不都合な「抗原」が入ってくると「抗体」が作られて、免疫系が高まります。フコイダンは、こうした「腸管免疫」に刺激を与え全体的にNK活性などを上げます。
強力な抗酸化作用がある
フコイダンが注目されるようになったのは、1996年の日本ガン学会からでした。
るかを詳しく説明します。そのときわからないことがあれば必ず質問するなどして、よく理解したうえで治療を受けることが大切です。薬物有害反応をコントロールすることが、抗がん剤による治療にとって重要です。病状をよく知り、その治療の必要性をよく理解することは、薬物有害反応に対する心構えにもなります。以下に主な薬物有害反応について述べます。
1)血液毒性ー骨髄抑制
抗がん剤の多くは増殖が盛んな細胞に作用するため、骨髄細胞や毛根といった正常細胞もダメージを受けやすくなります。骨髄細胞(幹細胞)は血液中の細胞(白血球、赤血球、血小板)のもととなる細胞のため、これらがダメージを受けることにより、血液中の白血球、赤血球、血小板の減少が起こります。これらの細胞は、免疫、酸素運搬、血液凝固といった大切な役割を持っているので、減少の度合いが強いと命にかかわりかねません。そのため抗がん剤を投与するときは、頻回に採血をし、毒性をモニターすることが大切となります。
2)白血球の減少と発熱
ほとんどすべての抗がん剤に白血球減少がみられるため、抗がん剤の投与量が規制されます。白血球減少は、最も高頻度に現れる薬物有害反応といえます。白血球が減少する時期は抗がん剤の種類によって違いますが、3〜4週間の間隔で注射をする場合、多くは1014日後に最も減少します。減少する程度は個人差があります。そして白血球数が2,000/μl以下になって免疫力が低下し、発熱、感染症(肺炎など)の可能性があると判断した場合には抗生物質を投与することがあります。白血球減少に対して、抗がん剤を投与した後に顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)を皮下注射、または静脈注射して白血球減少を予防したり、回復を早めることがあります。
3)血小板の減少と出血傾向
血小板は出血を止める働きがあるため、血小板が減少すると出血しやすくなり、皮下に出血斑ができたり、歯を磨いたときに出血するようになります。さらに血小板減少が重症化すると、脳出血や消化管出血のおそれが強くなるので、入院をして血小板輸血をしなければならない場合もあります。血色素の減少と貧血
赤血球は白血球に比べて寿命が長いため、抗がん剤により高度の貧血を起こすことはまれですが、軽度の貧血はよく起こります。血色素が7〜8g/dlになるとめまいなどの症状が出ることもあります。抗がん剤の投与によって消化管出血などを起こしやすくなるため、出血による貧血も起きやすくなります。短期間で貧血を改善する薬はまだないので、貧血が高度の場合は、輸血による治療を行います。
5)吐き気や嘔吐
抗がん剤による吐き気は、投与1〜2時間後から起きる早期のものと、1〜2日後から出てくる遅発性のものがあります。ともに個人差が大きく、精神的な影響も関係するせいか、女性に多くみられます。
多くの抗がん剤で共通する薬物有害反応ですが、その機序は研究段階です。早期の吐き気は24時間以内に治まることが多いですが、シスプラチンなどの薬剤は24時間を超えても持続します。
患者さんにとってはつらい薬物有害反応のため、抗がん剤の治療をするときには、吐き気が起きる前に制吐剤を抗がん剤と一緒に投与します。
メトクロプラミド、ステロイドホルモン、塩酸グラニセトロン、塩酸オンダンセトロン等が使用され、昔に比べると吐き気はかなり薬でコントロールできるようになりました。遅発性の吐き気は出現した場合、早期の吐き気に比べて、薬でのコントロールが難しいとされています。
微小管作用薬などの治療では、指先や足先からはじまるしびれ感が出ることがあります。進行すると手足の感覚がなくなり、食事中にはしを落とすような症状が出ることがあります。
指先の運動など血行をよくすることが大切ですが、回復しづらい症状のため、悪化させないためには抗がん剤の投与を中止する必要があります。
照射方法が決まると、皮膚表面あるいはシェル表面にマ−キングをします。放射線の照射
毎日の治療は、体表面に描かれたマ−キングをもとに放射線治療技師により行われます。治療に用する時間は、治療室に入ってから療部では、放射線治療医、放射線技師、放射線物理技師、看護師、受付事務が協力して治療を行っています。放射線治療医は放射線治療の方針決定、治療計画、治療中、治療終了後の診察などを行います。放射線技師は、担当医によって決定された治療部位へ放射線を照射します。治療機器の保守管理なども行っています。放射線物理技師は最適な照射方法、線量分布などを担当医とともに決めます。看護師は治療開始時に治療についてのオリエンテーションをしたり、治療期間中の副作用への対応などについてかかわります。受付事務は治療スケジュールを説明したり、診察日以外の医師診察を希望した場合などの窓口となります。
7.放射線治療が標準治療となっている主な疾患
根治治療と緩和治療に大別して、放射線治療が標準治療となっている主な疾患の治療の概略を以下に示します。他の疾患、状態でも放射線治療の対象になることはあります。実際の治療方法、詳細な治療成績などについては担当医からよく説明を受けることが必要です。
1)根治治療
(1)
頭頸部領域のがん
I
II期の早期がんでは、はじめに行う治療が放射線治療でも手術でも治癒率に大きな差はありません。形態と機能が保たれる可能性がある放射線治療が主体となる治療が、まず勧められることが多くあります。放射線治療で治らなかった場合は手術が行われます。放射線治療は6〜8週の外部照射で治療することがほとんどですが、舌がんでは密封小線源治療が主に行われます。密封小線源治療が行われる場合があります。解剖学的部位が手術を施行することが難しいので、どの病期でも放射線治療が主に行われます。7週前後の外部照射で行われることが主ですが、密封小線源治療を加えることもあります。
進行したがんでは手術が治療の主体となりますが、手術ができないほど進行した場合は、放射線治療が行われます。抗がん剤と併用して行われる場合もあります。手術が施行されても腫瘍の残存が疑われた場合には手術後に放射線治療を行います。
ます。
この原理を提唱したスウェーデンの脳外科医レクセルは、脳外科手術の延長として考案したので、この治療法を放射線手術装置の名をガンマナイフ(ガンマ線でナイフのように切れる)と呼ぶようになりました。
胞です。
その他、ナチュラルキラー(Natural KillerNK)細胞はウイルス感染細胞や、がん細胞を殺傷する働きがあります。マクロファージは細菌などの異物を貪食(どんしょく)し、殺菌したりする作用があります。
好中球もマクロファージと同様に細菌を貪食し、殺菌する作用を持っています。このように多くの種類の細胞が、免疫現象にかかわっています。免疫反応の主役的な役割を果たしているT細胞が抗原を認識するには、抗原をT細胞に提示する機能を持った抗原提示細胞と呼ばれる細胞が必要です。この抗原提示細胞の表面には、主要組織適合性抗が提示されます。ヒトの場合は、これを特にヒト白血球抗原(Human Leukocyte AntigenHLA)と呼び、大きく分けてクラスIHLA-ABC)とクラスIIHLA-DRDPDQ)があります。また、HLAは他人からの臓器移植の生着率に影響します。このHLAに抗原がペプチド(アミノ酸がいくつか結合したもの)の形で結合し、T細胞に提示されると、T細胞はその表面にあるT細胞レセプターと呼ばれる受容体(抗原とぴったり凹凸が合致するようになっている)によって、これは抗原だと認識します。ただし、T細胞が活性化するにはこれだけでは不十分で、抗原提示細胞上にあるいくつかの補助分子(細胞表面に存在し、細胞と細胞の接着に関与する分子や細胞内に刺激を伝える分子等)を介する作用が必要となります。すべての条件がそろうと、例えばHLAクラスIに結合した抗原ペプチドは、特にCD8陽性T細胞と呼ばれるT細胞に提示され、これを認識したT細胞は、活性化してキラーT細胞に変身します。また、HLAクラスIIに結合したペプチドはCD4陽性T細胞に提示され、ヘルパーT細胞を活性化させます。抗原提示細胞としては、マクロファージ、B細胞、あるいは樹状細胞(Dendritic CellDC)がありますが、その中でも特に樹状細胞は、最も強い抗原提示機能を持っています。
免疫療法とは、免疫担当細胞、サイトカイン、抗体等を活性化する物質を用いて免疫機能を目的の方向に導く治療法です。がんの治療では、現在広く行われている外科療法、化学療法、放射線療法に続き、免疫療法が第4の治療法として期待されています。
免疫担当細胞を用いたがんの治療は、T細胞を増殖、活性化させる因子であるインターロイキン2(Interleukin-2IL-2)と呼ばれるリンフォカイン(サイトカインの中で特にリンパ球が産生するもの)の発見により、発展してきました。がん患者さん自身のリンパ球を体外でIL-2と培養して、がん細胞を殺傷する作用の強いリンパ球を大量に増やして、この活性化したリンパ球を患者さんに戻す治療法は「リンフォカイン活性化キラー細胞(Lymphokine Activated Killer cellsLAK)療法と呼ばれています(項を参照してください)。
一方、宿主(患者さん)の免疫が、病原体と同じようにがん細胞を特異的に認識し、排除することができるのかどうかは不明でした。しかし1991年に、がん細胞に特異的な抗原が存在することが明らかになりました。それ以降、数十個のがん特異的抗原が同定されました。これらの発見により、がん細胞も病原体と同様に、宿主(患者さん)の免疫によって排除されることが明らかになってきました。これらの研究成果をもとにして、がんの樹状細胞を用いた細胞療法の項を参照が試みられるようになってきました。
T細胞が抗原提示細胞の存在下にがん抗原を認識し、がん細胞を殺すメカニズムを模式的に表したものが右の図です。
この他に、免疫担当細胞を活性化したり、それ自身でがん細胞を殺す作用のあるサイトカインを用いた治療法(項を参照してください)や、B細胞が産生する抗体を用いた治療法(項を参照してください)、免疫力を賦活(ふかつ)するような薬物を用いた治療法(参照してください)等が行われています。また、最近の遺伝子工学技術の発達に伴い、抗がん活性を増強するような遺伝子をがん細胞に導入したり、サイトカイン遺伝子を免疫担当細胞に導入したりする「免疫遺伝子療法」も試みられています。
図中用語の説明
CD2
B7CD40CD40L等は、T細胞や樹状細胞などの抗原提示細胞の膜表面上にある補助刺激分子(項を参照してください)です。
IL-2R
は、T細胞などのリンパ球表面上にあるIL-2に対する受容体です。IL-2は、この受容体を通してリンパ球の増殖、活性化刺激を伝えます。
パーフォリンは、キラーT細胞やNK細胞などの細胞障害性リンパ球がつくるタンパク質です。これらのリンパ球ががん細胞などの標的細胞に接触するとリンパ球から放出され、標的細胞に穴が開き、標的細胞は破壊されます。
2.細胞免疫療法
1)非特異的免疫療法
(1)
リンフォカイン活性化キラー細胞(LAK)療法
インターロイキン2IL-2)は、1970年代にT細胞の増殖を促進する因子として見出されたサイトカイン(あるいはリンフォカイン)の誘導が十分に行われない可能性があります。最近では、がん細胞に免疫反応に必要な補助分子などの遺伝子やサイトカインの遺伝子を導入し、治療に用いる試みが行われています(項を参照してください)。
2)がん特異的抗原ペプチドによる免疫療法
患者さん本人の免疫ががんを排除できるかどうかは、長い間わかりませんでした。しかし、TIL中にがんを認識するキラーT細胞が存在することが明らかになり、続いて、このキラーT細胞が認識することのできるがん細胞に特異的な抗原のあることが明らかになりました。現在までに、数十種類のがん特異的抗原が見つかっていて、その遺伝子も明らかとなってきました。最近では、さらにがん特異的抗原の中でHLAに結合しやすいペプチドや、がん特異的抗原そのものを用いた新しい免疫療法が行われるようになってきました。先に述べたような樹状細胞を用いてがんに特異的なキラーT細胞を誘導する方法や、がん特異抗原あるいはそのペプチドを、免疫反応を増強させる補助物質(アジュバントと呼びます)とともに皮下に投与する治療法もあります。
効果」
主に、悪性黒色腫を対象にしています。がん特異的抗原による治療によって、肺にあった転移巣が消失した例や、IL-2の併用によってがんが消失した例等が報告されています。しかし、臨床的有用性に関する結論はまだ得られていない状況です。
問題点」
がん特異的抗原ペプチドはHLAクラスIによって提示されるために、HLAクラスIを発現していないがんに対しては効果が期待できません。
また、HLAの種類によって結合するペプチドが限られているために、特定のHLAを持つ患者さんにしか使用できないという問題点があります。
4.サイトカイン療法
サイトカインは、免疫を担当する細胞がつくる物質です。免疫応答を調整するものや、免疫担当細胞を活性化、あるいは増殖させる作用のあるもの等があります。また、直接がん細胞を殺傷する作用を持つものもあります。
1」インターロイキン2(Interleukin-2IL-2)によるサイトカイン療法
IL-2
は、T細胞を増殖させる物質として最初に発見されました。しかしそれだけでなく、ナチュラルキラー細胞ががん細胞を破壊する作用を強めることも明らかとなっています。
このような効果を期待し、IL-2によるがん治療が試みられてきました。
実際には、IL-2を直接患者さんに投与し、生体内でがん細胞を殺傷する作用を高めようとする試みと、患者さんのリンパ球を生体外でIL-2とともに培養して、がん細胞を殺傷する能力のあるLAK細胞を誘導して体内に戻す方法があります(これは項で既に述べました)。また、LAK細胞とIL-2を併用する治療法も試みられています。
悪性黒色腫や、腎がんを対象として行われてきました。IL-2単独あるいはLAK細胞と併用することにより、若干の効果が認められたとの報告があります。
大量のIL-2をがんの患者さんに持続的に投与するIL-2単独療法は、がん性胸膜炎などへの局所投与や、悪性血管内皮腫等で有用性を示唆する成績が得られています。
副作用として、IL-2の投与量によって血管壁の透過性の増進(血管から体液が漏れることです)による体液貯留と臓器機能不全、体重増加、低血圧、肺浮腫(はいふしゅ)、呼吸困難等があり、重篤(じゅうとく)な場合は死亡例の報告もあります。ウイルスに感染した細胞が産生する物質で、ウイルス増殖抑制因子として発見されました。IFNにはα、β、γの3種類があります。IFNの作用には、直接がんに作用する場合と、免疫担当細胞を介した間接作用があります。IFN-αの効果については、特に慢性骨髄性白血病に対して有効だという結果が得られ、その治療薬として注目されています。
[
効果]
慢性骨髄性白血病に関しては上記のとおりです。また、これまで腎がんや悪性黒色腫を対象に多くの治験が行われてきていますが、効果は弱く、化学療法との併用が検討されています。現在では、慢性骨髄性白血病に対するほどの効果は期待されていない状況です。
[
副作用、問題点]
IFN
治療による副作用として、発熱、感冒様症状があります。このほかに無気力、抑うつなどの精神障害などが認められる場合があります。IFNは慢性骨髄性白血病に対する効果が高いのですが、その作用機序については明らかになっていません。今後の検討課題です。
3)腫瘍壊死因子(Tumor Necrosis FactorTNF)によるサイトカイン療法
TNF
は主としてマクロファージにより産生され、がんに出血性壊死を起こさせたり、がん細胞に直接的に働いて殺傷するなどの作用があります。動物実験ではTNFを投与すると短期間でがんが縮小するため、抗がん効果のあるサイトカインとして臨床応用が注目されました。
[
効果、副作用]
全身投与では、発熱、血圧低下等の重篤な副作用のために有効な量を投与できないので、臨床応用が進んでいない状況です。そこで、悪性黒色腫ではがん局所への注入が試みられました。全身投与の場合と比較して、より高い効果が認められたなどの報告もあります。
[
問題点]
TNF
は抗がん作用を持つ反面、がん末期の患者さんに悪液質(患者さんが衰弱した状態です)を引き起こす作用を持つことや、副作用が非常に強いなどの問題点があるために、副作用を軽減した製剤の開発が進められています。
4)インターロイキン12Interleukin-12IL-12)によるサイトカイン療法
活性化した単球や樹状細胞からつくられるIL-12は、がん細胞を殺傷するような免疫反応を誘導するのに重要であることが報告され、注目されています。IL-12NK細胞やキラーT細胞の増殖を促したり、がん細胞を殺傷する能力を高めます。マウスでは、がんの転移抑制や移植がんの縮小等、劇的な効果が認められています。
効果、問題点]
臨床でも抗がん効果が期待されましたが、現時点では第I相試験が終了した段階で、有効かどうかの結論はまだ出ていません。5.生体応答調節剤(Biological Response ModifiersBRM)療法
BRM
は、1980年代になって新しくつくられた言葉です。米国立がん研究所のBRM委員会によれば、BRMとは「腫瘍細胞に対するの一種です。IL-2は、T細胞のほかにも、がん細胞を殺傷する作用のあるナチュラルキラー(NK)細胞も活性化と増殖させる作用があります。1980年代前半に、患者さんのリンパ球を体外に取り出して高濃度のIL-2とともに培養すると、がん細胞をよく殺傷するようになることが報告されました。これをリンフォカイン活性化キラー細胞療法と名づけました。わが国でも、このLAK細胞を大量に培養し、増殖あるいは活性化させた後に生体内に戻す治療法がすでに試みられています。この方法は、一度リンパ球を体外に取り出し、培養増殖してから再び体内に戻すので、養子免疫療法とも呼ばれています。
[
効果、副作用、問題点]
LAK
細胞を維持するために、患者さんの体内にLAK細胞を戻すと同時に、大量のIL-2を静脈注射することが行われました。しかしその結果、血管壁から血液が漏れ出たり、発熱、悪寒(おかん)、震え等IL-2によると思われる副作用が多くみられました。またその後の検討で、LAK細胞はがん内部への集積性が悪いことが明らかになりました。ばくだいな経費と人手がかかることや、期待されたほどの効果が確認されなかったため、広く普及するには至りませんでした。しかし、手技が比較的煩雑(はんざつ)ではないので、高度先進医療の一環として続けている施設があります。このような反省から、対象症例を絞って他の薬剤や治療法と併用したり、がん内部への高い集積性を期待して、次項に述べるような腫瘍組織浸潤リンパ球(しゅようそしきしんじゅんりんぱきゅう:Tumor-infiltrating LymphocyteTIL)を用いた養子免疫療法へと引き継がれていきました。
(2)
腫瘍組織浸潤リンパ球(TIL)療法
がんに対する特異性を高める(がんだけにより強く作用させる)ために、末梢(まっしょう)の血液ではなく、がん組織そのものに集まっているリンパ球を採取します。それを、LAK療法と同じようにIL-2とともに数日間培養した後に、再び患者さんに投与する治療法です。LAK療法と比べ、がん細胞をより特異的に認識して攻撃するのではないかと期待されました。実際の臨床での成績はまだはっきりしませんが、TILの中にはがんを特異的に攻撃するT細胞も実際に含まれていて、これらの細胞の利用が、後のがん特異的抗原の発見に結びついた側面もあります。手技が比較的煩雑ですが、高度先進医療の一環として続けている施設があります。
効果、副作用]
Rosenberg
博士らは、悪性黒色腫20例中11例で有効であったと報告しています。乳がんの局所再発、がん性胸水、腹水の制御に有効であったとする報告や、肝細胞がん、大腸がん、非ホジキンリンパ腫に有効とする報告もみられます。副作用はLAK療法と同様です。
問題点]
手術で取り出したがん組織からリンパ球を回収する方法が煩雑であり、長期間培養することでがんへの集積性、抗腫瘍活性が低下してしまうことや、抗がん効果を逆に抑制してしまう細胞が出現するなどの問題が指摘されています。有効性を改善するために、種々の工夫がなされています。TIL細胞を患者さんのがん細胞と一緒に培養したり、抗がん剤と併用したり、あるいはある種の抗体(例えば、がん細胞とリンパ球を同時に認識できる双特異性抗体)と併用することによって、TIL細胞ががんにより強く集積するようにする方法が試みられています。また、サイトカイン遺伝子を導入する遺伝子治療との組み合わせも試みられています。


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2」樹状細胞(Dendritic CellDC)療法
抗原に特異的なT細胞が活性化してキラーT細胞になるためには、抗原提示細胞と呼ばれる細胞によって刺激される必要があります。抗原提示細胞は

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抗原をペプチドに分解して、HLAクラスI、あるいはクラスIIに結合させて提示します。また、T細胞を活性させるのに必要な補助分子と呼ばれるものを発現しています。抗原提示細胞の中で、特に抗原を提示する能力が高い細胞は樹状細胞と呼ばれています。1個の樹状細胞で数百から数千個のリン


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パ球の刺激が可能なことから、従来免疫療法で用いられてきたリンパ球よりも、むしろ樹状細胞を用いるのが効果的ではないかと考えられるようになっています。樹状細胞は生体内の臓器に広く存在しているものの、末梢血には白血球の0.10.5%程度と少数しか存在せず、治療に必要な量を採取す

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るのは困難であると考えられてきました。しかし、血液中から樹状細胞を大量に採取する技術が発達し、さらに樹状細胞を増殖、活性化させる培養方法も進歩したため、がんの治療に樹状細胞を使用できる環境が整ってきています。また、がん細胞に対して免疫反応を引き起こすがん特異的抗原など


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も明らかとなってきていて(項を参照してください)、これらの知識や技術を利用した樹状細胞療法が、最近の話題となっています。
患者さん本人から採取した樹状細胞を、体外でがん特異的抗原ペプチド、あるいは破壊したがん細胞とともに培養し、樹状細胞のがんに対する免疫誘


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導能力を増強します。その後に患者さんの体内に戻し、患者さんの体内でがんを攻撃するリンパ球を誘導し、がんを排除する免疫力を高めることを期待するものです。動物実験では悪性リンパ腫、悪性黒色腫、前立腺がん、大腸がん等でがんの発育を抑える効果や生存期間の延長等が報告されていま

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す。欧米をはじめとして、わが国でもヒトの悪性黒色腫、前立腺がん、悪性リンパ腫等で臨床試験がはじまっています。
樹状細胞の採取方法は、患者さん本人の血液から血液成分分離装置を用いて樹状細胞そのものを採取する方法と、まず未熟な細胞を採取し、それをサ

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イトカインの一種であるGM-CSFIL-4TNF等を用いて樹状細胞へ分化させる方法とがあります。どちらの方法で採取した細胞がより有益であるかは、今のところ不明です。

胃がん 腹水

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貼ります。また、腹水の再発を防ぐために免疫還元酵素(NewPQQ5)を服用し自己免疫力をあげていきます。水分が余り摂れない方腹水を消滅させる目的で貼る抗がん剤(ATT・博生・CPK)を 腹水の溜まった患部に直接貼ります。同時に摂取量が少なく、即効性の高い分子標的生物製剤(SAgスーパー抗原・SAgスーパー抗原II)を服用し、腹水の減少と胃がんの縮小を図ります。他臓器転移が認められた方 胃がん専門抗がん剤や臨床データで治療効果が見られた漢方抗がん剤などと合わせ、がんに栄養を与えないため、新生血管抑制剤(ブフォタニン・エンドスター(注射液医師の承諾が必要です)など)を併用していきます。 GIST(消化管間質腫瘍)と診断された方 希少な胃がんである消化管間質腫瘍には、専門薬(スーテント)を服用します。IV 一般的な自覚症状この時期は、胃の原発巣以外の場所や、に転移がみられる段階です。胃の隣接臓器への浸潤や、遠隔転移などにより、さまざまな苦痛や問題が生じる可能性があります。 各臓器への転移により、下記の症状が特徴的に見られます。具体的症状 す。他臓器への転移がある方消化器専門抗がん剤(肺胃カプセル・OSW−1・珍香カプセルなど)や臨床データで治療効果が見られた漢方抗がん剤(新複合抗がん剤・康楽液など)を単剤あるいは併用にて服用します。漢症状の重度により、摂取量が少なく、即効性の高い分子標的生物製剤(SAgスーパー抗原・SAgスーパー抗II)を服用します。 がんへの栄養供給を断ち切るため、新生血管抑制剤(ブフォタニン・エンドスター(注射液・医師の承諾が必要です)など)を併用していきます。症状が改善するのは10%程度ですが、神経症状が軽度であった場合は70%程度で神経症状が改善します。8.副作用  がんに対する他の治療と同様に放射線治療にも副作用があります。デメリットである副作用よりも、治療によって得られる効果のほうが大きいと、治療を受ける方本人や担当医が考えると治療が実施されます。  疲れる、食欲がなくなるといった全身の症状が出ることもありますが、放射線治療の主な副作用は治療される部位におこってきます。  副作用が出てくる時期は、放射線治療中または終了直後のもの(急性期)と、終了してから半年から数年たった後からのもの(晩期)があります。乳がんでは、エストロゲンという女性ホルモンががん細胞の発育を促進しています。そこで、女性ホルモンの主な供給源である卵巣を取り除く手術を行います。薬剤を用いる方法では、女性ホルモンとは反対の作用をするホルモン剤(男性ホルモン)を経口、あるいは注射によって投与します。ほとんどが子宮内膜がんで、メドロキシプロゲステロンアセテートなどのホルモン剤と抗がん剤を併用して治療します。初期や再発したがんに用います。特に初期のがんでは、高い効果が認められています。 前立腺はがん化しても、男性ホルモンに強く支配されています。男性ホルモンの供給源である睾丸(精巣)を取り除く手術を行う治療法もありますが、高齢者などでさまざまな合併症がある場合には、化学療法あるいはホルモン療法が主な治療の手段となります。睾丸からのテストステロンの分泌を抑える薬剤や、男性ホルモンの働きを抑える抗男性ホルモン剤、男性ホルモンと拮抗する女性ホルモン(エストロゲン)剤等を投与し、抗男性ホルモン剤については新しい薬が検討されています。これらの治療の薬物有害反応としてインポテンツになったり、乳房が女性のように黒ずんで大きくなったり、痛んだりすることがあります。さらに、女性ホルモン剤は心臓や血管にも影響を与えます。 ホルモン療法であまり効果がみられないケースや、最初は有効でも期間がたつと効果がなくなってくる場合が10%くらいあります。このような場合には抗がん剤による化学療法が行われますが、最初からホルモン療法との併用が行われることもあります。 13.がんの痛みに対する薬物療法がんがおそろしい病気と考えられてきた理由の1つに、がん性疼痛と呼ばれる強い痛みに長い間苦しみながら死ぬのだと思われていることがあげられるでしょう。実際、がんの痛みをとる治療は、今まで積極的に行われてはいませんでした。がんの進行とともに痛みが起こることは多くなりますが、痛みを経験するのは70%の方です。末期になっても、30%の方には痛みは起こりません。現在では、痛みに関する医療技術が開発され、がんの疼痛はコントロールできるようになってきました。 がんの痛みには鎮痛薬が最も有効です。危険な作用や薬物依存のイメージで敬遠されていたモルヒネは、安全に使う方法が開発され、痛みの除去に最も有効な薬であると、国際的に重要性が認められています。  放射線は手術、抗がん剤とともにがんの治療の中で重要な役割を果たしています。放射線は手術と同じく、がんとその周辺のみを治療する局所治療です。手術と異なるところは、臓器を摘出する必要がなく、臓器をもとのまま温存することができ、そのため治療の前と同じような生活をすることが可能な治療手段であることです。放射線が、がん治療の手段として使われはじめてから100年以上がたちますが、その間に放射線治療機器、放射線生物学やコンピューターが発達し、放射線治療は急速に進歩してきました。がん組織に多くの放射線量を照射し、周囲の正常組織にはできるだけ少ない量の放射線を照射することができるようになってきて、がんを治せる可能性が高くなり、しかも副作用の少ない放射線治療が実現してきています。1.放射線治療で使われる放射線の種類放射線とは、空間や物質中を波のかたちや粒子でエネルギーを伝播するものを総称する言葉です。電磁波と粒子線の2種類に大きく分けられます。電磁波には、 X線、γ線(ガンマ線)などが含まれます。粒子線は、原子を構成する粒子(電子、陽子、中性子など)がいろいろな速度で飛んでくるものです。がんの治療に使われている放射線は、X線、γ線、電子線が主で、その他陽子線、重粒子線が研究段階で使われています。国立がんセンター(中央病院、東病院)では臨床に使用できるあらゆるX線、γ線、電子線が利用できる装置を備えている他、国立がんセンター東病院では1998年終わりから陽子線治療を開始し、頭頸部腫瘍、肺がん、肝がん、前立腺がんなどに適用されています2.放射線ががんを死滅させることができる理由放射線は、細胞のDNAに直接作用して細胞が分裂して数を増加させる能力をなくしたり、細胞が自ら死んでいく過程であるアポトーシスという現象を増強したりして細胞を死に至らしめます。放射線はがん細胞だけでなく正常細胞にも同じ作用をしますが、正常細胞はがん細胞よりは障害の程度が軽く、放射線照射前の状態に回復することがほとんどです。3.放射線治療が果たしている役割以前は、我が国では放射線治療の対象は手術ができないほど進行した症例がほとんどであったことから、一般の人には「どうしようもなくなってから気休めにやる治療」とか「一時しのぎの治療」という認識のされ方をしています。実際には、放射線は以下にあげるように治すことを目的としての治療から、症状を和らげるための治療まで幅広い役割を担うことができる治療です。1)治癒させることが目的の治療(根治治療)(1)放射線治療単独、場合によっては抗がん剤と併用して行う治療臓器の形態や機能を温存することが可能な治療です。頭頸部がん、異常を見つけることができます。注腸X線検査の欠点として、盲腸や直腸、S状結腸の病変で腸の重なりのある場合やバリウムがたまっていると病変を見逃す危険があります。大腸内視鏡検査 内視鏡検査はファイバースコープや先端にCCD(固体撮影素子)を搭載した電子スコープを用いて、直接、消化器粘膜を観察する方法です。 内視鏡検査は病巣(びょうそう)部を直接観察できることが大きな特徴です。主病巣の位置や大きさだけでなく、病巣の拡がりや表面の形状(隆起(りゅうき)や陥凹(かんお))、色調などから、病巣の数やある程度の深達度(しんたつど)が判断できます。もう1つの内視鏡検査の大きなメリットは、直接細胞を採り(生検)、病理検査ができるため、病気の判定に役立っています。大腸内視鏡検査は、事前に腸内を空にしてから行います。肛門から大腸内視鏡を挿入し、腸粘膜表面の様子をモニターで観察します。大腸がん、大腸ポリープ、大腸炎などの疑いがあれば、一部を採取し組織検査をします。進行型大腸がんの約80%は潰瘍型なので、潰瘍とそれを囲む堤防様にがんができていることが発見できます。しかし、全体像をとらえにくく、がんで腸管のなかが狭くなってしまっている場合は、挿入不可能なこともあります。また、大きな腫瘤(しゅりゅう)型がんの場合は接触して出血することもあります。さらに、粘膜下層への進行の深さを調べるため、大腸用超音波内視鏡が用いられることもあります。CT検査・MRI検査・超音波検査 CT検査は身体にあらゆる角度からX線照射し、得られた情報をコンピューターで解析するものです。造影剤を使う場合と使わない場合がありますが、造影剤を用いる方法では病変がより鮮明に描き出され、検査したい臓器やその周辺をミリ単位の断層写真として観察できます。CT検査の結果はX線検査や内視鏡検査の結果と総合的に判断することに役立っています。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)の効果の把握などにも用いられています。MRI検査は磁気による核磁気共鳴現象を利用して画像に描き出すものです。患者さんが被爆しないこと、いろいろな断層面が撮影できるというメリットがありますが、血液の流れや呼吸、消化管の動きがノイズとなって影響し、画質が劣化する欠点もあります。超音波検査は、手術前、手術後(再発)、がんの壁外への進展や肝臓への転移などの判定に役立つ検査法です。CT検査やMRI検査、超音波検査の結果はX線検査や内視鏡検査の結果と複合して、総合的な診断を行うことができます。また、がん治療(化学療法や放射線療法など)中に効果がどのくらいでているか、などの判断要素も得られ、その後の治療方針を選択するうえでの重要な情報をえられます。大腸がんにおいては、腹部の超音波検査、胸部・腹部のCT検査、あるいはMRI検査で肺転移、肝臓転移、がん性腹膜炎、リンパ節転移、卵巣転移、骨転移などについて調べます。大腸がんでは特に肝臓に転移する確率が高いので、治療後も注意深く経過観察していきます。 大腸癌(大腸ガン)の病期 大腸がんには、Dukes(デュークス)分類とステージ分類が使われます。がんの大きさではなく、大腸の壁の中にがんがどの程度深く入っているか、及びリンパ節転移、遠隔転移の有無によって進行度が規定されています。各病期の手術後の5年生存率を括弧内に記載しています。I がんが大腸壁にとどまるもの II がんが大腸壁を越えているが、隣接臓器におよんでいないものIII がんが隣接臓器に浸潤(しんじゅん:周囲に拡がること)しているか、リンパ節転移のあるもの IV 腹膜、肝、肺などへの遠隔転移のあるもの2つの分類にはわずかな違いがあるのみで、デュークスA0I期に、デュークスBII期に、デュークスCIII期に、デュークスDIV期に相当するものと考えて差し支えありません。デュークス分類は、国際的に広く用いられているものです。  西洋医学の治療法と問題点クリックで情報場所へジャンプします。症状緩和と延命を目指して化学療法中心に行います。 肝臓など遠隔臓器に転移した4期、あるいは再発の場合。延命治療という意味では、抗がん剤が中心になります。大腸がんは肝臓に転移することが多いのですが、手術で完全に摘出できれば治る可能性もあります。手術後には化学療法が行われます。しかし、こうしたケースはそう多くはありません。1)内視鏡的治療 内視鏡で観察し、ポリープがあれば切除します。茎のあるポリープはスネアと呼ばれる針金を、首の部分に引っかけ電気で焼き切ります。この方法をスネアポリペクトミーと呼びます。無茎性、つまり平坦なポリープの場合は、周辺の粘膜を浮き上がらせて広い範囲の粘膜を焼き切る内視鏡的粘膜切除術(EMR)で摘出します。スネアポリペクトミーでは入院は不要ですが、EMRでは出血や穿孔の可能性もあるため短期間の入院が必要となる場合があります。摘出したポリープの病理学的(顕微鏡)検査が重要です。ポリープ(腺腫)や粘膜内にとどまる早期のがんは、これらの方法で簡単
に治療することができますが、病理検査で病変が深くまで(粘膜筋板を越えて)拡がっていれば、リンパ節転移の危険性が
10%前後生じるため外科療法が必要となります。腹腔鏡手術 小さく腹部を切開し、炭酸ガスで腹部を膨らませて腹腔鏡を挿入し、画像を見ながら切除術を行います。多少手術時間もかかり、訓
練された医師による手術が必要ですが、開腹手術に比べて負担は少なく、術後の痛みも少なく回復も早いため、入院期間も短くてすみます。
2)外科療法結腸がんの手術大腸がんの治療は外科療法が基本で、早期がんの場合でも7割は開腹手術が必要です。結腸がんの場合、どの部位の手術でも手術自
体は2時間前後で行うことができます。切除する結腸の量が多くても、術後の機能障害はほとんどおこりません。リンパ節郭清(かくせい)と呼ばれるリンパ節の切除とともに結腸切除術が行われます。
とほぼ同じ成績が得られます。近年、増加してきているがんのひとつです。欧米では手術と同様に、放射線治療も多く行われている治療法です。放射線治療は6〜8週の外部照射で行うことがほとんどですが、密封小線源治療(高線量率イリジュウムまたはヨード131永久刺入)で行うこともあります。ADI期が放射線治療の対象となります。5年生存率は病期により異なりますが、手術成績とほとんど違いはない成績が得られています。眼球内にとどまっている場合は、眼球摘出、光凝固、凍結手術、放射線治療などで治療を行います。どの治療でも5年生存率は90%以上です。放射線治療は4〜5週の外部照射で行うことがほとんどです。密封小線源治療を行う場合もあります。放射線治療を主体とした保存治療を行った場合、約80%で眼球が温存できます。比較的早期の場合で、放射線治療単独で再発なく治癒した場合には、約90%の方に0.01以上の有用な視力が保持できます。ホジキンリンパ腫のIII期では、放射線治療単独または抗がん剤と併用して治療します。非ホジキンリンパ腫のIII期では、放射線治療と抗がん剤を併用して治療するのが一般的です。眼窩(がんか)原発のI期非ホジキンリンパ腫などでは、放射線治療単独で治療することがあります。放射線治療は外部照射で行い、治療期間は3〜5週です。治療は手術が主体で行われてきました。放射線治療の対象は手術ができないほど進行した方や、手術に耐えられない体力の人でしたので、放射線治療後の5年生存率は1020%でした。抗がん剤との併用の放射線治療が放射線単独よりも生存率を向上させるという臨床試験が報告され、最近は抗がん剤との併用で放射線治療されることが多くなってきています。従来の標準治療である手術にとってかわれる治療であるかどうかを確かめる臨床試験がいくつか行われています。放射線治療は6〜7週の外部照射で行われますが、密封小線源治療が外部照射とあわせて行われることもあります。良性腫瘍でも術後に重篤な神経障害がおこる可能性があり、完全に切除できない場合には放射線治療が有効です。悪性脳腫瘍の大部分では手術後に放射線治療を行います。治療成績は組織型により異なります。放射線治療は外部照射で行うことがほとんどで、治療期間は5〜7週です。 2)緩和治療(1)転移性骨腫瘍痛みを軽減する目的で放射線治療を行うことがあります。8090%の方で痛みが軽くなり、半分くらいの方がほとんど痛みを感じなくなります。外部照射を1〜3週の治療期間で行います。(2)転移性脳腫瘍密封小線源治療外部照射法に対して内部照射法ともいわれますが、この用語はあまり使われません。管、針、ワイヤー、粒状などの形状となった容器に密封されたラジウム、セシウム、イリジュウム、金などの放射性同位元素を放射線源として使います。口腔、舌、乳房、前立腺などのがんでは、がん組織やその周囲組織に直接放射線源を挿入します(組織内照射法)。食道がん、子宮頸部がん、肺がんでは、食道、子宮腔、気管などの腔内にあらかじめチューブを適当な位置に装着し、その後放射線源を挿入して(腔内照射法)治療します。放射線がたくさん照射されるのが、がん組織やその周囲のわずかな正常組織であるため、がんを治す確率が高く、しかも副作用が少なくできる治療法です。一般的には小さながんに効果が高い治療法です。外部照射と組み合わせて使われることもあります。放射線源の強さにより、24時間から7〜8日にわたって治療する場合と、数分の治療を数回繰り返す場合があります。長時間治療する方法を時間あたりの線量が低いので低線量率といい、短時間治療する方法は高線量率といいます。低線量率で長時間治療している間は、他の人に放射線があたらないように特別の部屋に入っている必要があります。高線量率の場合は治療するのは治療室内ですが、数分で1回の治療が終わりますので、それ以外は一般病室で過ごすことができます。高線量率治療では放射線源が強いので、医師、技師、看護師が放射線に被曝しないように、あらかじめ患部にチューブを入れておき、遠隔操作で線源を挿入します(高線量率遠隔小線源治療)。この治療法では線源が非常に小さくなったことや、コンピュ−タ−の発達などで従来治療が困難であった部位のがんへの治療が可能になってきています。  神経症状は、6070%が放射線治療前よりもよくなります。転移数が多数のことが多く、全脳照射が行われますが、転移数が少ない場合は方法(国立がんセンター中央病院では呼ばれる方法)で限局して治療をすることがあります。1〜3週の治療期間で行います。 がんが神経や血管を圧迫しておこす症状に対して肺がんや縦隔腫瘍が上大静脈を圧迫すると、頭部や上腕か直腸がんの手術 直腸は骨盤内の深く狭いところにあり、直腸の周囲には前立腺・膀胱・子宮・卵巣などの泌尿生殖器があります。排便、排尿、性機能など日常生活の上で極めて重要な機能は、骨盤内の自律神経という細い神経繊維によって支配されています。進んでいない直腸がんには、自律神経をすべて完全に温存し、排尿性機能を術前同様に残すことも可能です。しかし、自律神経の近くに進行している直腸がんでは、神経を犠牲にした確実な手術も必要となります。直腸がん手術は、進行度に応じたさまざまな手術法があります。代表的な手術である自律神経温存術、肛門括約筋温存術、局所切除、人工肛門について説明します。  自律神経温存術 過去15年間に進歩した手術法です。直腸がんの進行の度合いや、排尿機能と性機能を支配する自律神経繊維を手術中に確認し、必要に応じて選択的に自律神経を温

存する手術法です。がんを徹底的に切除しながら、同時に進行度に応じて神経を残す方法です。全部の神経が残せれば、手術前と同様な機能、つまり男性では射精、勃起機能を完全に温存することができます。やや進んだがんでは、勃起機能のみを残す手術法もあります。
肛門括約筋温存術

胃がん腹水

以前は直腸がんの多くに人工肛門がつくられていましたが、最近では直腸が
 んの8割は人工肛門を避ける手術ができるようになりました。自動吻合器という筒状の機械を使って、がんの切除後に短くなった直腸端と結腸の先端を縫合し、本


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来の肛門からの排便を可能にする手術法で肛門括約筋温存術と呼ばれます。現在は患者さんのQOL(生活の質)を考慮して、ほとんどがこ
    の方法を行うようになりました。肛門縁から5cm以上、歯状線(肛門と直腸との境界)から2cm以上離れていれば、自然肛門を温存することが可能です。この手

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術と自律神経温存術を併用すれば、術後の機能障害をかなり軽減することが可能となりました。さらに最近では、歯状線にかかるような、より肛門に近い直腸がんであっても早期がんや一部の進行がんで肛門括約筋を

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III
一般的な自覚症状

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胃がんによる胃痛は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍と異なり、食事と痛みの関係はあまりありません。
具体的症状(隣接臓器への浸潤)

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痛み・しびれがひどい方
依存性がなく機能障害の少ない漢方の痛み止め(消痛カプセル)を服用し痛みを抑えながら、漢方抗がん剤で癌の拡がりを抑えて行きます。また、貼る抗がん剤


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(ATT・博生・CPK)を痛みのある患部に直接貼ることにより、痛み、しびれを解消していきます。
腹水のある方
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水分が摂れている方
腹水を消滅させる目的で貼る抗がん剤(ATT・博生・CPK)を 腹水の溜まった患部に直接 

胃がん 腹水

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退形成性星細胞腫は、原発性脳腫瘍の5%、成人神経膠腫の16%、膠芽腫は、原発性脳腫瘍の9%、成人神経膠腫の32%であり、40歳以上の成人の大脳半球に発生します。脳腫瘍は頭蓋骨に囲まれた脳組織内に発生するため、さまざまな症状が認められます。退形成性星細胞腫および膠芽腫は正常脳組織内を浸潤性に急速に発育するため、腫瘍増大とともに脳損傷の程度が強くなり、発生部位によって手足の麻痺、言語障害、視野障害など出現します。また、頭蓋骨という一定の容積の中に腫瘍という余分なものが生じるために、さらに腫瘍周囲の浮腫にて脳そのものの大きさが増大するため、頭蓋内圧亢進が認められます。腫瘍により痙攣が生じたり、腫瘍内出血にて急に病態が急変することがあります。通常、頭部CTMRI検査で発見され、造影剤投与にて増強効果が認められ、嚢胞形成も認められます。PET検査では、FLTMethionineFDGをトレーサーに用いており、腫瘍細胞内にそれぞれ取り込まれますが、その取り込まれ方によって鑑別診断を行います。脳血管撮影は主幹動脈の偏位や動静脈シャントなどとともに腫瘍濃染像が認められます。治療法は、手術、抗がん剤投与による化学療法、放射線治療といった集学的治療が必要です。 手術の目的は、脳腫瘍をできるだけ切除することで頭蓋内圧を軽減させることと、摘出した腫瘍組織の病理組織診断を得ることです。その組織診断によって、適切な追加治療が可能になります。 当院では、薬剤耐性遺伝子解析によるテーラーメイド治療を取り入れて治療を行っています。中枢神経系原発悪性リンパ腫 (primary central nervous system lymphoma; PCNSL) は、中枢神経系組織から発生する悪性リンパ腫です。全脳腫瘍の0.85-3.1%で、最近は増加傾向であります。45-74歳に好発し、男性に若干多いとされています。症状は、腫瘍の発生部位や大きさにより異なりますが、初発症状として最も多いのは局所症状であり、頭蓋内圧亢進症状、精神症状も認められます。手術により病理診断を行い、悪性リンパ腫であれば、化学療法、放射線療法を追加します。化学療法および放射線治療中枢神経系の悪性リンパ腫に対しては、メソトレキサート大量療法が有効と考えられています。これを3-5クール行います。その他の化学療法も追加されることがあります。放射線治療は化学療法後に行われ
ます。胚細胞腫瘍は、始原生殖細胞を起源として発生する腫瘍であり、主として小児期と青年期に生殖器(精
巣、卵巣)と体中心線にあたる部位、すなわち縦隔、後腹膜、松果体、神経下垂体部などに好発します。分類は、ジャーミノーマ、奇形腫、悪性奇形腫、胎児性腫、卵黄嚢腫瘍、絨毛癌などがあり、その頻度
は、原発性脳腫瘍の2.8%14歳以下の小児例では全原発性脳腫瘍の9.8%であります。好発部位は、松果体や鞍上部であります。胚細胞腫瘍の診断において血清および髄液中のαフェトプロテイン(AFP)とヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)-βサブユニットの測定が重要であり、これにより術前診断が可能となる場合があります。画像診断はMRIで行いますが、病理像がさまざまであるため、一定ではありません。組織によって、予後良好群、中間群、不良群に分けられ、それぞれに、手術による組織診断を適切に行
い、化学療法、放射線療法を行います。予後良好群では、10年生存率が80-90%期待ができます。小児脳腫瘍は、比較的稀ですが、その治療方針は複雑で、標準的治療が確立されていない腫瘍型も多くあ
ります。特に髄芽腫や胚細胞性腫瘍などは、手術のみではなく、放射線療法や化学療法などの集学的治療が必要です。我々の施設では、積極的な化学療法が必要な場合さらなる改善をEBMには判断の根拠として、信頼性の高い証拠が必要だ。米国保健政策研究局は「証拠の質」を「レベル1」を最高に4段階に分類している。

胃がん腹水

だが日本では過去、臨床試験が軽視されており、質の高い証拠は少ない。笹子さんは今回のガイドラインについて「基づいた証拠の質はほとんどレベル3以下。今後の改善は欠かせない」と説明する。
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胃がん検診というとバリウムを飲むレントゲン法(施設で行われる直接撮影や集検車による間接撮影)が一般的ですが最近注目を浴びているのが血液による検査法です。これは「ペプシノゲン法」といい、血液に含


胃がん腹水

まれているペプシノゲンという物質の量を測ることによって、胃がんの前段階ともいえる「慢性萎縮性胃炎」を診断するものです。この胃炎の人がすべて「がん」になる訳ではあり

胃がん腹水


ませんが、この胃炎粘膜を背景としてかなり高い確率で胃がんが発生することがわかっています。新しい血液による検査法は、胃がんそのものを診断するのではなく、胃がんになりや

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すい人を診断しようというわけです。検査の結果、陽性(慢性萎縮性胃炎)であると診断されたら定期的に精密検査(内視鏡検査)を受ける必要があります。ペプシノゲン陽性の人で


胃がん腹水

は100人に1人、陰性の人では1万人に1人ここでは、以下の腫瘍について説明します。@グリオーマ:星細胞腫群乏突起膠腫群)、上衣腫群 A悪性リンパ腫

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B胚細胞腫瘍 ジャーミノーマ 奇形腫 卵黄嚢腫瘍絨毛癌 、胎児性癌 各々の成分が混じる混合型脳の中から発生する腫瘍で神経細胞を支えている神経膠細胞(グリア)から発生する腫瘍を神経膠腫(グリオーマ)といい、さらにいくつかの種類に

胃がん腹水


分かれます。その中に星細胞腫系腫瘍があり、星細胞腫、退形成性星細胞腫、膠芽腫に分かれ、悪性は退形成性星細胞腫と膠芽腫です。 

胃がん 腹水

胃がん腹水

高・低周波の響きと、楽しい音楽と、美しい音色です。オルゴール療法は恒常的な心身をつくることを目的とします。脳を正常にすることで、心身の恒常性を保つ、根本の療法と云えましょう。甲状腺がんなどへの
予防医学の面からも優れた効果の、真の健康法と云えると思います。ストレスから来る様々の内臓疾患にも症状を選ばないオルゴール療法は優れた療法と云えましょう。難病といわれている関節リュウマチなど改善しています。甲状腺がんや乳がんなどにも今後、優れた効果が
期待出来ると思います。 高・低周波の響きと、楽しい音楽と、美しい音色です。オルゴール療法は恒常的な心身をつくることを目的とします。脳を正常にすることで、心身の恒常性を保つ、根本の療法と云えましょう。甲状腺がんなどへの
予防医学の面からも優れた効果の、真の健康法と云えると思います。ストレスから来る様々の内臓疾患にも症状を選ばないオルゴール療法は優れた療法と云えましょう。難病といわれている関節リュウマチなど改善しています。甲状腺がんや乳がんなどにも今後、優れた効果が
期待出来ると思います。 甲状腺はのどぼとけの直ぐ下に位置する、蝶が羽を広げたような形をした臓器です。片方の羽の長さは4センチぐらいあり、重さは1520グラムほど。人体最大の内分泌腺で、新陳代謝を調節し、身体に元気
をつける甲状腺ホルモンを分泌しています。甲状腺がんについて、癌研有明病院頭頸科医長の杉谷巌さんは、「甲状腺がんには乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がん、そして悪性リンパ腫の5種類がありますが、種類によって全く性質が異なる
のが特徴です。一口に甲状腺がんといっても、怖くないがんから、生命をおびやかす怖いがんまで色々なものがあるのです」と説明しています。甲状腺がんの原因はよくわかっていません。チェルノブイリの原発事故のような大量の放射線被曝が甲状腺がんを引き起こすことは確かですが、酒やタバコが危険因子というわけではないようです。ただ、ヨー
ドの摂取量が不足している地域では怖いタイプの甲状腺がんが増えるようです。ヨードは甲状腺ホルモンの材料になる物質ですが、ヨードを十分にとっている地域では、同じ甲状腺がんでも「怖くない」タイプが多いのです。その点、日本は周囲を海に囲まれ、古くから海藻類を食べてきた、世界でも指折りのヨード摂取国です。そのため、日本人の甲状腺がんの大半を性質がおとなしい甲状腺がん、すなわち「乳頭ん」
が占めているのです。といっても、われわれがこれ以上海藻類を食べたからといって、甲状腺がんを予防できるわけではありません。ヨードの摂りすぎ(とくにコンブの大量摂取)はかえって、甲状腺ホルモン不足を招くことがあります。症状と徴候
患者はしばしば初期には無症状である;CMLが全血球計算時に偶然診断されることもある。他の患者では,徐々にまる非特異的な症状(例,疲労,虚弱,食欲不振,体重減少,発
熱,寝汗,腹部膨満感)により評価されることもある。初期に顔面蒼白,出血,易傷性,リンパ節腫大があることはまれであるが,軽度の,またときには重度の脾腫がみられる(症例の60〜70%)。病気が進行すると脾腫が著しくなり,顔面蒼白,出血が起こる。発熱や著しいリンパ節腫大や皮膚浸潤はやっかいな症状である。
検査症状のない患者の白血球数は通常50,000/μL未満である。症状のある患者の白血球数は通常20/μL程度であるが,100/μLに達することもある。血小板数は正常ないし
は中等度に増加,Hbは通常10g/dLより高い。血液塗抹標本では,あらゆる分化階段の顆粒球系細胞がみられるが,白血球数50,000/μL未満の患者では幼若顆粒球はあまりみられないこともある。好酸球と好塩基球の絶対数は著しく上昇しているが,リンパ球と単球の絶対数は正常のこともある。有核赤血球が少し存在することもあ
肺野型肺がんは早期には無症状でレントゲン写真でしか発見されません。40歳以上では少なくとも年1回は検査が望ましいのです。この利点はX線の被曝線量がごく少なく、時間も短時間で、費用も安いことです。欠点として、がんが1cm以下ではなかなか見つからないこと、肺の全体が写るわけではなく死角があることです。最近では死角のないヘリカルCTが検診にも応用されれるようになり、普通のレントゲン写真では見つけにくい部位のものや、治る確立のより高い、より小さな肺がんも発見されるようになっています。欠点は被曝線量が多くなること、人手がかかり費用も高いことです。説明文にて掲載している諸症状で思い当たる節があった場合など、 がんについての疑問・不安をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。自己判断で迷わず、まずは専門家である医師の検診を受けることをお勧めします。甲状腺は頸の前側にあります。甲状軟骨・輪状軟骨(のどぼとけ)の下、気管の前に、蝶が羽根を広げたような形で位置し、大きさは4×4×1cmくらいの臓器です。食道や反回神経(声帯を動かす神経)にも接しています。男性は女性よりのどぼとけの位置が低く、甲状腺も下寄りにあるので、鎖骨・胸骨の陰に隠れて触診しにくいことがあります。甲状腺は普通、触ってもわからないくらい軟らかいのですが、病気になると様々な腫れ方をします。ですから甲状腺の病気の多くは、熟練した医師の触診によっておおよその診断ができます。甲状腺の右側を右葉、左側を左葉、中央部を峡()とよびます。峡部が上方へ伸びている人もあり、その場合、その部分は錐体葉と呼ばれます。甲状腺ホルモン甲状腺からは、小児期には成長などにも関わり、大人になってからは主にからだの新陳代謝の調節をする甲状腺ホルモンという物質(F-T4F-T3)が分泌されます。簡単にいうと、からだに元気をつける物質で、男女関わらず、一定の量が分泌されています。女性では更年期以後、女性ホルモンは減少しますが、甲状腺ホルモンは生涯必要で、一生分泌され続けるのです。これが過剰になったり(甲状腺機能亢進)、不足したり(甲状腺機能低下)すると、体調が悪くなります。脳(下垂体)から出る甲状腺刺激ホルモン(TSH)が、甲状腺から出るホルモンの調節をしています。甲状腺の裏側にある副甲状腺(上皮小体)は、体内のカルシウムの調節をするホルモンを出します。ホルモンある臓器(内分泌腺)で分泌され、血液の流れにのって、体内の色々な場所で様々な作用をする物質の総称です。甲状腺ホルモン、副甲状腺ホルモンのほか、成長ホルモン、男性および女性ホルモン、副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)、インスリンなどなど、人間の体
拠はない。
急性転化期の治療によってリンパ芽球性転化を起こしている患者の約50%が寛解に達する;治療法は急性転化期の細胞の種類に基づいている。寛解期間と生存期間は短い傾向にある。骨髄芽球性転化の患者の20
25%が寛解に達するが,一般に生存期間は短い。
 骨髄異形成症候群正常,ないしは過形成な骨髄に異常な骨髄無効造血を伴うクローン性増殖疾患。
骨髄異形成症候群(MDS)は50歳以上の患者によくみられる一群の症候群である(前白血病,不応性貧血,Ph陰性慢性骨髄球性白血病,慢性骨髄単球性白血病,原因不明の骨髄様化生)。罹患率は不明であるが上昇しており,おそらく人口集団における高齢者の割合が増加していることや治療関連性白血病が増えていることに多少の原因があると思われる。ベンゼンや放射線への暴露がMDSの発現に関係することもある。一部の続発性白血病の前白血病期(例,薬物や毒への暴露)には,骨髄異形成の診断上の特徴と,さらに異常で不完全な細胞産生がみられる。 オルゴール療法は心身の恒常性を取り戻す健康法です。薬を使わず、脳を正すことで、自律神経とホルモンの分泌を正常にし、様々の疾患を同時に治癒して行く療法です。「一つ一つの疾患を対処的に治すのではない」と云う言葉は重要な意味を持っています。ほとんどの症状は、自律神経とホルモンの分泌の異常から起こり、血液の循環を悪くし、体温を下げ、白血球が正しく稼働せず、免疫力を失い、一番弱い処に
症状として現れます。これが病気です。それを治す為に一つ一つに処方されます。薬や手術の功罪があって、副作用に苦しみ、生活の悪環境も手伝い、身体を元に戻す力を失っています。オルゴール療法は脳が正しくなれば、身体は良くなるという原
理に基づいています。ここに上げる50を超える症例の全てに優れた効果をもたらしていることを観て、オルゴール療法の真の姿を理解して頂きたいのです。殆どの方が4つ、5つの疾患から解放されている事実をご覧になって下さい。ご自分の一番関心のある症状を個々に理解されて後、全体をご覧になってみて下さい。その大きさに、広さに、本来身体に備わって
いる自然の治癒力をお感じになれるでしょう。ご自分にも当てはまると思って下さい。気がつかない病気までも良くしていく優れたオルゴール療法です。   病理MDSは赤血球系,骨髄系,巨核球系を含む造血細胞のクローン性増殖によって特徴づけられる。骨髄は正常ないしは過形成であり,無効造血のために様々な血球成分の不足が起こり,貧血が最もよくみられる。細胞産生障害のために骨髄や血中の血球に形態的異常が伴う。髄外造血が生じて肝腫と脾腫が引き起こされる。骨髄線維症がときに診断時にみられたり,MDSの過程で生じることがある。FAB分類は表138-6に示し
てある。MDSクローンは不安定であり,AMLに進行する傾向がある。
症状と徴候
患者はMDS分類と造血障害の程度によって様々な臨床症状を呈する。初期の症状は貧血に伴う脱力と易疲労感である。血小板と白血球の機能的ならびに数量的な異常の程度によって,出血や感染に伴う発熱がみられることもある。他の非特異的所見には,食欲不振,体重減少,(脾腫による


肺がん発生のリスクは高いので、一次予防の面からはなるべく早く禁煙をして下さい。肺がんの他にもタバコによって罹りやすくなるがんは多く、非喫煙者に比し、毎日喫煙する人では30倍以上も喉頭がんになりやすくなります。食道がんで2倍です。しかし、5年の禁煙で食道がんは50%減らすことができ、膀胱がんでは2年の禁煙で50%減少の効果が出ます。今からでも遅くありません。禁煙に心がけましょう。次予防次予防としての検診を受けていただきたいものです。一般外来で発見された肺がんと、検診で発見された肺がんを比較するすと、検診で見つかった人は手術を受けられる率が高く、またその病期も治癒率の高い1期の割合が高くなっています。肺がん検診は、胸部レントゲン撮影と喀痰細胞診により行います。肺門型肺がんは喫煙との関係が強く、早期にはレントゲン写真無所見が多いのですが、喀痰細胞診で発見することができます。特に50歳以上のヘビースモーカーは、肺門部肺がんに罹る率が高いので定期的に喀痰細胞診を行う必要があります。とりあえず、一度治療して、またある程度の期間を経ると戻るのか?
 
扁桃のラジオ波凝固手術とレーザー手術の違い、治療効果期間を教えていただきたく、お願い申し上げます。
質問B:のどの違和感とラジオ波凝固治療オ波凝固治療で扁桃を縮小させるだけでも咽頭腔を拡げることが出来ます。ラジオ波凝固治
療法は、口蓋扁桃肥大や慢性扁桃炎あるいは舌扁桃肥大が原因となっている咽喉頭異常感通常の手術手技による口蓋扁桃摘出手術には少なくないリスクが伴いますが、コブレーター
やセロンによる扁桃のラジオ波凝固治療は、慢性炎症を起こしている口蓋扁桃のボリュームをより安全に減少させることが出来ます。また、扁桃はそれほど腫れていなくても口蓋扁桃
喉頭癌は、頭と首の癌(頭頸部癌)の中では発生率の高い癌です。女性よりも男性に多く、これは喫煙や飲酒との関連性が高いためとみられています。
症状と診断喉頭癌は主に声帯やその周囲に発生し、しばしば声のかすれを生じます。かすれ声が2週間以上続く場合は、医師の診察を受ける必要があります。その他の


30%未満である。巨赤芽球の存在のため,葉酸とビタミンB12濃度の測定が必要となる患者もいる。クローン性の細胞遺伝学的異常によって診断が確定する。特異的なFAB分類を決定するために,血液と骨髄を徹底的に検査すべきである。  予後と治療
予後はFAB分類(表138-6参照)と合併症によって決まる。不応性貧血や鉄芽球を伴う不応性貧血の患者がより悪性のタイプへ進行するのはまれであり,無関係の原因で死亡することもある。
MDSのための治療は確定されていない。治療は支持療法であり,適応があれば赤血球輸血を行い,出血に対しては血小板輸血を施行し,感染症に対しては抗生物質療法を行う。サイトカイン療法(赤血球の需要を補助するためのエリスロポエチン,重症の症候性顆粒球減少を制御するための顆粒球コロニー刺激因子,および入手可能であれば重症の血小板減少のためのトロンボポエチン)は造血を補うのに重要な働きをする。同種骨髄移植は50歳以上の患者には勧められない。コロニー形成刺激因子(例,顆粒球コロニー刺激因子,顆粒球-マクロファージコロニー刺激因子)は好中球数を増加し,エリスロポエチンは症例の20〜25%で赤血球産生を亢進させるが,生存期間延長に対する利益は示されていない。患者の年齢と核型を考慮に入れても,AML化学療法に対するMDSの反応はAMLにおける反応と類似している。
外的なストレスから免疫力を低下させて甲状腺がんを発生させます。比較的進行の遅いがんとして知られ、ほとんどの甲状腺がんは、手術によって生命には影響が少ないとされています。甲状腺がんなどの再発予防にも優れた効果があると思に先ず自律神経失調を正常にすること。
交感神経の優位から全身の血行を良くし全身が温かくなります。
に胃腸など消化器系を正しくして栄養摂取をします。
にホルモンの分泌を正しくします。
に心身の自然の治癒力を引き出し、甲状腺がんの細胞の進行を抑止します。身体に受けた信号は、脳の視床下部で感知して、神経の中枢である脳幹から全身の神経へ伝達されて、心身の機能が正常に働くように本来出来ています。この仕組みが壊れた状態で多くの疾病が起こります。即ち自律神経系の異常が大きな原因とされています。大きなストレスやショックや人生での心の負担は自律神経の恒常性を壊して、心身に異常を来たします。その結果血行障害やホルモンの分泌の異常を訴えるようになると云われています。オルゴール療法では、強い響きのオルゴールを聴くことで先ず交感神経を大きく刺激して血液の循環を活発にします。心肺機能を高め酸素と栄養を全身に送り、細胞の活性を行います。次に徹底的なリラクセーションから副交感神経の優位を導きます。気持ちの良いとき末梢神経から血液中にアセチルコリンという化学物質が流れ血管の壁を柔らかくして栄養と酸素を運ぶ赤血球を末梢血管に運びます。リンパ球を沢山造り、リンパの流れを良くします。真のリラクセーションは成長ホルモンを豊富にします。脳幹は全身の主立った30種類を超えるホルモンの分泌が正しく行われているかどうかを監督する重要な働きをします。全身の血行がよくなると体内の有害物質や老廃物を体外に排出し、血液をさらさらにして、更に流れを良くします。血液の好循環は、白血球の流れややホルモンの流れを助け、抵抗力、免疫力を高めて細菌、ウイルスの侵入から身を守ります。ひいてはガン細胞の抑止力を高めることになります。身体を整えるための睡眠を必要限採ることが大切です。早く脱却することが重要です。オルゴールの響きにある高・低周波は脳幹を刺激し、血流を促進し、自律神経を正しくする為のコントロールを行います。ホルモンの分泌が正しく行われているかどうかを監督し全身の調節を行いり,血球細胞の形態は正常である。骨髄は穿刺と生検の両方で過形成である。診断時でも,ある程度の骨髄線維症を示す患者もいる血球アルカリホスファターゼ値は非常に低い。染色体分析によってほぼ全ての患者(95%)にフィラデルフィア染色体(Ph,かってはPh1と記した)がみつかる。第22番染色体がしばしばph
色体と呼ばれているが,正しくは癌遺伝子c-ablを含む第9番染色体の一部が第22染色体へ相互転座t922)しており,そこでは別の遺伝子bcrと融合し融合遺伝子(ABL-BCR)となり,
22番染色体の一部は第9番染色体へ転座する。ABL-BCRCMLの病理発生と発症に重要である。Ph染色体の不明な患者もいるが,遺伝子検査をすると(サザンブロッティング)bcr遺伝子の再構成がみられる
移行期には,貧血と血小板減少が発現する。好塩基球が増加することがあり,顆粒球分化が異常になる。幼若細胞の割合と好中球アルカリホスファターゼ値が上昇することがある。骨髄では骨髄線維症が進行し,顕微鏡下で鉄芽球がみられることもある。悪性クローンの変異によって,新しい異常核型を発現することもある。
より進行すると急性転化が起こり,骨髄芽球性(患者の60%),またリンパ芽球性(30%),巨核芽球性(10%)がみられる。こうした患者の80%で付加的染色体異常がしばしば起こる。 診断
脾種,幼若顆粒球と好塩基球および好酸球の絶対的増加を伴う白血球増加,白血球アルカリホスファターゼ低値,Ph染色体の存在により,CMLは比較的容易に診断できる。鑑別診断において,骨髄線維症患者における白血球増加は,通常有核赤血球,涙滴赤血球,貧血,血小板減少を伴う。癌や感染による骨髄系類白血病反応は,
絶対的好酸球増加や好塩基球増加がなく,白血球アルカリホスファターゼ値が上昇する。
 予後Ph陰性CMLと慢性骨髄単球性白血病はPh陽性CMLよりも予後が悪い。CMLの臨床像は骨髄異形成症候群の臨床像に類似している。BMTが効果的に行える症例を除いて,治療による治癒はない。しかし,IFN-αの適用によって生存中央値は34年から58年に延長した。患者の510%が診断後2年以内に死亡し,その後1015%が毎年死亡する;そのうち90%が疾患の移行期や急性転化の後に死亡する。急性転化期後の生存期間中央値は約2カ月であるが,寛解に達することができれば約812カ月まで延長できる。 続けながらでしたので、睡眠時間は毎日45時間程度。ようやく解放されたという時、たまった疲れがこういう形で現れたのでしょう。ガン血統というのも思いあたりました。1026日にいよいよ入院。1028日に前段階の簡単な手術を行いました。子宮以外にどこまで摘出するか判断するため、局所麻酔をかけて患部をはがして調べるのです。115日、その結果 が出てきました。先生は『ガン細胞がどこにも見当たらないんだよね』と不思議がっていました。、帰っていいよ』と言われてしまったのです。それならばと、さっさと退院させてを縮小させてから手術で摘出するなどの方法も行われています。
子宮体がん
手術、放射線、抗がん剤に加え、子宮体がんはホルモン療法が有効な場合もあります。基本は、やはり手術です。
外科治療
単純子宮全摘術と附属器の切除
〔後遺症などの心配〕
現在がん治療は、治療成績を上げることとできるだけ副作用が少なく、後遺症などが残らないこと、つまりより良く治すことを目的に研究されています。
抗がん剤の場合も副作用を抑える薬などが併用され、放射線治療も重い放射線障害が起こらない範囲で治療が行われています。それでも、ある程度の副作用があることはやむを得ないところです。
手術の場合、単純子宮全摘術ならばほとんど後遺症は残らないと言っていいでしょう。しかし、手術範囲が広くなるほど後遺症の危険も出てきます。リンパ節を切除した場合には、リンパ液の流れが障害されました。左胸の3ヵ所に小さな穴を開けて内視鏡を使って患部を切り取るもので、従来の手術と比べると、体の負担が極めて少ない方法です。切り取られた患部を見せてもらうと、白っぽくカッテージチーズのようでもあり、石灰化痕跡は残っていた


胃がん腹水

対象に行われることがありますが、この場合は手術後、人工肛門を作ったり、尿路や腟などの再建手術が必要になります。現在では、ほとんど行われなくなりました。
放射線療法


胃がん腹水


X線などの放射線を照射して、がんを攻撃する方法です。体の外からがんにむけて放射線を照射する方法(外照射)と腟と子宮腔の中に放射線を出す小さな線源を入れて、直接がんに放射線を照射する内照射という方法があります。
実際には、手術と併用する場合と放射線だけで治療する場合があります。・期になると放射線治療が行われることが多いようです。また、抗がん剤を投与して全身に転移したがんを叩き、その後放射線などで局所のがんを治療していくこともあります。



胃がん腹水

抗がん剤による治療
手術や放射線による治療は、局所のがんだけを攻撃する方法ですが、抗がん剤は作用が全身に及ぶので転移したがんなどを対象に行われます。



胃がん腹水


ものの姿が変わり、もはや『ガンではない』と言われたのです。主人も病院の治療は一切やっていませんでした。東京都在住の子宮ガンを克服されてから再発もなくお元気で過ごされています。発病した当時のお話とこれまでを取材しました。「あれは1996年の9月半ばのことでした。血尿が続いたので病院に行くと、子宮頸ガンであり、膀胱にも転移していることを告げられました。病院を後にしてタクシーに乗り込むと、車中で黙っていられなくなり、運転手さんに『私、ガンなんですって』と打ち明けました。すると思いもしない答えが返ってきました。その運転手

胃がん腹水


さんは『アハハハ』と笑い出し『笑ってれば治るよ』というのです。私もつられて笑ってしまいました。家族も深刻になることはありませんでした。帰宅して母に話すと『不摂生な生活を改めて早く治せばいいのよ』とあっさり言うだけ。食生活では刺激の強い辛いものを好み、お酒もよく飲みましたし、加工食品のお世話になって野菜不足など思い当たることが数々ありました。それにその年の春には、新しい職場に移動になったた

胃がん腹水


め、慣れるまでずいぶん神経を使いました。肉体の疲れを感じることも多く、それでも休まず働くだけ働きました。翌日、会社に休暇届を出すと、上司は『仕事のことは心配するな。治療に専念しなさい』と励ましてくれました。昼には帰宅。突然降ってわいたロングバケーションという気分。こんな機会

胃がん腹水

それでも手術に際して一つだけ条件がありました。この時、季節は実りの秋の真っ只中。私にとっては職場を離れることのできない季節でもありました。田んぼを持っているスタッフが稲刈りで休みを取るため、人手不足になるんです。稲刈りの終わる
10月半ばに手術を延ばしてほしいとお願いしたんです。 手術まで1ヵ月余りの時間ができた時、日本冬虫夏草を譲ってくれた知人がいました。私はジュースやお茶などをほとんど口にしないのですが、日本冬虫夏草だけはスンナリ飲め、1ヵ月の間、毎日たっぷりいただきました。
胃がん腹水


発病までの3年間を振り返ると、ずいぶん体に無理をかけていたようです。父の介護に始まり、実母、主人の母の介護と次々続きました。二人の母を同時に看てたときもあります。仕事を 
ます。従って脳幹を正しくすることがとても大切であることが判って来ました。その原理を基にしたオルゴール療法で沢山の疾患を改善しています。 

胃がん 腹水

胃がん腹水

うか3%の酢酸で細胞を少し軽く凝固させて観察しやすくして見ます。この白くなっているところは円柱上皮で、内側の細胞が外に出てきています。何もないように見えているところは扁平上皮です。その間が子宮がんになりやすいところです。(スライド24 この例ではこのへんが白く見えます。下の写真ではこのへんが白く見えます。こういうところを切り取って病理検査をします。先程の円錐切除をする場合にはこの外側をぐるっと切り取ります。そして組織検査に回します。(スライド25 子宮の外の皮膚である扁平上皮、中の皮膚である円柱上皮、この間にがんができやすいので、ここをずっと全周にわたって切除します。これを円錐切除と言います。断面を見ると円錐型に子宮の入り口を切り取ることからこの名前がついています。これをすることで子宮頸がんの全部の病変を確かめることができます。実際に男山病院でも何例もやっています。 (スライド26 切り取ったものを扇型に広げるとこのような形になります。実際には12等分して各切片にがんまたは前がん状態でないかどうか調べます。この症例では14切片にしてみています。(スライド27 実際に組織を見ると、少しの異型ではわかりにくいのですが、子宮の内側と外側、このへんに異型細胞があります。 (スライド28 もう少し進んで中等度の異形になると、基底のへんまで異形細胞があります。 (スライド29 高度異形成になると基底まですべての細胞が異型細胞で覆われています。ばらばらではなくて、一定の方向性を持って下から上に発育している様子が残っています。ということですべての細胞が異型性を持っていますが、この異形成でもまだ可逆的な変化で、もとに戻る可能性は半分以上あります。 (スライド30 これは0期の浸潤のない上皮内がんです。普通は皮膚と間質との間に境がありますが、この例ではこの境目はきれいに残っていても、この中は先程のような上方向への層形成が全くありません。ばらばらに細胞が並んでいます。(スライド31 これは扁平上皮がんがどんどん浸潤している像です。ぐるっと腫瘍の塊があり、基底膜との境目を全く作っていません。 (スライド32 子宮頸がんの期別分類(進行期分類)です。0期は先程から何度か出てきていますように、組織学的にはがんだけども浸潤していない状態です。Ia期は先程の0期と似ていますが、ごくわずか浸潤しています。膨れていたところにはちゃんと基底膜があり、最後の膜を残して腫瘍ができています。それだけの違いです。Ib期はこれがもっと大きくなって、目で見てわかるほど5mm以上の大きさになってきます。それでも5mmです。子宮の頸部に悪性腫瘍が限局している場合をI期と言います。II期になると膣壁、骨盤壁に向かって浸潤していきます。III期になると骨盤壁に至るか膣壁の下三分の二以上に至る場合です。IV期は遠隔転移があるか他臓器への転移がある場合です。(スライド33 がん検診の問題点を先程も申し上げましたが、1995年頃から死亡率が上がってきてきます。若い人がなかなかがん検診に来てくれないので、見つけられずに死亡に至るようながんが結構ふえています。また受診する人は何度も受けていますが、新しい方に来ていただけない。子宮頸がんになるリスク因子が最近だんだんわかってきたので、それを取り入れたがん検診が必要ではないか。それも議論されています。(スライド34 これまで頸がんについて話をしてきましてが、ここで体がんについて話をしておきます。体がんでもまず行う検査はやはり細胞診による検査です。そして超音波Bスコープ(膣式超音波)による超音波診断です。膣のほうから超音波を当てることで子宮内膜の状態がわかるようになってきました。またそれぞれで異常が認められた場合、子宮鏡検査といって子宮の中に内視鏡を入れて直接子宮の内膜を診る精密検査をします。それによって異常があれば、そこから組織検査のために採取してきます。その順番で検査をしています。(スライド35 子宮頸がんの検査では子宮頸部の細胞を採ってくればよかったのですが、体がんの検査になると内膜から細胞を採る必要があります。そのために子宮の中に例えばウテロブラシ、エンドサイト、エンドサーチなどの器具を入れて細胞を採ってきます。これだけいろいろな種類があるというのは、試行錯誤の過程であって一番いいのはどれかわからないということです。ともかく少しでも診断率を上げるためにいろいろな形の細胞採取器具を考えています。(スライド36 実際にそれらの器具で採ってきた子宮内膜の細胞です。子宮内膜ですので性周期によって幾分変わってきます。正常はこのような平面的なシート状の配列で薄い胞体をもった像がとらえられています。これは一つの細胞で、いくつも集まっています。これでも比較的平面的な配列になります。 (スライド37 これは分化型の内膜腺がんです。がんになると重なったような配列になったり配列の端ではごじゃごじゃして飛び出したりしています。非常に立体的になってしかも核が濃く染まっていびつな、先程の扁平上皮がんと同じような特徴を持っています。ただしこのように少し並んだ配列は腺細胞といって腺を作る細胞ですので、その配列を残したままいびつな立体的な配列を持つことが多い。 (スライド38 一方超音波Bスコープでは比較的痛みなく子宮内膜を観察できます。これが子宮がんです。内膜はこれですね。見えにくいかもしれませんが、薄いすじとして認められます。(スライド39 こちらのほうもこれが子宮で、こちらに薄い筋として内膜が確認できます。このような薄い筋や比較的柔らかいあまり厚みのない筋は正常な子宮内膜と考えていいと思います。この像では内膜はこれだけ厚くなっています。これも厚くなっています。このような症例は内膜がんの可能性があるので精密検査の対象となりました。その結果、幸いにもどちらもがんではなかったのです。(スライド40 精密検査の対象になると子宮鏡を使った検査をします。子宮の中に直接内視鏡を入れて観察して、この例ではここに病変がありますので、ここの組織を採取して病理検査にまわします。(スライド41 こういう感じでがんができます。子宮体がんの場合見つけるのがなかなか困難ですので、右図のように少し進んだ状態で見つかることが多い。子宮の筋肉の二分の一より少ない浸潤であれば初期がんと言えますが、右の症例のように子宮の壁の半分以上を超えているとやはり転移や骨盤への広がりなどを考えなければなりません。(スライド42 実際の組織は、分泌腺を形成する細胞はそのままですが、ほとんど間質が認められない、腫瘍細胞ばかりの塊になっています。 (スライド43 本題の子宮頸がんの検診の話に戻ります。死亡率が上がっている、受診者が固定化されてなかなか若い方に来てくれない、実際に若い方や新しく初めて受診された方にがんの発見率が高いという現状に加えて、子宮頸がんの原因としてウィルス感染が言われています。ヒトパピローマウィルス(HPV)の感染がほぼ100%原因となっていることが近年わかってきました。そこで感染しているかどうかの検査も大事ではないかという話になってきています。 (スライド44 若年者の罹患率、死亡率が増加しているので、若い人になんとか来てほしい。HPVの感染を考えた場合、30歳以上の方に検診したのでは遅いのではないか。このウィルスは性交で感染することが一番多いので、そこを考えると30歳以上というのはどうも不十分ではないか。(スライド45 そこで一昨年の4月、厚生労働省から子宮がん検診の対象を20歳以上に引き下げ、その代わり2年に1回、検診の内容は今までどおりやってくださいという通達がありました。医者の立場から言えば、20歳以上というのは大いに結構なのですが、2年間隔には問題があります。厚労省が2年間隔とした理由として外国のデータを根拠にしていますが、一番簡単な理由は公的な費用の問題でしょう。経済的な理由からそのデータを持ち出したと僕は思っています。外国の受診率は5080%くらいと非常に高く、そういう地域では2年間隔でそれほど不備はありませんが、厚労省はそれをそのまま日本に当てはめています。日本では20%くらいしか受診率がありませんので2年間隔にはだいぶ無理があります。(スライド46 いずれにせよ、20歳以上が対象になりました。1995年以降がん死亡率がふえています、若い人で上皮内がんの発生もふえています。上皮内がんあるいは前がん状態で発見できれば、円錐切除することで子宮を温存したままほぼ100%の治癒率で治療できます。若い人の治療では子どもが将来産めるかどうかは非常に大きな問題です。上皮内がん、前がん病変でとらえて円錐切除することで子どもを産むことができる治療が可能になるというのに大きな意義があります。特に若い人にはがん検診に来てほしいと願っています。(スライド47 実際のデータをお示しします。2004年4月から2005年3月までの1年間、京都府で地方自治体が行うがん検診を受けた方は6万2171人です。受ける対象人口は763982人ですから、受診率はわずか8.1%でした。そのうち68名にがんが発見され、発見率は0.11%です。平均的なパーセントだと思います。我が八幡市の対象人口は14340人、自治体による公的ながん検診を受けた方が1623人、受診率は11.3%。1名にがんが見つかっています。発見率は0.06%。この方は0期の上皮内がんでした。(スライド48 見つかった68人の内訳をみると、不明な方、分類していない方もいますが、51人がIA期までの初期がん、II期が4人、IV期が1人います。がん検診は症状がない方を対象にしていますので、それでも進行がんが見つかるということですね。そういう意味でも医者のほうでは1年に1回の受診をお勧めしています。厚労省は去年2年に1回と言いました。 (スライド49 実際にがんが見つかった人の受診歴をみると、初めて検診を受けた方または3年あるいはそれ以上の間検診を受けていなかった方にがんが多く発見されています。Ia期までを初期がんとすると、Ia期が8名いるのは仕方ないとして、去年受けて1年しか間があいてないのにII期の方が2人います。では毎年受けてもいっしょかという話にもなりますが、このお二人を詳しく調べてみると、ちょっと見つけにくい頸部腺がんで、診断が困難な子宮頸がんの一種でした。 (スライド50 原因としてほぼ100%、HPV感染によるもので、HPVは性行為によって誰にでも感染する可能性があります。 (スライド51 十代後半から20代の初交後数年以内に子宮頸部にほとんどの人が感染し、ほとんどの人は無症状です。多くは一過性でだいたい2年以内に90%は感染がなくなると言われています。ただHPVの中でも危険性の高いウィルスに感染したごく一部の人に前がん状態を作り、がんに進行すると言われています。昔はHPVに感染するとがんになると言われていましたが、性交があればほとんどの人にうつってしまうので、最近ではがん化するハイリスク型のウィルスでしかも持続的に感染しているとがんになると言われています。(スライド52 繰り返しになりますが、ハイリスク因子を考えた場合、20歳から検診というのは非常に意義があります。受けていない女性にはぜひ受けるようにしないと診断率も治癒率も向上しません。 (スライド53 HPV感染はセックスが始まるとほとんどそれで感染してしまいます。実際には30歳を過ぎると感染率は下がりますが、感染後何年かすると頸がんがふえてきます。5〜15年のタイムラグがあると言われています。(スライド54 性交渉か何かでHPVに感染した場合、それがハイリスク型のウィルスであって持続的に感染すれば、そのうちの1025%が強い前がん状態である高度異形性になり、そのうちの何%かががんになります。持続感染する率は初感染を起こした人の約10%しかありません。90%の方はHPVに感染しても何もなくそのまま消えてしまいます。 (スライド55 逆に年代別にがんの発見率をみると、1997年には3035歳が非常にふえています。昔に比べるとぐっとふえているのはHPV感染自体もふえているということだろうと思います。 (スライド56逆にHPVに感染しているかどうかを調べることでがん検診に使えるのではないか。これは外国のデータで日本ではこんなにきれいなデータは出ていません。外国ではどうも細胞診の診断率が低い。それに比べてHPVによる診断率は細胞診の診断率よりも高いという結果が出ています。逆に言えば、それを併せて行うことでほぼ100%に近い診断率が得られるのではないかというデータです。(スライド57 細胞診、HPV検査とも異常がなければ安心して受診間隔を延ばしてもいいのではないか、2年でもいいのではないか。逆に細胞診に異常がなくてもHPVに持続感染していることがわかったときには今までの1年検診で十分なのか、
半年検診にしなければならないのか。そういうことが議論されだしています。 (スライド58ではこれからの子宮頸がん検診をどうしたらいいのか。やはり1年ごとに受けることを推奨します。特に若い人、受診歴のない人には1年ごとに受けてほしい。1年ごとに受けることで前がん状態を見つけることができますし、前がん状態か0期までのがんであれば子宮を残したまま治療が可能です。そうすることで将来妊娠もでき子どもを持つことができます。その意義は非常に大きいと思います。  30歳以上になると、これはいろいろな批判はあると思いますが、連続して異常がなければ少し間隔をあけてもいいのではないか。先程のHPVの検査と細胞診に異常なければ2、3年間隔でいいのではないか。ということに将来なりそうですが、HPVの試験自体が今のところ保険適応されておりません。自費、検診に使うには無理があると思います。診断が難しいがんを含め検診で安心を得るためにはやはり1年間隔がいいだろう
というのがきょうの仮の結論です。   若い人、特に性交渉をもったことのある方については若くても検査を受けたほうがいいですよということがわかっていただければ、きょう聞きに来ていただいた価値が十分あったかと思います。どうもありがとうございました。 どうもありがとうございました。一つだけ質問させてください。肥満は子宮がんになりやすい体質ですか。 肥満の方や代謝病の方は診断の難しい体がん、子宮の中にできるがんになりやすいと言われています。ただもう10年以上前になると思いますが、結構大規模な統計を近畿地方でとってみました。アメリカでは肥満はリスク因子と出て
いますが、日本の肥満とアメリカの肥満とはどうも違うようで、10年ほど前の統計では日本の肥満はリスク因子に入りませんでした。何がリスク因子かというと、その場合は出血でした。その場合には必ず受けましょうと。それ以上のリスク因子はわかりませんが、一般的に言われているのは代謝病、肥満、糖尿病、高血圧、生理不順、不妊症、出産経験のない方、そういう人に体がんが多いということです。逆に頸がんは出産経験の多い方や初交年齢が早かった方や
パートナーが多い方に多いと言われていましたが、今ではHPVに感染し、それが持続している人ですね。HPV感染が明らかになったと言っていいと思います。HPVには100タイプくらいあり、そのうちの13タイプが頸がんを起こしやすいタイプだと言われています。そういうタイプに感染している人が一番のリスクとなります。さらに異型が少し進むと、細胞内の核の面積が大きくなります。薄いところに比べて濃いところがだいぶ大きくなり、形が少しいびつになっています。形から中層型の細胞だと思いますが、中等度の異形成になると小型の基底型の細胞が出る可能性もあります。(スライド19 もっと進むと、細胞質がより小さくなり、核がいびつになり、さらに核の中に模様が現れます。これは完全に高度異形成細胞です。このように正常から異形成へ、さらにがんに近い状態に変わってきています。

胃がん腹水

(スライド20 これは上皮内がんです。がんは浸潤するという定義に矛盾しますが、上皮内にとどまっている浸潤のないがんです。細胞内には実は細胞質はありますが、核が大きくなってほとんど核だけのような集合になって、厚


胃がん腹水

みがあるために少し立体的に見えます。そういう細胞の集塊です。こうなってくると、先程の高度異形成性細胞とは見れば違いはすぐにわかります。  異形成細胞と0期のがん細胞でどこが違うかというと、異形成は軽度から高度になるほどがんになる確率が高くなりますが、あくまでも前がん状態で、高度異形成の段階でも半分かそれ以上は正常に戻る可能性があ


胃がん腹水

ります。まだそのポテンシャルを持っていますが、0期のがんになると後はI期のがんに進みます。がんというのはそういう意味で一線が引かれてしまって、以降はこのままの状態でとどまるか進行してI期、II期のがんに進行していく性質の組織になっていきます。

胃がん腹水

(スライド21 扁平上皮がんの場合ですが、浸潤がんになるとかなり奇怪な形といいますか、とんでもない形、おかしな形の細胞がよく現れてきます。

胃がん腹水

(スライド22 一方、これも子宮頸がんですが、子宮頸部の入り口からかなり内側にできる腺がんです。腺がんは子宮の外から直視できない内側にできるので非常に見つけにくく、診断は扁平上皮がんと比べると難しい。ある程度


胃がん腹水

進行しないとがん細胞が出てこないというちょっとややこしい性質を持ったがんです。男山病院でも何例かあります。最近はこの頸部腺がんがふえています。今までは1割もないだろうと言われていましたが、最近の報告では子宮頸がんのうち1〜2割が内側にできる子宮腺がんではないかと言われています。

胃がん腹水

(スライド23 採取された細胞から実際に異常が出てくると、今度はコルポスコープによる検査をします。コルポスコープは膣拡大鏡といって、子宮の入り口を8〜10倍に拡大して観察する低倍率の顕微鏡と思っていただければい  胃がん腹水 いと思います。子宮の入り口を膣のほうから見ると、白い組織が扁平上皮でできている組織、赤い組織が円柱上皮でできている組織です。円柱上皮というのは子宮内膜の組織です。その扁平上皮と円柱上皮の間ががんになりやすく、子宮頸がんの場合はコルポスコープでちょうど直視できる位置にあります。そのために診断的価値が非常に高い。粘液をぬぐ

胃がん 腹水

胃がん腹水

ではこの仮説に一致する結果は得られていません。最近では、IGF-1によってリスクが高くなる可能性が指摘されています。
食事・栄養素に関しても、現状では確立された要因はありませんが、リスク要因として脂質、乳製品、カルシウム、予防要因として野菜・果物、カロテノイド(なかでもリコペン)、ビタミンE、セレン、ビタミンD、イソフラボンなどが候補に挙げられています。喫煙、体格、アルコール、身体活動についても、関連の可能性が探られています。
2.症状
他のがんと同じように早期の前立腺がんに特有の症状はありません。あるとしてもその多くは前立腺肥大症に伴う症状です。具体的には排尿困難(尿が出にくい)、頻尿(尿の回数が多い)、残尿感(排尿後、尿が出切らないで残った感じがする)、夜間多尿、尿意切迫(尿意を感じるとトイレに行くまでに排尿を我慢できない状態)、下腹部不快感などです。このような症状があり、たまたま病院を受診した際に前立腺がんの検診が併せて施行され、検査の結果、前立腺がんが発見されることがほとんどです。また前立腺がんが進行しても転移がない場合の症状は前立腺肥大症と大差はありません。
前立腺がんは進行すると骨に転移しやすいがんです。前立腺自体の症状はなく、たまたま腰痛などで骨の検査をうけ、前立腺がんが発見されることもあります。また肺転移によって発見されることもあります。
3.診断
PSA
検査
前立腺がんの診断に関して、最も重要なのは前立腺特異抗原(PSAピーエスエー)とよばれる腫瘍マーカーの採血です。PSAはとても敏感な腫瘍マーカーであり、基本的に前立腺の異常のみを検知します。PSA値の測定は前立腺がんの早期発見に必須の項目です。ただPSA値が異常であれば、そのすべてががんになるというわけではありませんし、逆にPSA値が正常の場合でも前立腺がんが発生していないということにもなりません。あくまで、前立腺がんを発見するきっかけとなるひとつの指標です。PSAの測定法にはさまざまありますが、よく使われているタンデムR法では4〜10ng/mlがいわゆる「グレーゾーン」といわれており、その場合には2530%にがんが発見されます。ただし4ng/ml以下でも前立腺がんが発見されることもあります。PSA値が10ng/mlを超える場合には5080%にがんが発見されます。100ng/mlを超える場合には前立腺がんが強く疑われ、さらには転移も疑われます。
PSA
検査は前立腺がんのスクリーニング検査としてはもっとも有用と考えられています。検診としてPSA検査を受けて頂く場合、PSA値が正常値以下であった場合の再検診の時期は、PSA値が1.1 ng/ml〜正常値以下では年1回、1.0 ng/ml以下では3年ごとが推奨されています。(前立腺癌診療ガイドライン 2006年版 日本泌尿器科学会編 金原出板)
PSA
値に異常が認められる場合
PSA
値に異常が認められる場合、専門医は肛門から指を挿入して前立腺の状態を確認する直腸診、あるいは肛門から専用の超音波器具を挿入する経直腸的前立腺超音波を行い前立腺がんの疑いがあるか検討します。
確定診断のための前立腺生検
PSA
値あるいは直腸診、経直腸的前立腺超音波検査により前立腺がんの疑いがある場合、年齢も考慮しながら最終的な診断を行うために前立腺生検が実施されます。近年では超音波をガイドにして前立腺を描出しておき、細い針で前立腺を刺し、6ヵ所かそれ以上から組織を採取する「系統的生検」が一般的です。これは画像で異常がない場所からも前立腺がんが発見されることが多々あり、診断率を高めるためにある程度の本数が必要だからです。
グリーソンスコアー
顕微鏡検査で前立腺がんと診断された場合、前立腺がんは腫瘍の悪性度をグリーソンスコアーとよばれる病理学上の分類を使用して表現します。これはがんの悪性度を5段階に評価するものです。「1」が最もおとなしいがんで、「5」が最も悪いがんを意味します。前立腺がんの多くは、複数の、悪性度の異なる成分を有しているため、最も多い成分と次に多い成分を足し算してスコアー化します。これがグリーソンスコアーです。たとえば最も多い成分が「3」で次に多い成分が「4」の場合、「3+4=7」と評価されます。グリーソンスコアーの解釈ではスコアーが「6」か、それ以下は性質のおとなしいがん、「7」は前立腺がんの中で最も多いパターンで中くらいの悪性度、「8」〜「10」は悪性度の高いがんと理解されます。この分類は治療法を考えるうえでとても大切です。
画像診断
前立腺がんと診断された場合、病気の広がりを確認するため、(CT、身体をエックス線で断面を調べる方法)あるいは、(MRI、強い磁場の中で生ずる電磁波をコンピューターでとらえて断面像を得る方法)、骨シンチグラム(アイソトープの静注によって骨転移の有無を調べる方法)が施行されます。これらにより局所での進行の程度、リンパ節転移、あるいは骨転移の有無を確認します。
CT
はリンパ節転移やがんの周辺への進展の有無を確認するために施行されます。MRIでは前立腺内でがんが存在している場所や前立腺内にがんがとどまっているか、あるいは前立腺外への進展がないか、精嚢への浸潤がないか、など特に治療として手術療法が考慮される場合には有用な情報が得られます。ただ全例に必要というわけではなく、専門医は状況を判断して必要な場合にどちらか、あるいは両方の検査を指示します。
骨シンチでは骨に異常がある場合には集積が強く描出されます。集積の度合いやそのかたよりなどにより骨転移があるかどうかを判定します。
4.病期(ステ−ジ)
触診所見、画像診断の結果などから前立腺がんの病期は決定されますが、前立腺がんの分類は複雑です。これは前立腺肥大症として手術が行われ、その結果、前立腺がんが認められた場合も含めて分類するためです。またPSA検査の普及にともない、触診あるいは画像検査などで特別がんを疑う所見がなかったにもかかわらず、PSA値の異常を認めたため生検を施行し、その結果がんを認めた場合をどのように分類するかということが必要となりました。
現在の分類では、前立腺がんを疑って検査を受けると、T1c以上の病期と分類され、前立腺がんを疑わず結果的に前立腺がんが発見された場合にはT1a.bと分類されます。PSA値の異常のみで生検を実施し、がんが検出された場合はT1cと分類されます。T2以上は触診、あるいは画像で異常があった場合の分類となります。
ともいうべき器官でもあります。乳房には乳腺と呼ばれる腺組織と周囲の脂肪組織が存在します。乳腺組織は15から20の「腺葉」に、各腺葉は「小葉」と呼ばれる部分に枝分かれし、小葉は乳汁を分泌する小さな「腺房」が集まってできています。各腺葉には乳管と呼ばれる細い管が1本ずつ出ていて、小葉や腺房と連絡しあいながら乳頭(乳首)に到達します。
乳癌はこの乳腺を構成している乳管や小葉の内腔の細胞から発生して、しだいに乳管や小葉を越えて増大していきます。癌細胞が乳管の中や小葉の中にとどまっているものを非浸潤癌、乳管や小葉を越えて外に出ているものを浸潤癌とよびます。この他癌が乳頭で湿疹様に広るパジェット病があります。この乳癌についてこれから説明していきます。
1. 2.
乳癌の疑いと言われた方へ   
A
乳癌が疑われる契機
乳癌が疑われる契機としては、乳房にしこりがあるという症状が大半です。それから、乳頭から分泌物がでる場合、そして最近では乳癌検診によって異常を指摘される場合も増えてきています。ただしこのような症状があるから必ず乳癌ということではなく、良性疾患が原因であることも少なくありません。良性の場合は多くの場合経過観察のみで治療対象とはなりません。ですからこのような症状があった場合には、あるいは検診で精査を指示された場合には、必要以上に深刻にならずに、まず専門医の診察を受け、適切な診断処置をうけるようにしてください。尚、乳房の痛みを訴えて来院される方も多くみられます。痛みそのものは一般には乳癌とは無関係であり、乳腺症とよばれる乳腺の変化に伴う症状であることがほとんどです。
乳癌は内臓の癌と違いからだの表面にできますので、視触診(目でみる、手で触ってみる)によってもある程度診断がつきます。さらにマンモグラフィーというレントゲン検査、乳腺の超音波検査も通常行います。これらの検査は簡便であまり苦痛を伴いません。(マンモグラフィーは、乳房をはさみこんでレントゲンをとるとき多少痛みますが、強い痛みではありません。)また乳頭から分泌液がでるタイプの方には乳管造影検査(乳頭の分泌液のでる穴から造影剤を注入してレントゲンをとる)や乳管鏡検査(分泌のある穴から細いカメラを挿入して乳管の中を直に観察する)を行います。これらの検査は多少の痛みを伴いますが、正確な診断のために必要な検査です。乳腺のCTMRI検査を行うこともありますがこれはむしろ乳癌と診断されたあとの拡がりを把握するためにおこなうことが多く、診断のために必ず必要というわけではありません。
C
組織検査・細胞検査 
さてこれらの検査で乳癌が疑われる場合、必ず細胞診あるいは組織診とよばれる検査を行い顕微鏡でみて癌細胞が存在することを確認しなければなりません。細胞診とは、注射器をしこりに刺して吸引することによって病変部分の細胞を採取する検査です。通常診察に引き続きその場で行います。痛みは伴いますが数秒でおわります。多くの場合はこの検査によって乳癌の診断を得ることができます。
組織診断は細胞診で確定診断が困難な場合に行います。針生検と摘出生検にわかれます。針生検は注射器の針よりも太めの針を用いて病変部位に針を刺し病変部分を採取する検査です。この検査は局所麻酔が必要ですが、麻酔後の痛みはありません。通常診察室にて行います。時間は、採取する量にもよりますが、数分から数十分かかります。また最近は針生検でも専用の吸引式の装置を用いて行うことがあります。この方が多くの組織を採取でき確実な診断ができます。毎週金曜日にこの検査を行っております。所要時間は約1時間で、検査後問題がなければ帰って頂けます。どちらの方法をとるかは担当医師の判断によります。
摘出生検は侵襲のある検査ですが最も確実に診断を得ることができます。細胞診や針生検にてどうしても診断がつかない場合に行います。当院では毎週月曜日の午前中に手術場で局所麻酔下で行っています。時間は約1時間前後です。
乳癌の特徴   
A
他の癌との比較 
乳癌といってもさまざまなケースがあり、タチの良いものも悪いものもあります。一般的には乳癌は他の臓器の癌と比較してタチがよいとされています。その理由は、@発育進行が他の癌と比べて緩やかなことが多い、A適切な治療によって多くの場合根治可能である、B残念ながら進行している場合や再発をきたし根治が困難であっても、症状に応じた有効な治療手段があることなどがあげられます。その結果5年生存率(罹患後5年後に生存している確率)10年生存率は他癌と比べて良好です。
また乳癌は世界的な規模で研究が進んでいる癌のひとつであり、新しい薬や治療手段が開発されています。当院でもこのような治療の開発に積極的であり、つねにより有効な治療、有益な治療に取り組んでいます。
B
乳癌は増えているのか 
 日本における乳癌の頻度は増加の一途をたどっており、現在1年間に約36千人の方が乳癌と診断されています(1999年全国調査)。罹患率は全国ででは大腸癌についで第2位、大阪で
は第1位です。また乳癌による死亡も現在日本の女性の癌による死亡の第4位(大阪では第5位)にあたります。検診による早期乳癌の診断率の向上や、食生活などの生活の欧米化、晩婚に伴う初産年齢の上昇などが原因と考えられています。
3. 4.
乳癌の症状 
乳癌が疑われる契機のところに記したように、乳癌の主な症状は乳房のしこりです。痛みに関しては通常は伴いません。乳癌の方で痛みがある場合、併存する乳腺症によることが多いと考
えられます。したがって痛みがある、あるいは痛みが出てきたということが、乳癌が進行しているということを意味しません。しこりの大きさは病状とある程度関係します(一番重要な因子ではありませんが)。通常短期間で(例えば診断がついてから入院待ちの間に)急速に増大するこ
とは考えにくいですが、何ヶ月あるいは何年も無治療で放置すればしこりは大きくなり、外からみても異常が判るくらいになります。また潰瘍といって、乳癌細胞が皮膚を破って外に露出し、浸出液が生じ、悪臭や出血をともなうようになることもあります。
しこりをつくらないタイプの乳癌もあります。その場合レントゲンでのみ異常陰影としてわかる場合と、乳首から血性の分泌液がでる場合とがあります。このような場合、しばしば診断に難渋することがあります。一般にこのようなタイプの乳癌はタチが良いことが多く、どうしても
甲状腺がん専門医
診断が困難な場合はやむを得ず厳重に経過観察のみをすることになります。
また特殊なタイプの乳癌でパジェット病という乳癌があります。これは乳首を中心に湿疹様の病変が拡がる病期です。
甲状腺がん専門医
その他、稀ですが転移病巣から乳癌がわかる場合があります。代表的な例はわきのリンパ節がはれてくる場合です。他臓器の癌や悪性リンパ腫など外の疾患でもこのような事はありますが、
乳癌はわきのリンパ節へは比較的転移をきたしやすいので、注意が必要です。
乳癌を治療せず放置した場合、しこりが大きくなるばかりでなく、周囲の組織に広がり、リンパ管を通ってわきのリンパ節や首のリンパ節、さらには血管を通って肺、骨、肝臓などの臓器へ転移して増殖し命を脅かすことになります。
4. 5.
乳癌の広がり(病期) 
乳癌の広がりを表す方法として大きく4段階にわける方法がとられます。詳しく説明すると
専門的になります。大体の目安としては、しこりの大きさが2cmまでのものは1期、2cmを超
甲状腺がん専門医
えて5cmまでのものは2期、5cmをこえるか、乳房の皮膚に変化のあるものは3期、乳腺以外の臓器に転移があるものは4期となります。多くの乳癌は第2期です。図に現在の日本における乳癌の病期分類を示します。シコリは甲状腺の中に出来たものですが、リンパ節は腫れていません。甲状腺癌とは思えませんが、はっきりさせるために検査が必要です。いつもそうとは限りません。特に針生検をしても癌の疑いが晴れない時は、手術を勧められるかもしれません。単発結節の約半数は手術を受けなければならない。甲状腺のシコリの中に出血したのだと思います。急に大きくなって痛いのはそのためです。液を抜くと縮んで痛みも取れます。後日、医師はこのシコリについて検査するでしょう。腫れてくるかもしれません。もしも、腫れてきたら再び液を抜くか、何回も溜まるようなら手術で切除します。検査では甲状腺機能は正常でした。しかし、生検でははっきりとせず、癌ではないという確信が持てません。はっきりさせるには手術するのが一番良い方法です。たとえ癌としても、予後は大変よいです。その必要はありません。将来は血中サイログロブリンという物質を測ることで癌の再発をみれます。サイログロブリン値で異常が出たときのみ、ヨードシンチが必要となります。多分、違うでしょう。TSHの抑制が足りないためにサイロキシン(チラージンS)の量が増えたのでしょう。TSHは残存している甲状腺癌組織を刺激するので低くしておかなければなりません。甲状腺ホルモンは正常上限にするのを目的をしていますので、のみすぎにはなりません。多分。あなたにはシコリは一つに感じるかもしれませんが、シンチでは甲状腺に大きな結節が多発しています。その所見は癌ではない可能性が高いです。乳頭とは、皺状の突起のことです。乳頭癌は、たくさんの突起があり、顕微鏡で見るとシダやシュロの葉のように見えます。顕微鏡で組織を丁寧に調べると、“正常”な甲状腺の10%程に小さな乳頭癌が見つかることがあります。病理学者がもっと丁寧にそのようなごく小さな癌を探すようにすれば、もっとたくさん見つかるはずです。これらの顕微鏡で見つかるような微小癌は、臨床的には重要性がなく、病気そのものより好奇心の対象のようです。言い換えれば、これらの小さな癌に似た腫瘍が大きくなったり、もっと重篤な悪性腫瘍になる傾向はないようだということです。
一方で、乳頭癌が甲状腺の中にかたまりを作るほど大きく成長した場合は、そのまま大きくなり続け、体のあちこちに広がる可能性があるため、臨床的に重要であると考えます。乳頭癌は甲状腺癌全体の約70から80%を占め、年齢を問わず発生します。毎年アメリカで新しく発生する乳頭癌のケースは、約12,000にしか過ぎません。しかし、これらの患者の平均余命の長さから、1,000人に1人はこの形の癌を持っているか、または持っていたと推測されます。乳頭癌はゆっくりと成長し、リンパ系を経由して首のリンパ腺に広がる傾向があります。実際に乳頭癌の手術を受けた患者の約3分の1で、腫瘍がすでに周辺のリンパ節に広がっていました(リンパ節転移)。幸いに、リンパ節転移があったとしても予後がいいことには変わりはありません。
乳頭癌が甲状腺の片方からもう一方にリンパ系を通じて広がることがありますが、やはり患者の予後には変わりはありません。甲状腺乳頭癌のある患者の予後を最終的に決めるものは、主に、見つかった時病気がどこまで広がっていたかによります。先に述べたように、リンパ節への転移のあるなしは、予後に影響しません。初期乳頭癌のある患者の85%は、腫瘍が甲状腺内にとどまっており、予後は極めて良いものです。
この状況での癌による25年死亡率は約1%で、これは100人の患者の内1人が25年経つまでに甲状腺癌で死ぬことを意味しています。それまでには、大多数は完全に治ってしまい、再発することはありません。年齢が50歳以上の患者や腫瘍の大きさが4cm以上の患者では、予後はそれ程よくありません。
初期乳頭癌のある患者の予後は非常に良いため、治療自体が有害にならないようにすることが大事です。このような軽いタイプの乳頭癌には、根治手術が適用されることはまずありません。甲状腺内乳頭癌のある患者の10%以下で再発が見られますが、普通は、首のリンパ節内の腫瘍細胞の成長による再発であり、生命を脅かすことはありません。これは、手術で取り除かれるのが普通です。
癌が成長して、甲状腺から周囲の組織に広がっているような患者では、あまり予後は良くありません。これは、甲状腺を取り囲んでいる線維性の被膜を通って、首の組織の中に癌が広がっていることを意味し、先に述べたようなリンパ節の関与はありません。非常に割合は少ないのですが(5%)、癌が血流に乗って離れた場所、特に肺や骨に広がる場合があります。このような離れた場所に移った癌(転移)は、放射性ヨード(後述参照)でうまく治療ができることが多いのです。甲状腺乳頭癌のある若い患者では、一般的に予後が極めて良いのですが、20歳以下の患者では幾分肺に広がる危険性が高いようです。正常な甲状腺は、濾胞と呼ばれる球形の構造からなっています。甲状腺癌で、これらの正常な濾胞構造を含んでいるものを濾胞癌と呼びます。濾胞癌はアメリカでは全甲状腺癌の1015%を占め、乳頭癌に比べ、幾分年齢の高い患者に発生する傾向があります<注釈:日本では濾胞癌の頻度は全甲状腺癌のほんの数%です>。甲状腺の濾胞癌は、乳頭癌より広がりやすいと考えられています。甲状腺濾胞癌のある患者の約3分の1は、浸潤は最小限で広がる傾向はありません。
このような場合は、非常に予後が良いのですが、残りの3分の2では、濾胞癌の浸潤性がもっと強いのです。血管の中に成長して入って行き、そこから離れた場所、特に肺や骨に広がることがあります。一般的に、50歳以上の患者に比べ、若い患者の予後の方が良くなっています。どのような形の癌であれ、甲状腺癌の一次治療はすべて外科手術です。より進行の早いタイプの乳頭癌や濾胞癌では、甲状腺全体の除去、または安全に取り除くことができるだけの分を取るというアプローチが一般に受け入れられています。甲状腺内乳頭癌や浸潤が最小限に留まっている濾胞癌に対しては、外科医と内分泌病専門医の間で、甲状腺の全摘出と、甲状腺の片方と峡部と呼ばれる2つの腺葉をつなぐ部分だけの摘出と、どちらの方がメリットがあるかということについて論争が続いています。
甲状腺内乳頭癌と浸潤が最小限の濾胞癌の予後は極めて良いため、手術の範囲は別として、2つの内どちらの外科的アプローチの方が良いのか証明することは困難です。したがって、これらの癌に対する管理に関しては、絶対的なルールというものはありません。腫瘍の行動について一般的な特徴はわかってきましたが、どの患者に対しても、甲状腺癌患者の管理に熟達した医師により、その患者にとって最良の治療が選択されます。乳頭癌や濾胞癌が一度血流に乗って周囲の組織、または離れた部位(特に肺と骨)に広がってしまったら、腫瘍を破壊するために放射性ヨード
(131-I)
を投与するのが一般的な治療となります。この治療を理解するためには、ヨードと甲状腺の関係を知ることが大切です。正常な場合、甲状腺は血液からヨードを取り込み濃縮します。そしてこの過程は下垂体からのTSH(甲状腺刺激ホルモン)により刺激されます。その後ヨードは甲状腺ホルモン(サイロキシンT4)を作るのに使われます。甲状腺癌または甲状腺癌が転移したもの

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は、正常な場合はごくわずかの量のヨード(または放射性ヨード)しか取り込みません。しかし、大量のTSHの影響下にある時は、甲状腺癌、またはその転移したものの一部は刺激を受けて、相当量のヨードを取り込むようになります。これにより、周囲の組織を損なうことなく、癌に直接大量の放射線が照射されることになります。甲状腺が存在しており、正常な量の甲状腺ホルモンを産

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生している場合は、下垂体のTSHの産生量は比較的低いままに留まっています。しかし、甲状腺全体が取り除かれたり、破壊されたりして甲状腺ホルモンのレベルが下がってくると、下垂体はTSHの分泌を急激に増やします。次にこのTSHが甲状腺癌を刺激し、放射性ヨードを取り込むようにします。

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広がった甲状腺癌に対し、放射性ヨード療法を行なう場合は、甲状腺全体を手術でほぼ完全に取り除き、残留した組織を放射性ヨードを使って破壊する必要があります。一度これを行なったら、首に腫瘍が残っているか、離れた場所に転移があることがわかっている患者には、TSHのレベルが十分に高ければ、試験量の放射性ヨード(通常は約2から10ミリキュリー)を使ってスキャンを行な

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います。もし、相当量のヨードが甲状腺癌の領域に集まっていれば、さらに大量の治療量の放射性ヨード(通常150200ミリキュリー)を与え、腫瘍の破壊を試みます。大量の放射性ヨードで治療を受けている患者は、体内の放射能の量が他の人に害を与えないレベルに下がるまで、数日間入院する必要があります。しかし、この治療は安全で、きつくないので、分化度の高い癌が肺に

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転移した症例に対しても、多数例を直すことが可能であることが証明されています。
より浸潤性の強い甲状腺癌のある患者に対しても、放射性ヨードが安全で有効であるため、多くの医師がそれ程浸潤性の強くない乳頭癌や濾胞癌にも、放射性ヨードを日常的に使うようになって

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います。このような場合は、放射性ヨードが手術後にまだ残っている微細な甲状腺組織を破壊するのに使われます。これにより、予後が改善され、サイログロブリンの血液検査(後述参照)を使って、患者の腫瘍の再発をより簡単にモニターできるようになりました。

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分化度の高い癌が広がり続けるような時は、手術を行い、放射性ヨードを投与した後でも、放射線の外部照射が有効な場合もあります。このような状況では、化学療法はあまり効果がありません。

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多くの方は、ストーマにビニール袋をつけて便をためます。近年は、装具[袋や皮膚保護剤]の発達が目覚しく、ストーマをつけた人々の生活は格段に改善されました。しかし、それでも、肛門を失うのは辛いことです。それが証拠に、直腸癌の手術方法は術後の排便機能が悪くなる危険をおかしても、出来る限り肛門を残す方向で発達してきました。出来るだけ肛門の近くで腸を吻合し、人工肛門にならないように、手術術式と手術器械が発達してきたのです。 しかし、それらの発達にもかかわらず、今でも、肛門を切除しなければならないような直腸癌の患者さんがいることは、事実です。そして、あなたが、その患者さんの、ひとりになるかもしれないと、主治医にいわれたのなら、手術によってお尻を失う可能性は高いでしょう。(かつて、そして今でも、医者は、患者さんに控えめに言うことが多いものです。) もし、あなたもそういう方のひとりであるのなら、以下の手術方法は、あなたが選ぶ手術法の1つの選択肢となります。 つまり、手術によって失った肛門をもう1度作る手術です。 手術法に名前をつけるのは、開発者の特権と考えていますが、実は今も、この手術方に、決定的な名前をつけていません。(たぶん、手術法の名前を問うだけの無意味な試験問題に記憶力のなさで悩ませられ続けたの苦い思い出が、手術法に名前をつけることためらわせているのだと、私は自己分析しています。)基礎研究が始まった、1990年代半ばには、「機能的会陰部人工肛門と呼んで発表していました。その後、手術内容は異なるのですが、似た名前の手術法があったため、それと区別する必要から、「生理的直腸肛門再建術 と呼んで、専門誌に発表しました。正確には、陰部神経を縫合して新しく作った肛門なので、近年では、手術方法を正しく表すためにその英語訳のの頭文字をとって、。しかし、この手術はそれ以外の工夫も併用している手術法であるため、正確には、名は体を表す、という風には、なっていないのが現状です。 直腸癌は、癌(ガン)の中でも治りやすい癌です。当院のデーターを示します.下のグラフは、、前主任教授の金澤暁誉教授の退官を記念して出版したデータブックから引用した、1980年から1994年までの直腸癌(204例)の生存率のデータです。 グラフを説明します. 1番上のラインが Aという進行度の直腸癌の手術後の生存率を示しています.'Aとは、癌が壁を超えない大きさのものを意味します.術後10年目の生存率が、90%です.2番目のラインが Bという進行度の直腸癌の手術後の生存率です.Dukes'Bは、既に壁を超えるぐらい大きくなってしまった癌ですが、5年生存率は、80%を超えます. もっとも下のラインが Cという進行度で、既にリンパ節に転移が見られる程度に進行してしまった直腸癌の手術後の生存率です.このようにかなり進んだ直腸癌でも5年生存率で50%です.10年目のデータはなぜか悪いのですが、(統計上の理由に過ぎないとおもいますが、)9年生存率でさえ、40%に近い結果です.(さらに、強調したいことは、現在ではこの当時と比べ物にならないほど、抗がん剤による化学療法が発達していることです。直腸癌の生存率はさらに改善しているのです。) ここに示したように、かなり進んだ直腸癌 でも、他の癌に比較して、よく治るものなのです.もし、直腸癌がけして治らないものであったのなら、肛門を切除してまで、なぜ、大きい手術をする必要があるのでしょうか。 治りやすいガンだからこそ、必要十分のしっかりとした手術をすることが大事なのです。 治りやすい癌(ガン)だからこそ、治すための手術を、おろそかにしてはいけません。人工肛門がいやだからといって、再発率を上昇させるような手術(データに基づかない小さな切除範囲の手術)を選ぶ外科医がいるのだとしたら、あまり、信用してはいけないと思います。あなたの、人工肛門を恐れる心に迎合してそのような手術をするだけのことで、本来のあなたの希望する治療とはことなるはずです。あなたの希望は、癌は癌でしっかり治して、かつ、人工肛門も避けたいというものであるはずです。 私たちは、肛門として自然に働くような、新しい肛門を再建する手術を行っています.直腸癌に対する手術は、治癒を目指したしっかりとした手術を行 います.いままで行われていた手術方法と比べて、何ら、手術する範囲に縮小はありません.その上で、自然な肛門の機能をつかさどるのに重要な役割を演じる陰部神経を縫合した骨格筋によって、新しく肛門括約筋を作り、肛門のあった場所に新たに肛門を作ります。【直腸癌、大腸癌の解説】 わたしたちは、肛門として自然な働きをする、 「新しい肛門を再生する手術(新肛門手術)」を1995年から行なっています。 直腸癌(直腸がん、直腸ガン)に対する手術は、治癒を目指した、しっかりした手術を行ないます。いままで行なわれていた手術法と比べて、何ら、切除する範囲に手心を加えることはありません。つまり、直腸癌の治る可能性を損なうことはありません。(200366日札幌で開催された日本外科学会総会で
発表済み.内容は後日発表しますが、その要約は、2002年までに新肛門の手術をされた19名と同時期にぎりぎり肛門側から切除し肛門を残した19名との比較で、新肛門には切除部位近くの再発は1例もなかったのに比較し、ぎりぎりで肛門を残した19例中5例で局所再発が見られたというものです.こ


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れは、統計学的にも意味のある差(偶然の差ではないという意味です.)でした。)そのうえで、自然な肛門の機能をつかさどるのに重要な役割を有する陰部神経を縫合した骨格筋によって、新しく肛門括約筋を作り、肛門のあった部位に新


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たに肛門を作ります。この手術法は国内外の学会や学術誌で情報公開していますが、現在のところ、われわれだけが行いうる手術法です。(欧米の教科書でも紹介されています)  胃がん腹水
直腸癌の切除に関して、医師も患者も、悩みながら手術法を決定します。なぜでしょうか。 それは、直腸が大切な働きをしているためです。
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大腸癌や直腸癌を治すためには、癌(ガン)をふくめて周囲の組織をいっしょにとる必要があります。大腸癌細胞・直腸癌細胞が目に見えない形で、周りに散らばっていることが、いくつもの研究で明らかになっているからです。つまり、治すためには、癌(ガン)だけくりぬくようなことはできません。 胃がん腹水

しかし、大腸の中でも直腸の場合は少し話が複雑になります。直腸のすぐそばには、肛門がありますから、肛門まで切除せざるを得ない場合には、人工肛門(ストーマ)が必要になってしまうというわけです。
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注:大腸とは、結腸と直腸をあわせて言う呼び名です。結腸は、直腸はで、大腸に見合うの専門用語はありません(強いてあげれば、 でしょうか。)が、とても便利な日本語です。] 胃がん腹水

では、人工肛門 ストーマと呼ばれるものは何でしょうか。それは、大腸の切離断端が腹壁に口を開けた、腸の開口部のことです。つまり、腸の一部が腹部に露出し、そこの孔から便が出てくるものを、人工肛門と呼んでいます。でも、これは肛門でも何でもありません。便が出るということでは、肛門に似

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ているのかもしれませんが、それ以外の肛門の働きはありませんので、便はただただ意識せずに、出てくるだけです。このごろでは、人工肛門と呼ばずに、単に「ストーマ」と呼ばれることが多いのもこのためです。

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を適当な位置に装着し、その後放射線源を挿入して(腔内照射法)治療します。放射線がたくさん照射されるのが、がん組織やその周囲のわずかな正常組織であるため、がんを治す確率が高く、しかも副作用が少なくできる治療法です。一般的には小さながんに効果が高い治療法です。外部照射と組み合わせて使われることもあります。放射線源の強さにより、24時間から7〜8日にわたって治療する場合と、数分の治療を数回繰り返す場合があります。長時間治療する方法を時間あたりの線量が低いので低線量率といい、短時間治療する方法は高線量率といいます。低線量率で長時間治療している間は、他の人に放射線があたらないように特別の部屋に入っている必要があります。高線量率の場合は治療するのは治療室内ですが、数分で1回の治療が終わりますので、それ以外は一般病室で過ごすことができます。高線量率治療では放射線源が強いので、医師、技師、看護師が放射線に被曝しないように、あらかじめ患部にチューブを入れておき、遠隔操作で線源を挿入します(高線量率遠隔小線源治療)。この治療法では線源が非常に小さくなったことや、コンピュ−タ−の発達などで従来治療が困難であった部位のがんへの治療が可能になってきています。 多くの放射線源は一時的に体内に挿入し、治療が終了すると抜去しますが、粒状の線源である金、ヨードでは刺入したままにしておきます(永久刺入)。永久刺入された場合は、身体から出る放射線が周囲の人に危険のない範囲に下がるまでの数日間、患者さんは特別の部屋に隔離されます。3)非密封の放射性同位元素による治療ヨードを体内に投与すると甲状腺組織に取り込まれることを利用して、ヨード131という放射線の一種であるβ線(ベータ線)を出す放射性同位元素(アイソト−プ)を、甲状腺機能亢進症や肺などに遠隔転移した甲状腺がんの治療に用います。 まだ、我が国で認可されていないアイソトープでの治療としては、痛みのある骨転移へのストロンチウム89による治療があります。また、悪性リンパ腫などの抗体と、アイソトープ(ヨード131やイットリウム90など)を結合したものを使用する放射線免疫療法は、我が国でも研究がはじめられています。5.放射線治療をがんの治療として決めるまでにはがんにかかった方が放射線治療医を直接受診することは非常にまれで、ほとんどが外科、内科などから紹介されて放射線治療医を受診します。紹介医に放射線治療についての大まかなことを聞いている場合がほとんどですが、専門医である放射線治療医とよく相談して実際に治療をするかどうかを決めることが大切です。放射線治療医は診察し、これまでのX線検査、血液検査などをよく検討し、これらに基づき放射線治療を施行する意義について、治療を受ける方及びご家族とよく相談します。放射線治療を施行するとしたらその目的は何か、治癒を目指すのか、がんによって生じている症状を和らげることなのか。治療によってどのような副作用がおこりうるのか。放射線以外の治療法にはどのようなものがあるのか。治療を受ける方は放射線治療のメリットとデメリットを納得するまで、放射線治療医に聞き、治療をするのか、しないのかを決めるのがよいと思います。6.放射線治療にかかわっている人たち放射線治療を実際に行っていくには、いろいろな職種の人たちのかかわりが必要です。例えば、国立がんセンター中央病院放射線治療部では、放射線治療医、放射線技師、放射線物理技師、看護師、受付事務が協力して治療を行っています。放射線治療医は放射線治療の方針決定、治療計画、治療中、治療終了後の診察などを行います。放射線技師は、担当医によって決定された治療部位へ放射線を照射します。治療機器の保守管理なども行っています。放射線物理技師は最適な照射方法、線量分布などを担当医とともに決めます。看護師は治療開始時に治療についてのオリエンテーションをしたり、治療期間中の副作用への対応などについてかかわります。受付事務は治療スケジュールを説明したり、診察日以外の医師診察を希望した場合などの窓口となります。7.放射線治療が標準治療となっている主な疾患根治治療と緩和治療に大別して、放射線治療が標準治療となっている主な疾患の治療の概略を以下に示します。他の疾患、状態でも放射線治療の対象になることはあります。実際の治療方法、詳細な治療成績などについては担当医からよく説明を受けることが必要です。1)根治治療(1)頭頸部領域のがんIII期の早期がんでは、はじめに行う治療が放射線治療でも手術でも治癒率に大きな差はありません。形態と機能が保たれる可能性がある放射線治療が主体となる治療が、まず勧められることが多くあります。放射線治療で治らなかった場合は手術が行われます。放射線治療は6〜8週の外部照射で治療することがほとんどですが、舌がんでは密封小線源治療が主に行われます。密封小線源治療が行われる場合があります。解剖学的部位が手術を施行することが難しいので、どの病期でも放射線治療が主に行われます。7週前後の外部照射で行われることが主ですが、密封小線源治療を加えることもあります。 進行したがんでは手術が治療の主体となりますが、手術ができないほど進行した場合は、放射線治療が行われます。抗がん剤と併用して行われる場合もあります。手術が施行されても腫瘍の残存が疑われた場合には手術後に放射線治療を行います。非小細胞肺がんでは、III期は手術が行われ、III期が放射線治療の対象となるのが一般的です。放射線治療は6〜7週の外部照射で行われます。肺門部のがんでは、密封小線源治療で治療を行うことがあります。抗がん剤と組み合わせて治療すると、放射線単独よりも生存期間が延長することがわかってきました。III期非小細胞肺がんの5年生存率は10%前後です。III期では全身状態がよくなく、手術に耐えられない場合は放射線治療が行われ、2040%の5年生存率が得られます。 遠隔臓器転移のない小細胞肺がんは、抗がん剤とあわせて治療を行います。放射線治療は4〜6週の外部照射で行われます。我が国でも乳房温存治療が増加してきました。乳房温存治療は、乳房部分切除手術に外部照射をあわせて行うのが一般的です。5〜6週の外部照射での放射線治療を行います。乳房部分切除のみの場合の乳房内再発2040%を5〜10%まで低下させることができます。進行した乳がんでは乳房切除術後、放射線を切除した胸壁や頸部に照射することがあります。我が国では、放射線治療の対象となるのは主にIII期です。外部照射と密封小線源治療を組み合わせて治療します。5年生存率は50%前後です。III期は、我が国では主に手術が行われていますが、放射線で治療しても手術とほぼ同じ成績が得られます。近年、増加してきているがんのひとつです。欧米では手術と同様に、放射線治療も多く行われている治療法です。放射線治療は6〜8週の外部照射で行うことがほとんどですが、密封小線源治療(高線量率イリジュウムまたはヨード131永久刺入)で行うこともあります。ADI期が放射線治療の対象となります。5年生存率は病期により異なりますが、手術成績とほとんど違いはない成績が得られています。眼球内にとどまっている場合は、眼球摘出、光凝固、凍結手術、放射線治療などで治療を行います。どの治療でも5年生存率は90%以上です。放射線治療は4〜5週の外部照射で行うことがほとんどです。密封小線源治療を行う場合もあります。放射線治療を主体とした保存治療を行った場合、約80%で眼球が温存できます。比較的早期の場合で、放射線治療単独で再発なく治癒した場合には、約90%の方に0.01以上の有用な視力が保持できます。ホジキンリンパ腫のIII期では、放射線治療単独または抗がん剤と併用して治療します。非ホジキンリンパ腫のIII期では、放射線治療と抗がん剤を併用して治療するのが一般的です。眼窩(がんか)原発のI期非ホジキンリンパ腫などでは、放射線治療単独で治療することがあります。放射線治療は外部照射で行い、治療期間は3〜5週です。治療は手術が主体で行われてきました。放射線治療の対象は手術ができないほど進行した方や、手術に耐えられない体力の人でしたので、放射線治療後の5年生存率は1020%でした。抗がん剤との併用の放射線治療が放射線単独よりも生存率を向上させるという臨床試験が報告され、最近は抗がん剤との併用で放射線治療されることが多くなってきています。従来の標準治療である手術にとってかわれる治療であるかどうかを確かめる臨床試験がいくつか行われています。放射線治療は6〜7週の外部照射で行われますが、密封小線源治療が外部照射とあわせて行われることもあります。良性腫瘍でも術後に重篤な神経障害がおこる可能性があり、完全に切除できない場合には放射線治療が有効です。悪性脳腫瘍の大部分では手術後に放射線治療を行います。治療成績は組織型により異なります。放射線治療は外部照射で行うことがほとんどで、治療期間は5〜7週です。 2)緩和治療(1)転移性骨腫瘍痛みを軽減する目的で放射線治療を行うことがあります。8090%の方で痛みが軽くなり、半分くらいの方がほとんど痛みを感じなくなります。外部照射を1〜3週の治療期間で行います。(2)転移性脳腫瘍   神経症状は、6070%が放射線治療前よりもよくなります。転移数が多数のことが多く、全脳照射が行われますが、転移数が少ない場合は方法(国立がんセンター中央病院では呼ばれる方法)で限局して治療をすることがあります。1〜3週の治療期間で行います。  胃がん腹水 がんが神経や血管を圧迫しておこす症状に対して肺がんや縦隔腫瘍が上大静脈を圧迫すると、頭部や上腕から心臓に戻ってくる血流が遮断され、顔面のむくみ、腕のむくみ、呼吸が苦しい、咳などの症状が出ます。  胃がん腹水 抗がん剤がよく効くがんでは、まず抗がん剤での治療が行われることが多いですが、2〜5週の外部照射をすることがあります。5090%で症状がよくなります。  胃がん腹水 転移性骨腫瘍により脊髄が圧迫されると、歩行困難、しびれや感覚がなくなったりします。状態に応じて手術または放射線治療が行われます。2〜5週の外部照射が行われます。  胃がん腹水 治療前の神経症状の程度で改善率が異なり、全く歩行ができない状態では神経症状が改善するのは10%程度ですが、神経症状が軽度であった場合は70%程度で神経症状が改善します。8.副作用  胃がん腹水 がんに対する他の治療と同様に放射線治療にも副作用があります。デメリットである副作用よりも、治療によって得られる効果のほうが大きいと、治療を受ける方本人や担当医が考えると治療が実施されます。  胃がん腹水 疲れる、食欲がなくなるといった全身の症状が出ることもありますが、放射線治療の主な副作用は治療される部位におこってきます。  胃がん腹水 副作用が出てくる時期は、放射線治療中または終了直後のもの(急性期)と、終了してから半年から数年たった後からのもの(晩期)があります。密封小線源治療
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外部照射法に対して内部照射法ともいわれますが、この用語はあまり使われません。管、針、ワイヤー、粒状などの形状となった容器に密封されたラジウム、セシウム、イリジュウム、金などの放射性同位元素を放射線源として使います。口腔、舌、乳房、前立腺などのがんでは、がん組織やその周囲組織に直接放射線源を挿入します(組織内照射法)。食道がん、子宮頸部がん、肺がんでは、食道、子宮腔、気管などの腔内にあらかじめチューブ
 

胃がん 腹水

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抗がん剤治療においては、体のことや薬の副作用を患者さん自身がよく知り、私たちと一緒に治療し、つらい副作用を防いだり、少なくしたりして、安心できる日常生活を送ることが最も大切です。安心してがん治療を続ける方法を、私たちと一緒に見つけていきましょう。 ここでは、「がん」と「抗がん剤治療」がどのようなものかということや、代表的な「抗がん剤の副作用」とその具体的な「対策」について紹介します。 また、「日常生活における注意点」も参考にして、より安全に、安心して抗がん剤治療を受けることに役立てていただければ幸いです。 内容は簡単にまとめてあるため、ここに書かれていないこともあります。 疑問や質問がありましたら、どうぞ遠慮なく医師や看護師、薬剤師などの医療スタッフにお尋ねください。2.がんについて正常な細胞は一定の規律をもって成長し、死んでいきます。ところががん細胞は異常で、分裂をいつまでも続け、まったく無秩序にどんどん増え続けます。  がんは、遺伝子に傷がついて起こる病気であるということがわかってきました。正常な細胞には増殖をコントロールする遺伝子があって、無制限に増殖しないようにブレーキをかけるのですが、何らかの原因で遺伝子に傷がついて、細胞の増殖をコントロールできなくなると、細胞は無秩序に増え続けるようになります。これががん細胞の特徴です。 がんは、体のさまざまな臓器や組織に発生します。がんの多くはかたまりをつくって大きくなっていきますが、造血器がん(血液がん)のようにかたまりをつくらないものもあります。体のどこかにがんが発生して、それが周囲にしみ出るように広がる「浸潤(しんじゅん))や、体のあちこちに飛び火する「転移)など、次から次へと新しいがん組織をつくることもがん細胞の特徴です。 がんの治療をして治ったようでも、そのときは残ったがん細胞がおとなしくしていただけで、時間が経って再びがん細胞が増殖してくる「再発」もあります。 また、がん組織はどんどん増殖しているので、他の正常な組織のための栄養をどんどん奪ってしまい、体は必要な栄養がとれず、衰弱してしまいます。 がん治療では、がんの種類や大きさ、部位、かたまりなのかそうでないのかなどによって、手術、抗がん剤、放射線などを単独で、もしくは組み合わせて行います。 がんの種類や進行の度合いにもよりますが、抗がん剤治療は次のような目的で行われます。            がんを治癒させるため             がんが転移・再発するのを防ぐため             がんの成長を遅らせるため             体のほかの部分へと転移しているかもしれないがん細胞を殺すため             がんによって起こっている症状を和らげるため 3.抗がん剤について1)抗がん剤治療とは抗がん剤治療は、内服や注射によって全身にくまなく抗がん剤を行き渡らせることにより、全身に広がる可能性のあるがん細胞や、すでに他の場所へ転移していたり、全身に広がっていると考えられるがん細胞を治療するものです。がんの種類によっては、第一選択の治療法として抗がん剤治療を行うことがあります。また、手術や放射線と組み合わせて補助的に抗がん剤治療を行うことや、がんを小さくするために手術の前に抗がん剤治療を行うこともあります。2)抗がん剤の種類「抗がん剤」は、その作用の仕方、作用する部位などによって、いろいろな種類に分類されます。いわゆる「抗がん剤」とは、がん細胞の細胞分裂過程に働き、がん細胞の増殖を妨げたり、細胞が成長するのに必要な物質を作らせない、あるいは過剰に産生させてがん細胞の死滅を促す「化学療法」のことをいう場合が多いです。この他にも、ある特徴を持ったがん細胞を攻撃する「分子標的薬」や、体内のホルモンの影響を受けて増殖するがんに対しては、そのホルモンを調節することによりがん細胞の増殖を抑える「ホルモン療法」なども、抗がん剤に含まれます。抗がん剤の多くは体のなかの正常な細胞にも作用するため、それが副作用となって現れてきます。化学療法は、分子標的薬やホルモン療法に比べて、一般的に副作用が強いのが特徴です。 がんの種類や状態、また個々の患者さんの健康状態によって、どのような抗がん剤治療が選ばれるかが異なってきます。がん細胞に対してより効果を発揮させるために、作用が異なる抗がん剤を組み合わせて用いることもあります。3)抗がん剤の投与方法抗がん剤には、錠剤やカプセル剤といった内服薬(飲み薬)と、点滴のように血管へ直接投与する注射薬があります。静脈のなかに点滴、注射するのが一般的ですが、がんの種類、状況によっては、動脈内、腹腔内、胸腔内、髄液中に投与することもあります。治療によっては、携帯用のポンプを使って、数日間にわたって持続的に抗がん剤を注入する方法もあります。 どのような間隔でいつまで抗がん剤治療を続けるかは、がんの種類、治療の目標、抗がん剤の種類や副作用の程度によって異なります。多くの場合、抗がん剤を投与する日と休む日を計画的に組み合わせ、そのスケジュールに沿って、繰り返し治療していきます。投与を休む日を加えることは、副作用を防止したり、体力や免疫力の低下などに注意する必要があるからです。もし抗がん剤の副作用が強く出た場合には、その量を減らしたり、投与を中止することもあります。 また、抗がん剤治療中に他の薬を使うと、薬によっては抗がん剤の効果や副作用に影響することがあります。以下に当てはまる場合には、医師またはその他の医療スタッフにお伝えください。            現在服用している薬がある。             健康食品や民間療法を行っている。 4)抗がん剤投与中の注意点抗がん剤の点滴は、腕の静脈や中心静脈という大きな血管に、プラスチック製の軟らかい針や、カテーテルと呼ばれる細いチューブを挿入して行います。この軟らかい針やカテーテルに、点滴用の管をつなげて点滴をはじめます。 点滴は、無理のないリラックスした体勢で治療を受けることができます。点滴の間、体や腕をまったく動かさずにいる必要はありませんが、腕の静脈に針を挿入している場合、体や腕の動きで点滴の針が抜けやすくなることがあります。点滴の管が引っ張られたり、体のどこかでふんでしまったりしないように気をつけましょう。 点滴を受けながら体勢を変えたり、歩いたりすることもできますが、不自由な点も多いので、点滴の前にはトイレをすませておいたほうが良いでしょう。腕の静脈から点滴する場合 針は、血管外に漏れにくい静脈留置針を使っておりますので、腕を動かしても簡単に針が抜けてしまったり、点滴が漏れることはほとんどありません。しかし、血管がとても細くて針が入りにくいときや、血管壁がもろくて弱いようなときには漏れることもあります。 抗がん剤の種類によっては、血管の外側に漏れてしまうと皮膚に障害をきたす可能性がありますので、針が入っている部分を安静に保つよう心掛けてください。 以下のような症状があるときには、針が抜けていたり、点滴が漏れていたりする可能性がありますので、すくに看護師を呼んでください。 入っているところに痛みがあるとき皮下組織に漏れてしまった場合、抗がん剤の種類によっては処置を行う必要があります。 点滴の針を抜いた後は決してもまないで、しっかりと押さえてください。押さえ方が不十分なときには、内出血を起こすことがあります。針を抜いた後、5分間を目安に、指で押さえて止血を行うようにしてください。 点滴が終わって針を抜いたときには問題がなくても、2〜3日後、針が入っていた部分に赤み、痛みや腫れなどが生じる場合があります。針を抜いた後も、数日間は変化がないか観察するようにしてください。  自宅に帰ってから、針が入っていた部分の痛みや腫れが現れてきた場合には、患部を冷たい水や湿布で冷やし、病院へ連絡してください。 中心静脈に挿入したカテーテルから点滴する場合 患者さんによっては、腕からの静脈ではなくて、中心静脈という体の太い静脈へ点滴するために、鎖骨の下の静脈、首の静脈からカテーテルを入れる場合があります。カテーテルを外に出したままにする方法と、ポートといってカテーテルごと皮下に埋め込んでしまう方法があります。ポートは、一度埋め込むと半永久的に使うことができますので、長期間点滴を行う場合や、腕からの血管が確保しにくい場合などに便利です。 腕からの点滴と同様に、点滴の刺入部に痛みがあるときや、刺入部の周りが腫れているときは、すぐに看護師に連絡してください。 4.抗がん剤治療の副作用について1)どんな副作用が起こるのか?抗がん剤(とくに化学療法に用いられる薬剤)は、どんどん分裂して増殖しているがん細胞に作用する薬です。正常な細胞でも、分裂速度の速い血液細胞や口腔(こうくう)粘膜、胃腸粘膜、毛根の細胞などは、抗がん剤の作用の影響を受けやすく、感染しやすくなったり(白血球減少による)、貧血・出血・吐き気・口内炎・下痢・味覚の変化・脱毛・皮膚の障害・爪の変化などの症状が副作用として現れます。また、心臓、腎臓、膀胱(ぼうこう)、肺や神経組織の細胞が影響を受けることや、生殖機能に影響がおよぶこともあります。 これらの副作用のうち、最も頻繁に現れる副作用は、(1)吐き気、(2)脱毛、(3)白血球減少の3つですが、副作用の起こりやすさは抗がん剤の種類によっても違いますし、また個人差もかなりあります。2)副作用を知ることについて  胃がん腹水 副作用には自覚症状の無いものもあります。抗がん剤治療を行っている間は、尿や血液などの定期検査を実施して、目に見えない副作用の早期発見に努めます。  胃がん腹水 あらかじめ予想される副作用を知り、対策をたてておくことで、心の準備ができ、過剰な不安を取り除けます。  胃がん腹水 また副作用の予防ができますし、実際に副作用が起こったときにも、早く適切に対処できるので症状が重くなるのを防げます。  胃がん腹水 副作用の予防については、患者さん自身が生活上注意したり工夫したりすることで、十分に効果を上げられるものも多くあります。また、抗がん剤の特徴にあわせ、副作用を少なくするための薬がいろいろと研究・開発され、実際の診療で用いられています。ワンポイントアドバイス  胃がん腹水 医師に伝え忘れたことはありませんか?次のような方は医師にあらかじめ伝えておきましょう。薬や食べ物に対してアレルギーのある方 妊娠中、授乳中の方   胃がん腹水 これから子供をつくろうと思っている方(女性も男性も) すでに薬を使っている方(他の診療科や病院でもらった薬、薬局で買った薬を飲んでいる方  胃がん腹水 民間療法や健康食品を利用されている方 今までに薬による副作用を経験したことのある方 今までに放射線治療や化学療法を受けたことのある方  胃がん腹水 3)抗がん剤治療の副作用と発現時期抗がん剤による主な副作用の発現時期

胃がん 腹水

胃がん腹水

胃癌ではじめに出現する症状は上腹部の不快感、膨満感などであることが多い。これらの症状は癌以外の消化器疾患、たとえば慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍でも認められ胃癌に特異的なものではない。これらの他の上部消化器疾患の症状に続いて、胃癌が進行すると腫瘍からの出血に伴う症状が出現する。便が黒色となったり、軟便傾向となる。さらに胃癌からの出血がつづき、貧血が進行すると、貧血による自覚症状、たとえば運動時の息切れ、易疲労感などの症状が現れる。さらに進行すると腫瘍の増大に伴い腹部にしこりを

触れたり、食物の通過障害、閉塞症状が現れることがある。このような症状を持つ人々は医師の診察を受けるべきである。日本では普通、消化器内科、消化器科の医師が専門的な診療にあたっている。


[編集] 診断
診断のために医師は患者の病歴を問診したり、身体所見をとり、画像診断や臨床検査を行う。次のようないくつかの検査が行われる。


 胃癌の存在自体を確認するには胃内視鏡検査かバリウムによる上部消化管X線検査が必要である。便の検査や血液検査では早期胃癌の発見は難しい。X線検査で異常が発見されたときも確定診断のためには内視鏡検査が必要である。内視鏡検査で、異常とおもわれる部位を医師が発見すると、組織の一部を一種のピンセットで採取する生検(biopsy)が実施される。生検標本は病理医に送られ、ホルマリンで固定後に染料にて染色され顕微鏡下にて癌細胞の存在の有無が確認される。場合によっては癌抗原による免疫染色が施される場合もある。生検とそれに続く病理検査が癌細胞の存在を確定する唯一の手段である。

 上記の検査で胃癌であることが確定すると、医師は画像診断(内視鏡やX線検査)で胃癌が胃のどの範囲に広がるか、どの深さまで浸潤しているか、肝臓などの他の部位に転移していないかを調べる。胃癌は肝臓、膵臓など近傍臓器に浸潤・転移することがあり、胃の周辺リンパ節への転移は頻度が高いのでCTスキャンや腹部超音波診断でこれらの部位を検査する。肺にも転移するので、検査が必要である。これらを総合して病期(stage)の判定が行われる。これは治療方針決定に重要である。日本においては早期胃癌は大きさ、リンパ節転移に関係なく、深達度が粘膜内、粘膜下層にとどまるものと定義されている。


[編集] 病期
胃癌の進行度は、T:原発腫瘍の拡がり、N:リンパ節転移の拡がり、M:他臓器への転移の有無 の3つの指標で評価される。それらの組み合わせを生存率がほぼ等しくなるようにグループ分けしたのが病期(Stage)であり、数字が大きくなるほど進行した癌であることを表す。国際的にはUICC(International Union Against Cancer)のTNM分類が用いられるが、日本では胃癌取扱い規約による病期分類が広く使用されている。

たとえば胃癌取扱い規約(第13版)によると、胃の固有筋層まで浸潤する腫瘍で(T2)胃壁に接するリンパ節(1群)のみに転移があり(N1)他臓器への転移がない場合(M0)、StageIIとなる。ちなみに胃癌取扱い規約は日本胃癌学会から出版されており、書店で購入することができる。

最終的な病期診断(Final Stage)は手術後に確定する。外科医は主たる病変を切除するだけでなく、腹部の他の部位の組織サンプルや近傍リンパ節を郭清する。これらの全ての組織標本は病理医の癌細胞検査を受ける。最終的な診断はこの病理検査結果を根拠にして決定され、手術後の治療が必要かどうか判断される。

胃癌取り扱い規約によると肉眼的分類として

T1
癌の浸潤が粘膜(M)または粘膜下層(SM)にとどまるもの。リンパ節転移の有無を問わず、早期胃癌といわれることが多い。粘膜筋板から0.5mm未満をSM1、それ以降をSM2と細分化することもある。
T2
癌の浸潤が粘膜下組織を超えているが固有筋層(MP)または漿膜下組織(SS)にとどまるもの。
T3
癌の浸潤が漿膜下組織を超えて漿膜に接しているか、またはこれを破って遊離腹腔に露出しているもの(SE)。
T4
癌の浸潤が直接他臓器まで及ぶもの(SI)
TX
癌の浸潤の深さが不明なもの。
その他のTNM分類としてはN:リンパ節、H:肝転移、P:腹膜転移、CY:腹腔細胞診、M:遠隔転移がある。


腹腔細胞診を行っていない。
遠隔転移の有無が不明である。
こういった分類をする意義としてはこららによってクリニカルステージが決定されクリニカルステージによって治療法が決定されるからである。基本的にN3やH1、P1、CY1、M1となれば無条件ステージWとなり予後は厳しいということになる。

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[編集] 治療
胃癌の治療方針は、腫瘍の大きさ・部位・拡がり、病期、全身状態、あるいは患者の希望など様々な要素を勘案し決定される。

日本では長い間、胃切除+D2郭清(2群リンパ節までの郭清)が標準治療とされ実践されてきた。しかし近年、診断技術の発達により早期胃癌の割合が増える一方、内視鏡的切除や縮小手術が開発され、多様な治療が行われるようになってきた。

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こうした状況を踏まえ、科学的根拠に基づいた治療の標準化を目指して2001年に日本胃癌学会による「胃癌治療ガイドライン」が作成された(最新は第2版;2004年4月)。 ガイドラインでは、これまでに集積された膨大な症例の解析を基に、癌の進行度(腫瘍の深達度、大きさ、分化度、リンパ節転移の有無、遠隔転移の有無等)に応じた治療法が規定されている。 たとえば、

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深達度がM(粘膜内)で、N0(リンパ節転移なし)、分化型、2cm以下、潰瘍形成なし、であれば、内視鏡的粘膜切除術
StageIIもしくはIIIAなら、2群リンパ節郭清を伴う胃切除術(=定型手術)
StageIVなら、(姑息的手術+)化学療法(+緩和治療)
などといった具合である。

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一方、欧米では胃癌の治療方針に大きな違いがある。日本の医師が広範なリンパ節郭清を伴う胃切除を行い、手術による癌の完全切除を重視するのに対し、欧米では手術は最小限に済ませ、術後の化学療法や放射線療法を重視する傾向にある。(後述「外科手術」も参照)


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治療内容について説明されると、患者は最新の治療法について知りたいと考えるものである。癌の治療法の一部は臨床治験や未承認治療と呼ばれる実験的な医療もある。

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治療方針の決定は癌の進行度や、患者の全身状態に応じていろいろと複雑である。場合によっては、診断や治療計画について患者が他の専門の医師に意見を求める行為(セカンドオピニオン)は、十分な治療を行ううえで手助けとなる。胃がん腹水

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胃がんは最近少し減っておりますが、胃がん腹水胃がんは最近少し減っておりますが、日本でもっとも多いがんです。日本胃癌は、胃がん治療ガイドラインを公開、当院もそれにそって胃がん診療を行っております。また一般の方々にやさしく胃がんを解説した「胃がん治療ガイドラインの解説(一般用)」胃がん腹水(金原出版株式詳しくはそれを読んでいただきたいのですが、ここではごく手短に胃がんについてまとめました。
胃がんの転移 胃がんは胃の内側の粘膜から発生します。がんが大きくなると下図のように胃の内側から外側へ胃の壁深くに進み、壁を突き抜けて発育します。これを浸潤といいます。又、胃がん腹水がんは転移します。がん細胞がリンパ管に入りリンパ節に転移するのをリンパ行性転移、血管に入り肝や肺などに転移するのを血行性転移、がんがおなかの中に種を播いたように転移し腹水がたまったりするのを播種性転移といいます。

 胃の周囲にはたくさんのリンパ節があり、それらは互いにリンパ管によってつながっています。胃がんが進行するとリンパ行性転移により胃周囲リンパ節へ次々と転移しますが、胃がん腹水手術で転移リンパ節を取り去ることである程度治すことが出来ます。しかし、血行性転移や腹膜に広がったりした場合には、完全に治すことは難しくなります。

進行度(病期) 胃がん腹水がんが胃の粘膜にだけにあると多くの場合転移がなく、内視鏡や簡単な手術で治療することができます。がんがリンパ節に少し転移をしていても切り取る範囲を大きくすれば治すことは出来ますが、肝や肺など遠くに転移している場合には手術だけで治すことが出来ず、胃がん腹水抗がん剤などが必要になります。

 このように、胃がんの進行具合(これを病期あるいはステージといいます)により治療法が変わります。胃がんが胃壁のどの深さ(T)、どのリンパ節(N)まで転移しているかを目安に、総合的に病期(ステージ)を決めます。IA,IB,II,IIIA,IIIB,IVの6段階に分け、胃がん腹水IAが最も早期、IVが最も進んだ癌です。

 IA、IB期は早期癌で治る可能性が高く、胃がん腹水特にIAでは内視鏡による手術で治ることがあります。II,IIIA,IIIB期は進行癌ですが、その病期に応じた手術を行います。IV期は、がんが進行して遠くの臓器へ転移した状態で、胃がん腹水治すことが難しい。胃がんを顕微鏡で見ると、胃や腸の粘膜のなごりを残したがん(分化型)と、そのなごりの少ないがん(未分化型)に分けられます。

 未分化型は、胃がん腹水小さくてもリンパ節に転移することがあり、原則的に内視鏡で治療はしません。このように、がんの種類や進行度により治療方法が異なりますので、胃のX線検査(上部消化管透視)、胃内視鏡検査、CT、超音波内視鏡などの検査により総合的な診断を行います。
治療方法 胃がん腹水やはり主になるのは手術でしょう。胃がんの部位と広がりに応じて胃の出口側を切除する幽門側胃切除、入口側を切除する噴門側胃切除、胃全部を切除する胃全摘術を行います。IA期では、すでに述べました内視鏡による手術や、胃切除しても胃周囲リンパ節郭清を一部省略する縮小手術が可能です。胃がん腹水IB、II、IIIA期では、胃切除と進行度に応じたリンパ節郭清を行います。がんが他臓器に浸潤している場合などは、胃とともにそれらを切除することもあります。

 胃がん腹水がんが確実に取りきれる可能性があれば積極的に手術(治癒切除といいます)を行いますが、がんが取りきれないとき(非治癒手術)には必ずしもその必要はなく、抗がん剤や放射線など他の治療方法の組み合わせを考えます。がんが進行して腸がつまった場合(腸閉塞)などには、バイパスなどを作って食べられるようにする姑息的手術をすることもあります。又、緩和療法といって、胃がん腹水がんによって起こる痛みなどのさまざまな苦痛をとることに重点をおいた対処の仕方もあります。
入院期間 胃がん腹水手術後かなり食事が取れるようになって退院していただきますので、幽門側切除では約3週間、胃全摘では約4週間の入院となります。抗がん剤治療を続いて受けられる場合には、さらにそれから数週間を要します。費用は、幽門側切除胃全摘でこのうち患者様のご負担は、胃がん腹水加入健康保険の負担率に応じた金額になります。
 下図は当院外科における胃がん手術症例の5年生存率を表したグラフです。(胃がんの手術後胃がん以外の病気で亡くなられた他病死の人数も含まれています。)胃がん腹水

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